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清掃生活 * seinarukurashi

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2007.08.14
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カテゴリ:せいなるくらし
忙しい日々はまだ続いている。
そういえばしばらく休みをとっていないなあ。

家事も停滞して、家の中に「荒れ」が目につきはじめている。
お盆の季節だというのに、わが家は季節感を感じる間もなく、目の前の仕事で手一杯である。

昨日もくたびれて、ひとりだけ遅めの夕食を食べていたときのこと。
同居しているばあちゃん(私の実母)が、私の娘に「おだんごつくろう」と誘っていた。

「お盆には、こうやっておだんごをつくって、仏様におそなえするんだよ」

と、老いた母は私の娘を誘って、台所に並んでおだんごをこねはじめた。
後ろから見ると小三の娘は、いつのまにか80近い私の母と同じくらいの背丈である。

そこに「俺も~」と言って、小六の息子も加わる。
彼はもうとっくに、おばあちゃんの背丈を追いこしている。

そういえば、私も小さい頃、お盆の時期には母とよくおだんごをつくった。
並んでおしゃべりしながら。
そしてできたおだんごは、御先祖様に御供えしたものだ。

もうはるか昔の話。
下の娘が生まれる頃に、彼女(私の母)はわが家にひとりでやってきた。
遠い田舎から、大都会東京へひとり娘を頼って。

ひとり娘(私)は、母に親孝行したかった。

しかし。

一緒に暮らして、うまくいかなかった。

老いた母とひとり娘はそのまま、8年が過ぎてしまった。
お互いにどうしていいのかもわからず。

昨夜、私の子ども達と並んでおだんごをつくる母の後ろ姿を見て、ふと思った。
彼女はこのためにうちに来てくれたのかもしれない、と。

こんな尊いお仕事をするために。







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Last updated  2007.08.14 06:43:56
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