11/13 秋のカバーソングVol.4 ビートルズのカバー名演集 その2
~CM~~CM明け~「Strawberry Fields Forever」「Lady Madonna」「Octopus’s Garden」3曲続けてスタート。どうでしょうか?たぶんこのラジオを聴いている人1000人いたら1000種類の感想と自分を試されてるようだったりね、また素直に楽しんだ人もいるだろうし、どういう風に楽しんだらいいんだろうって困惑した人もいただろうし。いろんな人がいるのは当然だと思いますね。それくらいビートルズの曲たちは大好きな人にとっては音の隅々まで染み付いてますからね~。今回の僕がこの「LOVE」というアルバムが出る前に不安の方が大きかったですね。まっ、ジョージマーティンがやるのでいい物になるだろうとは思うんですけども、それこそR&Bやクラブシーンでもよくあるリミックスエンジニア、リミックスアーティストその人たちがね、オリジナルのアーティストの音の素材それぞれをくみ上げて、そして新しいおもしろいサウンドを作る。そういうような音楽っていうのはこの番組でもたくさん紹介してまいりましたけど、それはそれですごくかっこいいんですけども、そういう感じの物だったらビートルズに必要なんだろうか?ぐらいにね思っていたわけです。そういうもんだったら、それはそれとして楽しもうか。。。ぐらいに思ってたんですけどもね、ちょっとやられましたね~~。まっ、それぞれの使われてる素材にはすべて歴史と背景がありながらも、完全に1つ1つのその要素がですね、まるで1つの楽曲を0から作り上げるかのように編曲として扱われてる。「Strawberry Fields」 「Lady Madonna」 「Octopus’s Garden」。。。ビートルズと長年一緒に0から付き合った彼がですね、自分の中にまずこの曲をこう仕上げて行くにはどういうシチュエーション、そういうものを設定して楽曲を描いていこうかみたいな。まずは、編曲する前に頭の中でイメージしまくった部分っていうのが、そこの部分がきわめてアーティスティックで音楽的でポップスだったからこそ、これ実現したんだろうなと思いますね~。たとえば「Strawberry Fields Forever」ね~。ジョンの1,2,3,4って始まりますけど、いきなりアコースティックな感じ。ジョンはドンドンドンドン年をおうごとにシンプルになっていきましたね、サウンドがね。もしかしたら、60歳まで彼が生きてたら「Strawberry Fields」をやろうというふうになった時には、このアレンジでやるかもしれないっていうようなことを思わせてしまうその感じ。でまたね、ジョンレノンは実はねスタジオでは常にまわりを盛り上げることが大好きでね、冗談ばかり言ってたんですよ。1,2,3,4もこれ、いわゆるラテンなまりで1,2,3,4って言ってますね。そこからスタートさせてる段階でもう決まってるわけですよ。ジョージマーティンの中で絵図らが。「Lady Madonna」なんかはテープ編集、アナログ的なテープ編集、デジタルじゃないですね。テープを繋いでみてその横でポールマッカートニーがおもしろいなじゃこれも繋いでみようかなっていうところで僕が歌って作ってみたんですよどうでしょうか?っていうふうに作ってみるか。。みたいななんかそういうのを感じさせたりとか。なんでかというとフォーンセクションとか出てくる前にビートをとってるのがですね、アコースティックのボディーを叩いてるツメの音なんですね!普通の単なるリミックスだったら音素材繋いでいって、いい音で繋いでいって別物に仕上げればいいのにそうじゃない、あくまでアコギを弾きながら歌ってるポールがそこにいるかのようなシチュエーションですよ!これ。という感じでね、ま~いっぱいありますよ。それにしても「Lady Madonna」のプルップルッーっていうのは口でやってたんですね~あれね~。さー、ビートルズの「LOVE」11/20に世界同時発売。5番目のビートルズといわれました、ジョージマーティン。もう80歳です。そしてその息子のジャイルズマーティンによりましてビートルズがレコーディングしました音源を一度全部バラバラにして組み直した作品。当然初期の頃のやつはトラックが4つくらいしかないですから、まとまっちゃってるのもあるので全部はバラバラになってませんけどもね。それも当然、吟味した上で使用した曲は約120曲、未発表の音源も使用されているということでね。ジョージマーティンによると「Let It Be」以来のビートルズの新作という位置づけということで。ま~ビートルズのメンバーでもないジョージマーティンがそのつもりで言ってメンバーから絶賛されて。。。いかに彼が5番目のビートルズだったかということですね~。ポールマッカートニーのコメント「まるでマジックだ!これでビートルズは復活したよ!」ま~ポールだったら何があがっても全部ほめると思うんですけどね。(笑)そしてリンゴスター「僕たちがレコーディングしたことさえ忘れていた音なんかも聴くことができた」というですね、若干脳天気なコメントもリンゴっぽいですよね。(笑)あとはぼくが印象に残ったのはジョージハリソンの奥さん「素晴らしい音楽です。その中でも1番すごいのは、曲を分解しても1つ1つが曲全体の要素をもっているということです」このコメントはホントにね、フムフムと感じました。これはいろんな解釈できますけどもね。1つ1つの使われている要素がたとえば「Lady Madonna」だったら「LOVE」に収められる「Lady Madonna」の1つ1つの1要素になりえたことと別物だったという解釈もできるし、それ1つ1つの要素要素全部がそれだけを聴いても1つの曲になっているという解釈もできますし、ようは言いたいことは一緒ですよ、やっぱりどうしてでもいい物になる要素に満ち溢れた音楽をビートルズは作ってアイデアも全てがそういうところにあったということですね。じゃ続いての曲聴いていただきましょう。名曲ですよ。クラプトンと共演したジョージハリソンが。これがまたね~~、録り直したかのような全く別物になってますけどね~。もしかしたらしたらジョージハリソンが10年後まだ生きててですよ、この曲をやろうってなったらこのアレンジでやったかもしれないってこうね~思わせるようなね!感じなんですよ!(←竹善さん大興奮!)「While My Guitar Gently Weeps」~CM~~CM明け~SALT&SUGAR 「Oh’Darling」からスタート佐藤竹善がお送りしてまいりましたM:F2.今日は満を持してリリースされるビートルズのニューアルバム「LOVE」そして秋のカバーソング特集Vol.4ということでその「LOVE」の前座みたいな感じでね、ビートルズのカバー名演集をお送りいたしました。ちなみにビートルズが日本に来た時には1ステージ30分ちょっとだったわけですけど、前座の方たち1時間半くらいやってましたよね。尾藤イサオさん、ドリフターズとかね。たくさん出てますけど。みんなで曲まで作って皆で歌って出てきてやったのが34分みたいなね。そういうライブでございましたけれどもね。学校を辞めてまで見に行った人たちがいっぱいいて、その人たちが音楽業界に結構いるっていうにが笑えますけどね。そんな感じの1時間(笑)だったようなそんな感じがしますけど。なにしろこのアルバム、僕の中ではしっかりと「Let It Be」以来のニューアルバムとして確実に入れたいなと思います。賛否の否は僕は個人的には認めない!ということで結論がでました。最後にお送りした曲はSALT&SUGARでやりました、ビートルズで「Oh’Darling」でした。ということでまた来週お会いしましょう。お相手は佐藤竹善でした。「LOVE」買いましょう! (完)