父と病院へ
今日は父と病院に行った。心電図・心エコー・血液検査・血ガス検査・X線・膀胱鏡などの検査を受けた。手術・入院には必要な検査なんだろうけど、あまりに沢山だから検査を受ける父だけでなく、付き添っている私もすっごく疲れた。まず病院内の地図を渡されて、「①の心電図が済んだら、次は②の心エコーへ・・・」という感じで説明されるのだが、覚えるだけで大変だった。間違えていつも行っていた2階の採血検査に行ったら、「血ガス検査があるので1階の採血検査室に行って下さい」と言われたりして、馴れない病院内で父と一緒にうろうろした。目的の検査室の受付で本人である証明書の緑のファイルと白い検査ファイルを渡して、検査が終わったらファイルを受け取り次の検査室に行くのだが、次の検査室の受付で「・・・緑のファイルは?」と言われて前の検査室に戻って探して貰ったり(結局職員さんが私に渡しそびれて机の上に置いたままだった)・・・と何度もフロアを上がったり下りたりした。高齢の親を連れて検査室を渡り歩くのは大変な作業だ。歩くスピードを合わせて、転ばないように気を付けながら歩かなければならない。検査室を間違えたら、同じ廊下を行ったり来たりしてしまった。子供のように落ち着きのない父は、検査室の受付に予約をしている間、ちょっと目を離すと勝手にどこかに行ってしまって、探さなければならなかったり、検査の内容の説明を本人が理解できるように通訳したり・・・若い患者なら簡単なことでも、高齢になるとこんなにも大変なんだ・・・まして具合が悪くなって来ているのだから、歩行も認知力も落ちている状態だろうに・・・父には私が着いているけれど、付き添いの人が同じように高齢の配偶者だったり、付き添う家族もいない患者だったら・・・これからの高齢化社会はなんとかしなければ病院に行くことさえできなくなってしまう・・・と思った。