イスタンブール旅行 5日目
今日も7時に朝飯を食べる。今日はとりあえず先日の日本文化センターで教えてもらった新市街のデパートに行ってみることにする。今日は良い天気ですな。トラムに乗り新市街へ。事前に作戦を練っていたので今回はちゃんとタクシム広場に行く地下鉄に乗る。↑世界一短い地下鉄のようです。終点からタクシム広場まで路面電車に乗るのがデフォらしいのだが待っていても全く来ない。周りの皆がブツブツ言いながら歩きだしたので人一倍人に流されやすい俺らも仕方なく歩くことにする。↑なんか楽器屋さんがやたらと並んでました。サダムスのお土産にギターのピックでも買ってみようと思ったが特に変わったデザインの物も無かったので断念する。タクシム広場からさらに別の地下鉄に乗りデパートのある駅に到着。こうやって書いてるとけっこう移動してる感じに思うかもしれないが距離にするといいとこ5,6キロって感じであります。そしてトルコ発のデパートに到着。最近、テロ等で物騒なせいか入り口でわりとしっかり目な手荷物検査をうけました。中はショッピングモールの様な感じでいろんなテナントが入っています。まあ、特に安くも無さそうだし面白そうな物も無かったので中にあるスーパーに行って買い物をする。親父は財布を小さいリュックに入れていたらしく会計の直前で焦って通路にしゃがみこんで荷物を広げ周囲を不安な空気に包み込んでしまったりしながらも無事に買い物終了。せっかくなのでデパート内のカフェでコーヒーを飲むことにする。相変わらずメチャクチャ美味い。デパートを出て今度は軍事博物館に行ってみることに。軍事博物館は地下鉄でタクシム駅とその手前の駅のちょうど中間くらいの位置のようなのでその手前駅で降りて歩く。が、入り口の門が閉まっていたので中にいる軍人さんらしき人に聞いてみるとどうやら今日はお休みらしい、、、仕方なく失意のままタクシム広場まで再び歩く。↑彼を見て少し元気になりました。タクシム広場着いてここで昼飯にする。タクシム広場にはかなりの数のケバブ屋さんがある。日本では一軒発見しただけでも大騒ぎなのにこんなに肉が回転してる姿を見るのはたまりませんな!てきとうな店に入り親父はラムチョップのプレートを頼み俺はただでさえ美味いデュルムをさらに鉄板でプレスして焼き目をつけたというこの真木よう子にM字ホールをされたような感動的なメニューを頼んだ。日本に持ち帰って母ちゃんにも食わせてあげたい。そんなわけで新市街を後にする。戻ってる途中で名物のサバサンドをまだ食べていないことに気づき途中下車してエミノミュ桟橋に向かう。親父はトイレへ俺は待ちながらサバサンドを買って食べる。3リラだった。食べていると近くで子供がヒソヒソ話している。ガタイの良いのと小さい子といった感じ、二人とも小学生くらいな感じだ。デカイほうがどこかへ行くと小さいほうがニコニコしながら話しかけてきた。「ハロー、2リラ?」「サバサンドか?3リラだぞ」「オッケー、3リラ」その後も3リラ3リラを連呼してくる、意味がわからないんで適当に相手してると今度はまた2リラに戻った。遅ればせながらここでやっと気がついたんだけどどうやらコイツは俺に金をくれと言っているらしい。しばらくすると親父が焼き栗を買って帰ってきた。半生っぽくてイマイチ。一個食べて残りを全部その子にあげてみたら食べ出したのでこれで大人しくなるなと思ったら相変わらずしつこい、いつの間にか1リラまで値下げしてるし、、、まあ、1、2リラくらいあげてもいいんだけどあげたらコイツは働かなくなると思い断じてやらないことにする。コイツの将来に良くない。前に行ったバンコクでは障害者や明らかに働きたくても働けなさそうな物乞いなんかが多く、そういう人にはたまに小銭を渡したりもしてたけどコイツは身なりも普通で明らかに帰る家もありそうだ。せいぜい失敗したらさっきのガキ大将からブッ飛ばされるくらいだろう。それも頑張って乗り越えていつかガキ大将に反旗をひるがえすんだ!と思いながら逃げるように駅に向かう。しかししぶとく追いかけてくる、俺達親子はジャマイカ辺りのステップで何とか振り切ろうと思うが相手も手ごわい。なんとか改札を抜けて物陰に隠れながらトラムを待つ。少し可哀相だと思うけど仕方ない、、、そんなこんなで先ほど軍事博物館に行けなかった俺たち博物館マニアはどうしても博物館に行かなければならないということで調べた結果、考古学博物館という所に行くことにする。場所は2日目に行ったトプカプ宮殿の直ぐ側のようなので本当は同じ日に行くべきだったのだろう、、、ここにも無数の展示物があります。中盤以降は見た端から最初のほうに見た物が頭から抜けていく。後半は館内を競歩気味に駆け抜ける。アレ?! アンタどっかで見たことあるねェ、、、そんなこんなで何となく知った顔にもあったということで観光終了。ホームのベヤジットに戻りいつもの売店に寄ってホテルで休憩。親父が晩飯はホテルのレストランで一回は食べてみようと言い出したので仕方なく行くことにする。メニューを見て驚愕。スパゲティーボロネーゼが何と20リラ。しかしそれだけでは格好がつかないのでシーフードサラダとビールを頼む。味は普通、チップも合わせると日本円にして9千円強という暴力的な会計を済ませ部屋でビールを飲んで傷心のまま就寝しました。つづく