清掃生活　＊ seinarukurashi

マ･サガプリヤ。

ずっと会いたかった人。

二年間ずっと待ち焦がれて、やっと会うことができた。
でもそれは、ほんの2時間のウェルカム・イベントでのこと。

静寂の人。という言葉がぴったり。
深く澄んだブルーのイメージ。
まなざしの深さ。
そして、チャーミング。
遊びに満ちている。

音楽がかかって、彼女はひとり、またひとりと手をとりみんなをペアにしていく。
あとは、ダンス。
相手を変えて、またダンス。
くすくす笑い。

そのあとは、楽しい遊び。大の大人たちが、子どもみたいに遊ぶ。
笑いがこぼれて、愉快！
私は、笑えて笑えてしかたがない。

そしてこんどは静寂の中。部屋中を静かに歩き、ただよう。

「左足が出たら、右足が出る。
歩くときに足が交互に出るでしょ。

自分の行動がそんなふうに変わっても、あなたの内側には変わらないものがある。
それはあなたの内にあって、静かにただ、起こっていることを見ている。

起こっていることに、イエスと言うこと」

サガプリヤが続ける。

「瞑想とは、深刻なものではない。
それは遊びに満ちたもの。
喜びとともにあること」

私は笑い出しそうだった。
いつのまにか私にとっての仕事も、関係も、人生さえも、深刻なものになってしまっていたのだから。

「瞑想とは、１時間座ることをさすのではない。それは喜びとともに生のなかにあること」

ラダに会って以来、ダンスを暮らしの真ん中に置いてきた。

2週間そうやって暮らしてきて、
この日、私の中でのダンスの意味が変わった。

「踊ることから＜努力＞が落ちたのよ」

後日友人にそう語ったら、

「私も。瞑想から＜義務＞が落ちたのよ」

同じくサガプリヤに会った友人が話してくれた。

努力や義務があるのであれば、それは＜遊び＞ではないのだから。
いつのまにか、＜遊ぶ＞ことさえも努力必要になっていたのね。私。

彼女に会って、二時間を共に過ごして、やっとわかったのだ。
生の中心にダンスを置くということは、祝福と遊びに満ちて生きることなのだと。

それにしても、なんて素敵なひと。

今年、彼女のワークショップに出れなかったのはとても残念だったけど、私にとってはこの2時間で充分すぎるほどのものを受け取ったと思っている。

2年後（たぶん）の再会を、今からとても楽しみにしているのだ。