カテゴリ:せいなるくらし
「如実見」について読む。
いつも勉強になっている某日記サイトより。 もともとのインド的文脈では、《如実見》とは、 「愛するものとはいつか別れなければならないし、求めるものは必ずしも得られないし、命はかならず終わる。この世はそのように生滅する。しかし、その中で、よりよく生きるために、あなたにできることはいつもある。そのことを思い出しなさい」 という意味だったのだが、日本的文脈では、 「愛するものとはいつか別れなければならないし、求めるものは必ずしも得られないし、命はかならず終わる。しかしそれは仮の世界であって、それとは別に真実の世界がある。だから、生滅を悲しむのは迷いである。生滅の中に永遠を感じて、幸福に生きなさい」 という意味になる。 違いは、前者には「行動」があり、後者には「情緒」しかないことだ。(引用終り) 問題は、情緒だけがあって行動がないことだ。 もしくは、行動しない言い訳として情緒が使われる。 ブッダの遺言は、「いかなるものも移ろい行きます。怠ることなく勤めなさい」(片山一良訳)(vaya-dhamma sankhara. appamadena sampadetha)だ。問題になっているのは、情緒ではなくて行動だ。(引用終り) 世界がどうであれ、相手がどうであれ、自分の情緒がどうであれ、世界のために自分にできる行動はいつだってある。 自分がそこに目を向けられるかどうか、なんだよなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.01 08:53:56
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