テーマ:韓国!(17199)
カテゴリ:韓国のHot Issue
昨晩、韓国情勢に詳しい在日の方とお話をしました。
共通の認識としては「複雑で多様な韓国の情勢はなかなか日本では理解されない」と同時に「韓国人も置かれている状況を認識していない」ということでした。 「複雑で多様な韓国の情勢が日本で理解されない」という部分について 最近のブログでも散々書きましたが、韓国が「反日」である理由、私はポピュリズムという枠組みで説明しましたが、ポピュリズムって観念的で、あまり具体的ではないですよね。 具体的には日本の日教組に相当する韓国の教職員組合の「全教組」、ここの思想と教育の問題を彼は挙げていました。確かに韓国の教育現場にいる日本人の知人から、全教組の教員とそうでない教員で教育が違い、そうでない教員の教育の中には子供達の創造性を伸ばすような独創的な教育方法を模索したり、希望的な側面がある反面、全教組の教員は偏狭な反日教育や思想性により決めつけた視野に陥ってしまうような教育などがある、ような話を聞いたことがあります。 話題の少女像問題にしても推進している市民団体が極めて思想性が強いと改めて彼は主張していました。 それとマスコミの同調。かつて日本で学生運動出身者がマスコミでの地位を固めていったみたいな話と同じパターンということが韓国に起こっていると見る観点です。 親北の左翼思想は民族主義と結びついているのが韓国の特徴です。半日であり当然反米です。 翻って韓国の右翼・保守派はどうか? 彼らは朝鮮戦争の悪夢から徹底した反共思想が基盤になっています。 故に民族主義ではないわけで、北からの侵略から身を守るべく自由陣営との国際協調を強調します。つまり親米と、親日という表現ははばかられるのでしませんが、それに近いわけです。 教育や言論空間では左の優位性がある中で、様々は視点が提示され様々に影響されて韓国民の政治意識はその間のどこかに収まるわけですが、どういう結果であれ(例えば大統領罷免という結果も)それは自然発生的な意識や政府の見解という味方よりも左右両派の激しい思想・政治戦略の結果として生まれてきて、外交・政府や裁判所の意思決定にも強く反映せざる得ない状況まできていると見るべきだと私は思っています。(実際に、身の危険を感じる中で意思決定をせざる得ないので) そして「韓国人も認識していない」というのは、こういうダイナミズムで自分たちや国家が突き動かされていることを自覚していない人が多いということです。学問ですら否定されてしまう雰囲気のみならず、司法判断が行われている状況ですが、誰も声すらあげることができません。見事なものです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.04.17 11:19:41
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