◇好きを仕事にするむずかしさ。。。そして現実と夢のハザマに考える事とは。。。( ̄~ ̄;) ウーン◇
来週からまた3ヶ月フルにお仕事に行く事になっている。書ける時にかいておこうかな。。。(^。^*) 先日の土曜日お友達に誘われてミュージカルを見てきた。お友達のお付き合いで行ってきたんだけど、桜花海初ミュージカル観戦(^^)(むかし、学校で教育の一環として歌舞伎を見に行った事ならあるけど、こういうのは初めての経験だったので少し照れてしまった。(^^;))見に行った舞台はこちら→ ◆音楽座ミュージカル◆ 没後十年を迎える遠藤周作氏の名著「わたしが・棄てた・女」が原作のミュージカルでストーリーはこんな内容↓舞台は戦後すぐの東京。貧しいが野心だけは旺盛な大学生、吉岡努は、雑誌の文通欄で知り合った垢抜けない工員、森田ミツと出会う。欲望のはけ口と割り切って一夜を共にする吉岡の本心に気づかず、もう一度会いたいと願うミツ。その後、大学を卒業して就職する吉岡はミツを忘れ、社長の姪の三浦マリ子に惹かれてゆく。一方、ミツは手首にできたアザがもとで、医師からハンセン病と告げられる。死を覚悟し、富士山の麓にある病院に向かうミツ。死への恐怖、誰からも愛されない悲しみを味わったミツは、病気の疑いが晴れた後も病院に残り、病気そして社会の差別と闘う患者たちと共に生きていくことを決心する。(チケット販売サイトより抜粋) この舞台に立つ、ミュージカル役者の方々普段は他にも仕事をする事があるらしい。現実問題、役者というお仕事だけでの生活は一部の方々を除き、大変なものがあるのだろうなと思う。。(-_-;ウーンでも、舞台を見ていても感じた事は好きなことを仕事にしている人達って輝いているよね。(^▽^) 今まで生きてきた人生において、こんな心から満足するとような生活を桜花海は送ってきたのだろうかと、考えてしまった。 子供の頃からの桜花海の夢は普通の家族を持つ事だった。あまり宜しくない家庭環境に育ち、卑屈になっていたのかも知れないが、その他には夢も希望も持たなかった。ただ、普通というものに憧れ、普通の人間になりたかったのだ。 自分は普通じゃないというトラウマに真実を知った9歳のときから苦しめられた。そして普通に学校を卒業し、普通に会社勤めをしてOLさんになりたかった。事実そうして今も生きている。 大人になって改めて考えると、他にもやりたい事があったのにきっと無理だろうと、なにもする前からあきらめる癖がついてしまっていたのかも知れない。 悲しいかな日本の社会はいろいろな事に制限やスタートラインが決められている。今からやりたい事をするには厳しい現状だ。でも、まるでダメな事はないと思う。桜花海は不器用なので一度にいろいろな事は出来ないとは思うが、やれる事から始めてみようかなという気持ちに今回はさせられた。 このミュージカルの原作の「わたしが・棄てた・女」には、実際上のモデルがいる。その人はピアニストを志す女性だったが、ハンセン病と誤診されて一度は御殿場の病院に入ったものの、誤診とわかったあとも病院に戻り、生涯を看護に捧げた人である。 作者遠藤周作自身が大学の頃、この病院を訪れ、この話に大いに感動して、いつか作家になったらば、これを小説にしたいと考えていた。という。そして小説の主人公・森田ミツは、遠藤周作自身が「私がもっとも好きな女性」と告白した人物である。平凡で愚かだが、与えることで充たされる女性であると。。。 また、遠藤周作はかつてこんな事も言っていたらしい。「他人の人生を踏みにじったことのない人間などおらんだ ろう 。身内、友人、妻、恋人・・・・・・。深夜、そういう人びとがふっと思い出される。すると或る哀しみが起きるね。心が痛むね。それをそのままにしておいてもいいのか。いや、その哀しみや痛みと対決しなければならない。じつはそこにさ、神さまとの関係が生じるんだよ。いつか君たちもそこで神さまと勝負しなくちゃならない。 桜花海も折に触れ、神様と勝負しなきゃいけない時がある。 かつて、一人の人を思いを踏みにじる行為をしてしまったことがある。心から桜花海を心配し、支えてくれた人であった。家族の問題や自分の弱さから自暴自棄になっていた桜花海を心配し一緒に暮らそうと言ってくれた。 当時、桜花海には彼氏がいたし、彼は最初からそれを知りながらも相談にのり、壊れかけた彼との関係を立て直そうとしながら力になっていてくれたのだ。 ココロも生活も安定を望む桜花海に結婚しようと言ってくれた。励ましもし、恋人関係でもないワガママな女にここまで言ってくれたのだ。 色々とあり、会うのを辞めてからも彼は桜花海を心配し、メールをくれていた。そして、メールでも弱虫ワガママ桜花海を励まし続けてくれた。 半年ほどたった頃やはり、会いたいというメールを送ってきた。これ以上は繋がりを持っていてはいけないと返事は出さなかった。そのメール以来ぴったりと連絡は途絶えた。 会えないという返事するという選択肢もあったが、あえてそれはしなかった。ダラダラと関係を延ばす事もできたのに。。。 桜花海にとって、彼との会話は安心感を得られる好都合なものであったからだ。でも、それは相手に対して不誠実な気がしたし、これ以上メールのやり取りをする関係も相手に期待を持たしてもいけないと思った。多分返事をしない桜花海の考えをするどく、彼は察したのであろうと思う。彼は桜花海のココロの一番の理解者であったから・・・ 結局は一切の返事をしないという桜花海の行為は自分にとっても、つらい事だったし相手を深く傷つけた事になるのだが、この行動に関しては後悔はしていない。 その後、友達を通じて桜花海の状況を知った彼は、シアワセでいて欲しいと伝言くれた。貰うばかりでなにも返せていない彼には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。 今でも、彼には桜花海を憎む事で、桜花海の存在を忘れてくれるならそれが一番いいなと思っている。今は消息も分からなくなってしまった彼がシアワセでいてくれればいいなと心から願う。 ただ、時間が解決してくれると思っていたが、何年も経った今でもその時の虚しい空虚な気持ちと自分のした最低な行為をつらく感じる事に変わりは無い。 彼の事を考えた今日はやはりつらさを感じる。悲しみや痛みを感じた日になる。。今夜はまた、神様と勝負しなければならないね。。。 桜花海も遠藤周作の言う、平凡で愚かだが、与えることで充たされる女性でありたい思う。現実を見つめ、夢を追いながら、つねに前向きに生きていける人間でありたいと思う。たとえ夢が叶えられなくてもそういう気持ちを持ち続けたい・・・長々と書いちゃった。。。今日はちょっと重い話になっちゃったかな?(^^;)タイトルの主旨と変わってきちゃったよ。。。明日からはいつもの桜花海に戻りたいな。。。。