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【特色】通所介護など在宅介護が主力。神奈川を地盤に全国展開。有料老人ホーム、人材派遣も展開
【単独事業】在宅介護75(10)、有料老人ホーム13(-5)、人材開発12(-4) 【増益幅拡大】新設は通所介護13、有料老人ホーム1(前期は各39、2)に減速するが、既存施設の稼働率大幅向上。介護人材派遣が27拠点統廃合で赤字縮小。営業増益幅拡大。営業外の処遇改善交付金続く。増配。 【再加速】13年3月期の新規開設は再び増加へ。12年5月に約180戸の有料老人ホームを東京・町田市内に開設。東日本大震災被災者の再就職促進へ、職業紹介強化。 (会社四季報2011年9月発売号より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 上記は、ツクイ(2398)について書かれたもの。 征野ファンドの組み入れ比率が2位の銘柄である。 最近、株価が軟調なため、ちょっみてみる。 まず、売上高の推移をみてみる。 単位は百万円。 2009年3月期 36179 2010年3月期 39440 2011年3月期 44624 2012年3月期 49334(会社予想 8月4日) 連続増収中である。 今期は前年比で10.6%増の予想。 第1四半期は11.8%増だったので、ほぼ予想通りに推移していると思う。 次に、第1四半期の短信をみてみる。 ---引用開始--- 介護職員の処遇改善に取り組む事業者に対して、平成21年10月より「介護職員処遇改善交付金」および「福祉・介護人材の処遇改善事業助成金」が各都道府県において交付されておりますが、当第1四半期累計期間における当該交付金および助成金の収入は244百万円であります。 当該交付金および助成金は営業外収益に計上する一方で介護職員に支払う人件費は売上原価に計上しております。 当社は引き続きキャリアパス制度の充実等により、従業員の処遇改善と定着率の向上に積極的に努めてまいります。 ---引用終了--- 「介護職員処遇改善交付金」は知っていたが、「福祉・介護人材の処遇改善事業助成金」は初めて聞いた。 交付金や助成金が減額される可能性が全くないとは言えないので、一応注意が必要か。 次に、配当性向と純資産配当率をみてみる。 23年3月期 11.0% 2.8% 24年3月期の1株配は15円、配当性向は10.6%という予想だ。 数字的には低いが、会社の成長力が高いので、資金は有効に使われているものと思う。 ---短信の引用開始--- 当社は、利益配分につきまして、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を考慮しつつ、安定した配当を継続していくことを基本方針としております。 また、内部留保資金につきましては、今後予想される経営環境の変化に対応すべく、市場ニーズに応えるサービスを強化していくために、デイサービス施設、有料老人ホーム等の拡大のために有効投資してまいりたいと考えております。 当社は、「取締役会の決議によって、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨を定款に定めておりますが、これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。 毎事業年度における配当の回数につきましては、株主への利益還元の機会を充実させるため、中間配当および期末配当の年2回を行うことを基本方針といたします。 当中間期には1株につき5円の中間配当を実施いたしました。 また当期の期末配当金につきましては、当事業年度の業績および今後の事業展開を総合的に勘案し、1株につき5円とさせていただく予定です。 これにより、中間配当金を含めた年間配当金は1株につき10円となる予定です。 また、次期配当金につきましては、業績予想ならびに今後の事業展開等を総合的に勘案し、1株につき15円(中間配当金7.5円、期末配当金7.5円)を予定しております。 ---引用終了--- 次に、株価と指標をみてみる。 現在値は、953円 予想PERは、6.55倍 実績PBRは、2.34倍 予想利回りは、1.57% 最後に、その他いろいろ。 関連日記 この関連日記を書いた4月22日の株価は597円。 およそ5カ月前になるが、当時に比べれば、株価は高い水準である。 現在の株価は、PERを見ると割高水準とは思えないが、少々調整が必要な時期なのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/09/18 06:36:49 AM
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