じっと手を見る・・・
今日母の所へ行くと「あれ・・」ってタンスの上を指差しました。私 「何・・?」見るとタンスの上にゴム手袋がありました。母 「手が痛いじゃろ・・・使いんさい・・」私の手がアカギレだらけなのを見て、母が父にゴム手袋を買って来させたものでした。介護をしているとどうしても水仕事が多くなります。特に我が家は祖母がトイレを汚すので除菌シートを頻繁に使用します。(だいたい1パック30枚入りが1日で無くなります。)それに使用されている薬のせいかどうかは分かりませんが、手がボロボロにアカギレているのです。母がそれを見て心配してくれたのでしょう。我が家にもゴム手袋ぐらいあるのですが、両親の気遣いがうれしく「ありがとう・・」ってもらって帰りました。病人に心配されるなんて・・・失敗失敗私はふとある詩を思い出しました。石川啄木の「一握の砂」の「我を愛する歌」です。はたらけどはたらけど猶わが生活(くらし)楽にならざりぢつと手を見る「昔は『何も仕事をしていないような綺麗な手だね』と言われたこともあるんだよな・・・」と思いました。「世の中にはネイルとかいって爪に花とか宝石付けちゃってる人もいるんだよな・・・でも、あんな爪だと絶対に介護なんかできないよ~」なんて思いました。