それでも私にできること
署名くらいしかできないのか?・・・などと思いつつ、署名した。↑上記サイトで、1,000人を越える人々が、実名で、メッセージつきで署名している。もちろん私もその一員である。そのなかのひとりの女性のメッセージを読んで、心が揺さぶられた。拝啓。会ったこともないあなたへ。あなたが記したメッセージに、私は感動しました。ここに↓勝手に転載する無礼をお許しください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7年前、チベットの精神文化を映画を通して知りました。もっと知りたくなり、インターネットで検索をしてみました。 拷問被害者の証言が出てきました。今、この時代に拷問が行われていることさえ、そのときまで私は知りませんでした。 私と同い年の尼僧の証言がありました。彼女は年下の親友を拷問で亡くしていました。私が高校生として過ごした3年間、その3年間を彼女たちは拷問と強制労働で過ごし、生き残った人は今も後遺症を抱えて耐えています。そして健康な明るい笑顔を湛えていた尼僧は17歳で死にました。 大学で中国近代史を専攻していたため、日本がおこなったこと、中国の歩みがいかに苦難であったか、少しは知っています。 まるで、チベットは、身代わりに罰を受けているかのようです。 今、日中記者協定があり、報道が制限されている日本でも、インターネットなどを通して人々が気づき始めました。「匿名・無責任」の代名詞のように言われてきた「2ちゃんねる」が、チベットのことでいてもたってもいられない人々でいっぱいです。チベット支援をしてきた知人たちの名を2ちゃんねるで見かけるようになりました。 そして、アニ・ガワンラ。拷問被害者の生還者の尼僧。あなたの証言を引用している人を2ちゃんねるで見ました。「15歳で拷問を受けた尼僧」。あなたの証言にリンクが貼られていました。 お互い、名前も誰かも知らないまま、私はその人と話しましたよ。 あなたが東慶寺でお話されたことを話しました。 「この尼僧は、今は30歳になりました」 私はそういいました。 「よかった!それだけで救われた思いです」と、誰かは言いました。 あまりにも無力な私たちです。 人類の罪を引き受けてしまったようなチベットの方々に、何を申せばいいのでしょうか。 機会がある限り、共に声をあげましょう。 それでも私の罪は許されないでしょう。それでも、チベットの方は許してくださるのでしょう。 もし本当に、チベットが失われてしまうのならば。永遠に許されない人類が残されます。 もしそんな未来があるのでしたら。 ただ、チベットの友として死にたいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・