カテゴリ:せいなるくらし
先日、とある学校の養護教諭の方(いわゆる保健室の先生)とお話する機会があった。
ほんの数分間の会話だったけど、 「ああ、いいお仕事をされているのだなあ」 と、しみじみ感じた。 それはなんてことのない子どもたちとのエピソードだったのだけど。 その静かな語り口、ひかえめな表現、そのあたたかなまなざし。 それはもう、「天職」に就かれている方のもの。 素敵だなあ、と思ったのだ。 若いころは、派手に活躍している女性にあこがれた。 自己主張がはっきりしていて、かっこよくって、まわりから注目を浴びていて、まるでスポットライトがあたっているような、そんな女性にあこがれた。 「私もあんなふうになりたいな」と。 しかしいまはずいぶんちがう。 ひかえめで、一見かっこわるくて、地味で誰からも特に注目されるような存在でもなく。 それでもこつこつと淡々と、自分のおしごとを静かに楽しんでいる人。 「自分」をちょっとわきに置いて、人を思いやることを優先できる人。 そんな人にあこがれる。 そういうひとに、わたしはなりたい。(by宮沢賢治) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.13 09:15:41
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