仙台四郎ってご存知ですか?
突然ですが、「仙台四郎」って誰だかわかりますか?「仙台四郎」は本名を芳賀四郎といい、江戸末期の仙台に生まれた実在の人物で、鉄砲職人の家庭に4番目の子として生まれました。生家は裕福だったのですが、7歳の頃に川(広瀬川)に落ちて流され、意識不明になった時から知能の発達が遅れたようです。「しろばか(四郎馬鹿)」と呼ばれて、町を徘徊していたそうですが、奇妙なことに四郎の舞い込んだ店は必ず繁昌するといわれ、いくら手招きして呼んでも四郎が見向きもしない店は、遠からず左り前になったり、倒産したりしていたそうです。それで「商売の神様」とまで言われ、今でもグッズなどが販売されているようです。 なんでこんな話・・って思われるでしょう・・昨日ブログで書きましたが、昨日は私たち夫婦の結婚記念日でした。で・・・認知症の祖母がいるので、旅行などには行けませんが、老人トリオの夕食の準備が終わったら、二人で外食に出かけることにしました。私の理想は「ちょっとお洒落なレストランで二人で豪華な料理・・・ロウソクの火が揺れるテーブルでワイングラスなんか傾けて・・・」を希望したのですが、なんせ不景気の折、小市民の夫婦にはそんな芸当はできません。だいたい急だから予約なんてしていない・・・私 「どこに連れて行ってくれるの?」主人 「でっかいエビフライが食べたい!」(おみゃ~はガキか!)それで大きなエビフライが食べられる「トンカツ屋」に行くことにしました。車を走らせいつも行くお店に着きました。でも・・・私 「えっ!え~っ」主人 「お店が・・・ない!」ついこの間まで食べに行っていたお店がないのです。ふつう閉店するんだったら「長い間ご愛顧いただきまして・・・○月○日を持ちまして・・」って一ヶ月前ぐらいから挨拶文などがあると思うんですよ。もしくは店のドアに貼ってあると思うんですけど、その店もない。まったくの更地になって「貸し土地」の旗がはためいていました。私 「つぶれたんだねぇ・・・びっくり・・」主人 「確か昨日もここを通ったのに・・気が付かなかったなぁ・・どうしよう・・何処へ行く?」私 「・・・この間中華が食べたいって言っていたじゃない!バーミ○ンが近くだから行こう!」主人 「うん!」で・・・店に着いたのですが・・なんか変です。私 「ねぇ・・ここもつぶれてるんじゃない?」主人 「・・・みたいだねぇ・・・」今度はお店はあったものの、看板もないし店内は暗いまま・・・なんなんだ~!!!!この間も初めて行ったピザ屋が安くて美味しかったので、「また来ようね!」って1週間後に行ってみたら閉店してたし・・・私たちって貧乏神でも付いてるの?主人 「どーする?どこへ行く?」私 「仕方がない!ステーキにしよう!」いつも我が家は年寄りに合せておかずが魚ばかりなので、ときどきお肉が食べたくなっていつもCO○O’Sに行って食べます。ここならつぶれてはいないでしょう・・主人 「つぶれてなくて良かったね~」私 「遅くなっちゃったね・・・メニュー見なくてもいつものステーキでいいんでしょう・・?」そういいながらメニューを開いてみると・・・・ない!ない!私 「ねぇ・・・ステーキ載ってないようなんだけど・・・」主人 「うそ~・・・・・ほんとだ・・ないねぇ・・」メニューのどこを見てもいつも注文しているステーキはありません。なんなんだ~!誰か私たちに意地悪してるのかな・・・注文は結局ハンバーグになってしまいました。え~んせっかくの記念日の豪華ディナーのつもりが・・・・ハンバーグ・・・トホホ・・・私の胃袋は・・フランス料理 ジャンボエビフライ 中華料理 ステーキ ハンバーグ に変化していきました。すごく哀しかったです。旦那さん。来年はもっと計画してから連れて行ってくださいね。それで・・もしかしたら仙台四郎がいたら・・きっとお店はつぶれなかったんじゃないか・・とふと思いました。仙台四郎が福の神なら、私たちって貧乏神なのかな・・・お店が「来ないでください」って言うかもよ・・って主人と話しました。