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清掃生活 * seinarukurashi

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2007.11.01
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カテゴリ:せいなるくらし
縁あって思い出した高史明さんの本を、本棚からひとつ取り出して読んでみる。

「歎異抄のこころ」(NHK出版)

私はこういう話が好きだなあ、と改めて思う。
どういう話か?

いわゆる「回心の物語」が。

あることがきっかけで(多くは極限状態がきっかけとなり)、今までの自分が

「すべてにおいてまちがっていた」

ことに気づき、天地がひっくり返るほどの大転換が自分自身に起こるお話だ。
それは、古い自分が一度死に、新しい自分が生まれるお話ともいえる。

私がどうしようもなく心惹かれるお話は、そんな回心の物語であることが多い。
たとえば。

高史明さんが息子さんを自死という形で亡くされたあと、「歎異抄」に出会うお話。
冤罪の元死刑囚、免田栄さんが獄中で聖書の一節に出会うお話。
バーバラ・ハリスが臨死体験後に回心が起こる物語。

横田早紀江さんが、めぐみさんの失踪後に「ヨブ記」と出会うお話。
大道寺将司死刑囚が獄中で「豆腐屋の四季」(松下竜一作)と出会うお話。
アルコール依存症者が自分の無力を認め、自分を超えた大きな力を信じるようになるお話。

極端だけどあの「ホームレス中学生」だって、私は回心の物語として読んだ。

それは、エゴにこりかたまった「私」から離れて、人間の力を超えた大きな存在の側からちいさな「私」を見れるようになる物語だ。

幼い頃からずっと、そんなお話が大好きだった。

なぜなのかはわからない。
きっと深い理由があるのだろうけど、それも何かのご縁なのだろう。

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Last updated  2007.11.01 19:51:21
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