嬉しい知らせ
今年の友人から送られてきた年賀状に、初孫誕生の知らせが書いてありました。これを見た時、胸がいっぱいになって、嬉しくて嬉しくて泣いてしまい、思わず彼女に電話を掛けました。彼女との出会いは、独身時代に私が働いていた職場に彼女が途中入社して来た時です。とても人懐っこくて、素朴な優しい笑顔の女性でした。すぐに仲良くなって職場の仲間と一緒に食事に行ったり、遊びに行ったりする仲になりました。でもそんな彼女を好きになったのは、同じ職場の男性でした。初めて彼女を紹介した時の彼の表情を見たときに(あ・・・恋に落ちたな・・)って感じました。二人はすぐに付き合い始め、その後めでたく結婚したのですが、なかなか子供に恵まれませんでした。二人が結婚後も付き合いを続けていたので、時々会っては話を聞いていたんですが、不妊治療を何年も続けても授からないことで、ノイローゼ寸前までなってしまい、本当に苦労したのです。そして・・・もうあきらめよう・・と決めかけたところで、やっと妊娠して女の子が生まれたのです。でも、その娘さんが10代の時に、卵巣の病気にかかり摘出する手術をしました。彼女は「こんなに若くてこんな病気になるなんて・・・私の不妊治療が原因かもしれない。ホルモン治療を続けたから・・・娘に子供ができなかったらどうしよう・・・私のせいだ」と悩んで悩んで泣いていました。その時私は「片方の卵巣は残ってるんだから、きっと大丈夫だよ」と慰めていましたが、何年もずっと心配していたのです。その娘さんが結婚し、無事に男の子を出産した知らせ。こんな嬉しいことは無かったです。「おめでとう! 良かったね」と言うと「ありがとう。主人とも話をするのよ。私たちが孫を抱ける日がくるなんて、信じられないね・・って」と嬉しそうに話していました。