テーマ:卸売業(844)
カテゴリ:卸売業
【特色】半導体商社。09年合併でルネサス直系に。日立製等表示デバイスも。産業、自動車関連向け得意
【連結事業】集積回路67、半導体素子12、表示デバイス14、他7 【下期挽回】上期は仕入れ先の工場被災が響く。ただ14社へ増加した特約店への供給が本格化、表示デバイスも増加。下期は産業用や自動車向けの半導体が順次復調。通期では営業増益。今期まで営業外に負ののれん益。商品不具合の特損ない。増配。 【海 外】マレーシアに駐在員事務所4月開設。米国デトロイトへ要員6月派遣、様子見て拠点開設か。欧州拠点も検討中。 (会社四季報2011年6月発売号より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 上記は、ルネサスイーストン(9995)について書かれたもの。 保有銘柄ではない。 ・PER7倍以下 ・過去3年平均売上高変化率10%以上 この2つの条件でスクリーニングをすると、60件ヒットした。 そのうちの一つが、ルネサスイーストンである。 まず、売上高の推移をみてみる。 単位は百万円。 2007年3月期 49917 2008年3月期 51861 2009年3月期 45090 2010年3月期 65596 2011年3月期 88572 2012年3月期は、前期比7.3%の増収予想である。 次に、配当性向と純資産配当率をみてみる。 22年3月期 46.6% 0.7% 23年3月期 19.7% 1.1% 問題は、なし。 次に、「負ののれん」をみてみる。 ---引用開始--- また、一昨年の平成21年4月1日付での合併に伴い「負ののれん」が発生しており、この償却により経常利益および当期純利益がそれぞれ7億5百万円増加しております。「負ののれん」は平成24年3月期までの3年間で均等償却することとしております。 ---引用終了--- これは、短信の引用である。 「負ののれん」というものを意識したことはなかったが、頭に入れておく必要がありそうだ。 2010~2012年3月期の経常利益と純利益は、7億円ほどの上乗せになっているということらしい。 となると、2013年3月期の利益は急減することになる。 四季報の経常利益予想は、 2012年3月期 1500百万円 2013年3月期 1070百万円 つまり、4.3億円の減益予想である。 なるほど、「負ののれん」の7億円分の上乗せ要因がなくなると、大幅な減益になるようだ。 最後に、株価と指標をみておく。 現在値は、251円 予想PERは、5.22倍 実績PBRは、0.36倍 予想利回りは、3.98% 1000株保有時の総合利回りは、4.38% お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/06/27 06:43:23 AM
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