テーマ:小売業(915)
カテゴリ:小売業
【特色】中古本販売首位、新刊書店進出。衣料・雑貨など総合型店拡大。大日本印刷、大手出版3社が出資
【連結事業】ブックオフ68(9)、キッズ・婦人服5(2)、TSUTAYA16(1)、他11(-3) 【出店効果】大型店3店出店。後半、リユース事業軌道化。ただ新POS導入費用もあり営業益若干下振れ。12年3月期は3~4店出店計画。新店の黒字転換早く利益寄与大。営業増益。資産除去債務特損ない。 【コミック】昨11月から需要多い人気タイトルの買い取り価格を高く設定。回転による売り上げ増と粗利率改善狙う。モバイル会員向けのサービス連打し顧客囲い込み。 (会社四季報2011年3月発売号より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 上記は、ブックオフ(3313)について書かれたもの。 まず、下方修正を発表したので、概要を見てみる。 ・従来予想に対して、売上高は3.5%減、経常利益は12.5%減。 ・それでも、前期比では増収、経常利利益も若干増。 ・1株益は31.1円。 同社の発表を引用すると、 ---引用開始--- 平成23 年3月期は、第4四半期における既存店の粗利改善や新店の好調により計画の達成を見込んでおりましたが、東日本大震災の発生に伴い、東北・関東地方の店舗の営業休止ならびに計画停電に伴う営業時間の短縮による売上の減少により、売上高、営業利益、経常利益は計画を下回る見込みとなりました。 また、東日本大震災に伴う商品の破損や建物・設備の毀損などに対する災害損失及び災害損失引当金繰入額275 百万円、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づく減損損失365 百万円を特別損失として計上することにより、当期純利益も計画を下回る見込みとなりました。 ---引用終了--- 下方修正の発表の時期は、今年は5月6日(金)で決算発表の直前。 ちなみに、2009年も同様に決算発表の直前。 この辺は、会社の癖と言っても良さそうだ。 3Q発表時点では、まだまだこれからが勝負という気持ちで引き締める。 そんなところかなと、まあこれは私の想像です。 一応、2月の3Q発表時の短信を引用しておく。 ---引用開始--- 平成23年3月期通期業績予想については、現時点で利益計画に対しての遅れがありますが、ブックオフ事業にて需給に応じた買取り価格の調整等によりコミックを中心に書籍の粗利率改善が進んでいること、リユース事業にて売上が9月中旬以降、堅調に伸びていること、全社的なコスト削減を継続的に実施すること等を踏まえ、平成22年6月1日に公表した通期業績予想は据置といたします。 ---引用終了--- 関連日記 次に、株価と指標を見ておく。(1株データは下方修正前) 現在値は、572円 予想PERは、9.68倍。 実績PBRは、0.87倍。 予想利回りは、3.85%。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/05/08 05:47:46 AM
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