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カテゴリ:機械
【特色】パチンコ店向け機器大手。開発・製販一貫。RFID(非接触認証)も。昭和情報機器、東研に出資
【連結事業】アミューズメント関連事業部門98、他事業部門2 【増 益】競争厳しく主力の各台計数システムが減退。景品管理システムや保守サービスも停滞。ホテル先行投資も響く。12年3月期は前期投入の新製品拡販が効き各台計数システムが底入れ。RFIDも貢献本格化。ホテルは赤字縮小。有証評価損消える。 【拡 大】RFIDは人間ドック向け検診システムやキヨスク端末など用途拡大を推進。スリム化した新紙幣システム拡販に力。 (会社四季報2011年3月発売号より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 上記は、マースエンジニアリング(6419)について書かれたもの。 まず、2011年3月期の数字。 ・売上高は、26700百万円(8.9%減) ・営業利益は、5569百万円(24.1%減) ・経常利益は、5695百万円(23.8%減) ・当期利益は、2151百万円(52.3%減) 次に、2011年3月期の通期経常利益予想(結果)の変化。 ・2010年5月12日予想は、6959百万円 ・2010年9月24日予想は、5168百万円 ・2011年5月11日結果は、5695百万円 9月に下方修正したが、落ち込み度はそこまで悪くはなかった、というところか。 その辺の理由を見るため、同社発表を引用する。 ---引用開始--- 営業利益及び経常利益は、当社の主力製品であるパーソナルPC システム(プリペイドシステム)をきめ細かい付加価値の提供で他社との差別化を図りながら販売を展開したことにより粗利率が予想を上回ったこと、新規事業のRFID 関連が予想を上回ったこと、ホテル事業の初期投資が予想を下回ったことから増加いたしました。当期純利益は、税効果会計の影響が予想を 上回ったことから増加いたしました。 個別業績予想につきまして、粗利率が予想を上回った結果、営業利益は増加いたしましたが、全体的には概ね前回発表の予想数値となりました。 ---引用終了--- 次に、短信を引用し、RFIDの状況を見る。 ---引用開始--- アミューズメント業界で長年、技術とノウハウを積み重ねてきたRFIDは、業界を問わず様々なビジネスシーンでの活用が可能であり、医療や教育をはじめ、あらゆる分野の展示会に積極的に出展し、実績を上げるとともに新たな市場の模索に努めてまいりました。 医療分野では、健診・人間ドック向けにリライトICカードを使用したデータ収集システム「健診ステーション」を全国に拡販し、導入件数が増加いたしました。 教育分野では、学童施設を利用する児童の入退室情報を電子メールで保護者に配信する「児童安否システム」を公共施設に初導入いたしました。 また、外食分野では、少人数での店舗運営をサポートする「非接触ICカード多機能端末」や来店時の「予約受付端末」が初導入となり、今後の成長分野として更なる拡販を見込んでおります。 この結果、RFIDの個別売上高は、12億35百万円となりました。 ---引用終了--- RFIDがどういうものかは、未調査。 2011年3月期の売上高は12億。 これは、全売上高267億の比べれば、4.5%にすぎない。 新たな柱の育つ可能性のあるものならば、今後は楽しみだ。 それでは、株価と指標を見ておく。 ただし、1株データ等は最新情報を反映していないので要注意。 現在値は、1306円。 予想PERは、8.48倍。 実績PBRは、0.61倍。 予想利回りは、4.59%。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/05/12 11:04:45 AM
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