◆紅茶コラム!^^◆ ダージリンの有機栽培方法
紅茶専門店 京都 セレクトショップ 中野です。 http://www.verygoodtea.com/ ◆ 【紅茶博士になろう!】 「有機栽培のダージリン紅茶とは?」 ◆ダージリン紅茶、セカンドフラッシュのサンプルが早くも、セレクトショップに続々と届いていて、いろいろな茶園の紅茶をテイスティングしています。 その中で、最近のダージリン紅茶について気がついたことを....ダージリン紅茶と言えば、マスカットフレーバーが特徴で、その香りをもつ紅茶が最高の市場価格を得ていましたが、昨年の夏頃から段々とこの傾向が変わってきています。と言いうのが、ダージリンでは最近、完全有機栽培がさかいになって質を求めている茶園ほど、この傾向が目立ちます。(チャモン茶園、プッシンビン茶園、タムソン茶園など)そして、この有機栽培で作られた紅茶は、マスカットフレーバーというよりかは、神秘的な香り、というか簡単に言えば、有機栽培らしく、薬草のような香りがするのが特徴です。微妙な香りになるので、なかなかいいものが出てきませんが、この、神秘的な香りがバツグンに出たときは、本当おいしい紅茶、いままで紅茶にこだわってきた方も飲んだことのない紅茶が出来上がっています。ファーストフラッシュでは、当店でも扱わさせていただいたタムソン茶園が、このような新生、ダージリン紅茶の優等生です。 「ダージリン紅茶は、その香りを進化させているのは確実です」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~これからの紅茶専門店は、このあたりを充分に理解して、仕入れをしないといけないかもしれません。この傾向はドイツからの影響を受けているのだと思います。ダージリン紅茶は世界に輸出されていますが、日本の紅茶専門店のように、かなり質のいいダージリン紅茶を仕入れられるのは経済的なことからも、日本とドイツぐらいでしょう。いい紅茶をオークションで落とすときは、かならず、日本の業者とドイツの業者の競り合い、戦いになります。そのドイツがいま健康ブームで、紅茶にもその傾向があって、有機栽培の紅茶が大人気です。 そんなこともあり、いま、ダージリン紅茶が変ろうとしています。これは決して否定的なことではなく、有機栽培を通して、ダージリンのいくつかの茶園は、素晴らしい紅茶を創っていくでしょう。期待しましょう! (紅茶コラム、次号につづく。) 紅茶専門店 京都 セレクトショップ 中野 http://www.verygoodtea.com/