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カテゴリ:鉄道路線めぐり
●大雄山線5000系返却回送(小田原駅) 伊豆箱根鉄道駿豆線の大場工場から甲種回送されて3日目に小田原に行ってみた。 JR伊東駅から普通電車の8000系で熱海に向かうのだ。 訓練車なのだろうか数日前から側線にE231系が留置されている。 小田原駅に到着したら、東京寄りのホーム先端にはすでに10数名が陣取っている。 隣には小田急のロマンスカーや新幹線が見える。 踊り子号と普通列車が何本も通り過ぎて行くが誰もカメラを向けないのだ。 いつの間にかホームには100名ほどの撮影者が現れてきたので撮影場所を大雄山線のホームに移動した。 なぜこの車両回送風景に人気があるのかは、次のような特殊な方法での入替作業があるからなのです。 簡単に説明しますと、JR東海道貨物線から大雄山線に車両を入替するのだが、一部区間が無電化のため電車が受け取りに行くことができず「替え添え車」を使うことや、時々しか動かない旧型電車で牽引するので一目見ようと集まってくるのだ。 連結作業をする職員が10名ほど線路に入り始めた。 その前に、大雄山線の牽引車となる茶色の「コデ165」1両が2番線に入線して来た。 皆さんはEF65に夢中のようだが、こちらの目的は先日のED32電気機関車とこのコデ165なのだ。 この「コデ165」という旧型客車は鉄道省において1928年(昭和3年)に川崎車輌で製造された「モハ30116号車」で、1960年に相模鉄道に譲渡され2510号車となった。 1997年からは、工事電車だからコデと名乗り、夜間作業や工事列車で活躍している。 貨物列車が通過して暫くすると10:48、電気機関車の汽笛が聞こえてきた。 この「コキ」とは通常はコンテナを積載する貨物車両なのだが、今回のようにJRから大雄山線に入替する時、渡り線の部分に架線が無く電気が来ていないので電気機関車が通れないのだ。 そのために中間に貨車を入れて押し込む変わった方法をとっている。 しかもコデは1000分の26と急勾配の途中に停車して連結作業となるので慎重に行っている。 続く・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/09/07 05:46:12 AM
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