カテゴリ:せいなるくらし
夜、畳の部屋で子どもたちと馬とびをして遊んでいたら、「ぎゃっ」という声があがった。
息子がよつんばいになったまま叫んでいる。 「ここ見て!すっごく汚いから!!」 彼が転んだ拍子に目の当たりにしたのが、畳のへりとへりの間にたんまり積もった埃。 積年の、埃。 地べたを這いつくばらないと気がつかない程度のものだ(と思いたい)けど、よ~く見てみると、あちこちが同じような状態になっている。 早速綿棒を準備し、詰まった埃を取り除く作業にとりかかる。 綿棒すら入らず、娘がつまようじを持参する。 「おお!これなら、取れる取れる!!」 おもしろいように詰まった埃が取れていく。 馬とび大会は突如として、家族総出の埃ほじり出し大会となる。 ほじりだした埃の山をしみじみと見て、息子が一言。 「まったく!家の神さまに申し訳ないだ」 はい。そのとおりですだ(素直に同意)。 で、息子よ。 君にとって、家の神さまとはどんなお方なのだ? 「う~ん、<さまたろう>っていう名前だよ。神さまだから、<さまたろうさま>だ」 ふ~ん。男の神さまなのね。 娘にもきいてみる。 家の神さまっていると思う? いるとしたらどんなお方? 「う~ん。いると思うよ。でも人ではないの。だから男とか女とか、ない」 うむ。よくわからないが、エーテル体みたいなもんなのかな? 私にとっての家の神さまは、どう想像しても男の方ではない。 それは背の丸くなったおばあさんのようなお姿をしている。 そんなお話を、子どもたちとしばし楽しんだ。 私はこの時すでに、お目目がきらきらしていたのです。 実は興奮していたのです。 「家の神さま」という存在に、すっかり心奪われてしまったのでした。 そして翌日、意外なシンクロニシティが。 (意味深につづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.20 11:35:03
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