魅力は足元にある
●クローズアップ現代●地域再生のヒントを探せ ~地場産業 復活の条件~ (1月23日(水)放送)時々NHKのクローズアップ現代を見るのですが、この日の特集は、「地域再生・地場産業復活」という、とても興味のある特集でした。前半で取り上げられたのは、愛媛県今治市のタオル。●今治タオルオフィシャルサイト1万円もする高級なタオルを作るなど、新たな「今治ブランド」を構築し、全国へ発信し始めた、とのこと。この「今治ブランド」構築に一役買ったのが、著名なアートディレクター・佐藤可士和さんです。NHKの「プロフェッショナル・仕事の流儀」でも、事有るごとに取り上げられていたので、ご存知の方も多いかもしれません。身近なところだと、NTTドコモの携帯N702iDをデザインされていますよね。かく言う僕も、N702iDを使っていますし、周りで一番良く見る携帯は、N702iDです。●KASHIWA SATO(公式ホームページ)●アートディレクター・佐藤可士和(2006年1月31日放送)[NHK プロフェッショナル仕事の流儀]その中で佐藤さんがおっしゃっていたのが、「外から持ってくるのではなく、地元の力で勝負する」ということでした。そして、何か突飛なことをやるのではなく、元々持っている技術を基盤にブランドを立ち上げました。いわゆる「魅力は足元にある」ということを、佐藤さんが証明してくれた気がして、少し嬉しくなりました。「隣の芝生は青い」なんてことをよく言いますが、「自宅の芝生は、もっと青い」のに、見逃していることって、多いですよね。地域に限って言えば、それは技術だったり、古からの物語だったり、味だったり、人の温かさだったり、自然だったりするわけです。何か特別なものではなく。身近なものに気づかないのは、いわゆる、横山やすしの「メガネ、メガネ?」と探すギャグと同じですな。(例えが悪い?)何はともあれ、自分のふるさとにもっと自信を持って良い、と思います。