310134 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

清掃生活 * seinarukurashi

清掃生活 * seinarukurashi

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2006.12.04
XML
カテゴリ:せいなるくらし
「今から俺がきくことに、正直に答えて」

と、息子(小5)が言う。

いつになく思いつめた様子である。
なにかとおもったら、つまりこういうこと。

「サンタさんは、本当にいるのかいないのか」

問い詰める彼の目は、真剣そのものであった。

今日学校で、
「俺、サンタさんに何頼もうかな~!」
と息子が何気に言ったところ、周りにいたクラスメートたちに、ことごとく言われたそうだ。

「サンタさんって、親なんだよ~!サンタなんて、ほんとうはいないんだよ~!」

あまりに真実味あふれたその言葉に、彼はショックを受けていたようだ。

「俺、本当のことが知りたいんだよっっ!!!」

と私に何度も詰め寄る。
その場には下の娘(小二)がいたので、私は「あとで教えてあげるね」と言ってなんとかごまかした。

さて、下の娘が寝てしまった後で、私は息子にそっと声をかけた。

ほんとうは、サンタさんの正体は、ママとパパだったってこと。
きみの喜ぶ顔がなによりもうれしかったということ。
そして、サンタさんの正体を知ってしまったということは、もう君は、大人の仲間入りなのだということ。

息子は黙って話を聞いていた。

「ショックだった?」
ときくと、
「ううん。なんとなくそうじゃないかなって思っていたから」
とのこと。

でもひとつだけ約束してもらった。
下の娘はまだサンタさんを信じているから、夢を壊さないでいてほしいということ。
そして今度は君が、妹の喜ぶ顔を見るために、サンタさんがいるかのように演技する番なんだよって。

息子は、「うん」と言っていた。

なんでもないことのようだけど、きみが大人になっていくことを感じて、私は感慨深かったのだ。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.12.05 00:50:00
コメント(8) | コメントを書く
[せいなるくらし] カテゴリの最新記事


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

せれにてぃ

せれにてぃ

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

© Rakuten Group, Inc.
X