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清掃生活 * seinarukurashi

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2009.10.29
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カテゴリ:せいなるくらし
昨日の夕刊に、「魔女の宅急便」が24年経て完結という記事が出ていた。

13歳だった魔女のキキは、その後大人となり双子の母となったそうだ。
作者の角野栄子さんのお話が載っていた。

「私自身、5歳のときに母を亡くし、何も継げなかったとずっと悩んでいたから」

そうだったのか。。。
そんな角野さんは、
「姿は見えなくてもお母さんがいつも見守ってくれている」
と信じ、<見えないもの>に思いをはせた。

それがやがて「お話作り」へとつながったという。

「母は、<見えない世界を想像する力>をくれたと、今やっと思えるようになりました」

素敵だなあ…。

私が大好きな角野さんの作品は「ライオンくんをごしょうたい」。

0910らいおんくん.jpg

この本に出てくる「おかあさん」が、好き。
私のあこがれの「おかあさん」なのだ。

おひさまのようにあったかくておおらかで、子どもたちの味方で。
そして子どもたちや、ライオンくんとも一緒に遊びを楽しめる「おかあさん」。

夜ごと子どもたちにこの本を読んであげながら、私自身が誰よりも癒されていた。

あの「おかあさん」を描いた角野さんの、母を亡くした話と、亡くしたからこそ得られた宝物のお話に、感動してしまった。

「今は魔法のように便利なものに囲まれ、自分の力、<自分のなかの魔法>に気づきにくい時代。
でも、誰にも必ず何かひとつはあると、伝えたいですね」(by角野栄子さん)

<見えないもの>に思いをはせる力と
<自分(ひとの)のなかの魔法>に気づく力

母になったキキのお話、読んでみようかな。





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Last updated  2009.10.29 09:32:24
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