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清掃生活 * seinarukurashi

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2009.04.29
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カテゴリ:せいなるくらし
0904つつじ

何にもない休日。

こういう日は、やはり犬を連れて散歩にかぎる。
今日は夫(&犬)の二人で1時間ほど散歩する。
(子どもたち二人はお留守番)

夫はすたすたと早足。
私はのんびり歩調。
犬のコロは、ときどき道草しては足を止める。

こんな3人(?)だから、歩調をあわせるのも按配が必要。

散歩といえば、「季節の記憶」(保坂和志)という小説がある。

登場人物が、散歩ばかりしているお話だ。
散歩しながら、あれやこれやとおしゃべりを続けるだけ(?)の不思議な話だ。

何の事件も起こらなければ、何のオチもなく終わる。

起承転結などもちろんない。
承承承承というお話だ。

なのになぜか、心に残る小説だ。
散歩には、きっとそんな魅力がある。

二人で歩けばふだん話さないような話ができたり、どうでもいい話でも延々と続けられたりする。
散歩って、生産性や合理性からは程遠い、「何の役にも立たない」ものだよなあ。

ということは、人間性に一番近いもののひとつではないか?

そういえば作家の松下竜一さんのエッセイにも、松下さんと妻の洋子さんが散歩する風景がよく出てくる。

何の事件も起こらなければ何のオチもない日常の散歩の風景。
当時若かった私も、美しいなあ、と思ったのだ。

そんなことを思いつつ、本日も散歩。
(ちょっとはメタボ対策?になればいいな…という下心はありつつ)





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Last updated  2009.04.29 22:22:11
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