7月24日のこと
義父は部屋の隣にあるトイレに間に合わずに漏らしてしまうようになったので、義父のベットのそばにはポータブルトイレを置くようにしました。
でも最近は立ち上がってそのポータブルトイレに座るのも大変な様子です。
無理ならオムツの中にしてくれたら良いのですが、どうしてもそれが嫌なようで、すごく時間をかけて座ろうとしています。
きっと家族の手間をかけるのが申し訳ないと気を使ってくれているのでしょう。
今日ポータブルトイレに座るのを手伝っていると、姿勢が保てないのかゆっくりと崩れてきました。
前かがみになり両膝を着く形になったのを見て、ベットに抱えて上げようとしたのですが、ふと(このままでできないだろうか・・・)と思いました。
で・・・ベットに上半身だけを乗せて、両膝を着いたまま腹ばいにして「お義父さん。今の姿勢はしんどいですか?」と訊くと、「平気だよ。」と返事がありました。
「じゃぁ・・このまま用をたしちゃいましょう。ちょっと足を広げてみてください。」と両足の間にポータブルトイレの中のバケツだけを置いてみました。
するとうまい具合に置くことができました。
「これで大丈夫だから、お義父さんのペースでしてもらって良いですよ。どこか痛かったりしんどかったら言ってくださいね。」
と私が言って少し時間を置くと尿が出て、それから便も出すことができました。
終わったらお尻を拭いて義父をベットに戻してオムツを付けました。
「良かったの~ 汚れんかったの~」とニコニコしながらとても嬉しそうな顔の義父。
「そうですね。私も楽でしたよ。」と言いました。
義父が喜ぶのなら、今度からはしばらくこの方法でやってみようと思いました。
7月25日のこと
今日は介護保険を使って頼んでおいたテーブルが届きました。
ベットに居るまま食事をするときなどに使います。
前後に動かせて、高さも調整できるのが便利ですね。
7月26日のこと
写真はこの間の訪問看護の時に、看護師さんから勧められて購入した介護用品です。
寝ている人の体を動かす時に、このつるつるしたシートの上に寝かせていると楽に動かせるそうです。
お尻が汚れた時に使う洗剤や洗い流すために使うシャワーボトルも買いました。
看護師さんが「お尻を洗うだけなら、無理に購入しなくてもペットボトルで代用できますよ。」と言ってくださったのですが、母の世話をしていた時に、ジャバラになった部分が角度がつけられるから、シャワーボトルのほうが使いやすかったので、今回も買いました。
尿パットの使い方も教えていただきました。
長く母や祖母の世話をしてきた私も、男性は初めてなので、どうしたら良いか困ってしまいました。
パットをあてていても、どうしてもずれてしまって、尿漏れになってましうのです。
だから毎回パットもオムツも交換しなければなりませんでした。
それで看護師さんに訊ねると・・・「パットのギャザーの部分に少し切り込みを入れて、その穴に〇〇〇を通してから包み込むようにすれば、ずれませんよ」と教えていただきました。
(なるほど・・)と感心しました。
そのようにしてからパットをあててオムツを履かせたら、オムツまで漏れる回数が減りました。
パットに比べて外側のオムツは結構価格がするので、助かりました。
ただし、切込みをいれるのは、ギャザーの部分です。内側に切込みが入ってしまうと、中のポリマーが出てきてしまうので、それが肌につくと取り除くのが大変になりますので要注意です。
7月28日のこと
義父の部屋はクーラーがあり、いつも室温には気を付けていますが、寝ている間に口呼吸をしているので、どうしても口の中が乾燥しているようです。
口腔内が乾燥していると、喉が痛くなったり、細菌が繁殖したりすることもあるので心配でした。
それで、テレビで放送されていた小型のクーラーを購入して、義父のベッドの枕元に置いてみました。
このクーラーは水を入れて動作させるものですから、加湿ができると思ったのです。
これを置いたことを知らなかった義父は、目覚めた時に義母に「どうしたんか・・今日は喉が痛くないぞ」と言ったんだそうです。
義母がクーラーを見せると「そうか・・・」と喜んでいたそうです。