|
カテゴリ:作詩・物語
◆◇◆◇1◆◇◆◇
ある森の奥深くに ひとりぼっちのうさぎがおりました ひとりぼっちのそのうさぎは ずっとひとりぼっちだったので ひとりで生きていくことに なんの疑問ももっていませんでした 毎日 おいしい葉っぱを食べて 水を飲んで 過ぎ行く風に吹かれながら 綺麗な空を見上げて過ごしていました ある日 いつものように空を見ていたときでした 空のむこうから 大きな鳥が うさぎめがけて降りてきました 「わたしを 食べるの?」 うさぎは鳥に問いました 「いつもひとりでいるだろう?そんな命なくても同じじゃないか」 鳥はうさぎに問いました 「ひとりだと生きている意味は無いの?」 鳥は答えることができず 飛び去っていきました ひとりぼっちのそのうさぎは どうして自分がひとりぼっちなのか 知りたくなりました そして 答えを探す旅に出ることにしました 注:レイの自作の物語です。転載・盗作・転用は禁止します お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.28 14:27:44
コメント(0) | コメントを書く
[作詩・物語] カテゴリの最新記事
|
|