カテゴリ:せいなるくらし
昨日の夕刊に、「魔女の宅急便」が24年経て完結という記事が出ていた。
13歳だった魔女のキキは、その後大人となり双子の母となったそうだ。 作者の角野栄子さんのお話が載っていた。 「私自身、5歳のときに母を亡くし、何も継げなかったとずっと悩んでいたから」 そうだったのか。。。 そんな角野さんは、 「姿は見えなくてもお母さんがいつも見守ってくれている」 と信じ、<見えないもの>に思いをはせた。 それがやがて「お話作り」へとつながったという。 「母は、<見えない世界を想像する力>をくれたと、今やっと思えるようになりました」 素敵だなあ…。 私が大好きな角野さんの作品は「ライオンくんをごしょうたい」。 この本に出てくる「おかあさん」が、好き。 私のあこがれの「おかあさん」なのだ。 おひさまのようにあったかくておおらかで、子どもたちの味方で。 そして子どもたちや、ライオンくんとも一緒に遊びを楽しめる「おかあさん」。 夜ごと子どもたちにこの本を読んであげながら、私自身が誰よりも癒されていた。 あの「おかあさん」を描いた角野さんの、母を亡くした話と、亡くしたからこそ得られた宝物のお話に、感動してしまった。 「今は魔法のように便利なものに囲まれ、自分の力、<自分のなかの魔法>に気づきにくい時代。 でも、誰にも必ず何かひとつはあると、伝えたいですね」(by角野栄子さん) <見えないもの>に思いをはせる力と <自分(ひとの)のなかの魔法>に気づく力 母になったキキのお話、読んでみようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.29 09:32:24
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