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テーマ:和歌披講(12)
カテゴリ:和歌を歌う~披講
知る人ぞ知る活動。
毎月2回、水曜日に披講を習いに行ってるんですよ。 ちょうど、結婚後最初の学習会は、新居を決めた翌日となりました。 せっかくだから、夫りるさんにも私の秘密活動を知ってもらおうと、 会社を定時で退社してもらって、見学に来てもらったんです。 さて。学習会。 『マドモアゼル・愛のぶらりblog』7月3日の記事『得恋の歌』 に書かれている通り、この日は、なぜか恋の歌がテーマでした。 青柳先生がホワイトボードにささ~~っと、以下の三首を書かれたのです。 八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を 吾(あ)はもはや 安見児(やすみこ)得たり 皆人の 得がてにすとふ 安見児得たり 「寒いね」と 話しかければ 「寒いね」と 答える人のいる あたたかさ 上から、古事記に記載されている、日本最古の和歌で、スサノオノミコトが クシナダヒメと結婚する際に詠まれた「八雲立つ」。 その次は、藤原鎌足がみんなのアイドル美しい高嶺の花、安見児を娶ること ができたぞー!どうだ^^という喜びの歌。 そして畳み掛けるように、サラダ記念日だw ・・・へ~~。恋の歌、本当に少ないんだなぁ。 結婚の歌なんて、タイムリーだなぁ。 な~~んて思っていると、青柳先生は、 「ほとんどが失恋の歌ばかりで、恋を得た歌は非常に少ない」 と、この歌を選ぶのに非常に苦労したとおっしゃっていた。 で、「最近、ご結婚された方がいらっしゃるので」と、話が“もしや” という方に流れ出した。 どうやら、私のお祝いをしてくださるらしい。 あわわわわ。 華燭の・・・華燭の宴です。。 まさかこんな雅やかなお祝いをしていただけるとは!! さらに、青柳先生の即興で、『和漢朗詠集』から「嘉辰(かしん)」も 歌っていただきました。 嘉辰令月 歓無極 万歳千秋 楽未央 どんなのかお伝えしたかったのですが、YouTubeで検索したら これ(嘉辰)しか出なかったです。 青柳先生のサイトによると、 「良き時節にあって、よろこびはきわまりなく、千年万年を祝っても その楽しみは尽きることがない」という祝言の句 とありました。・・・勉強になる~~。。 音の波に、ゆらゆらと体をゆらせていると、まるで平安朝の十二単を 着せていただいたような優雅な気持ちになった。 ああ、幸せ~~~゚・*:.。. .。.:*・゜ と、歌い終わったところに、後ろのドアからなんともいえないタイミングで 仕事帰りのりるさんが静かに入ってきて(笑) そのあと、練習をさいごまで見てくれて、初心者教室を一緒に受講して、 元神明宮に残っていた、大祓いの茅の輪をくぐってお参りして、 帰りました。 一生、一緒に続けられる趣味のひとつ、欲しいなぁ~と思っていたので、 和歌披講がそうだったら、嬉しいな。 なんて言いながら。 それにしても、こんなサプライズってない! ああ、なんてオシャレなお祝いなの~~~ ^^; 私も、こんな粋な大人になりたいなぁ。 披講の会では、ひと言も結婚の話をしなかったので、 まさかお祝いしていただけるとは思ってなくて。 なんていうか、毎日が、本当にスペシャルな感じだ。 なんてなんて、自分ってば、幸せモノなんだ~~。 本当に。感謝しかありません。 ありがとうございます ^^ ♪ マドモアゼル・愛先生のブログには、こうも書かれていました。 ************ 結婚に際してその喜びを和歌にしたら、必ず来るであろう結婚生活の 危機をかなり防げるかもしれない。 日々の生活に手ごたえを持たせる方法はいろいろあると思うが、 その最大のものは、自分の生活に神話としての側面を持たせることである。 結婚のスタートに和歌をつくれば、それは神話として影響力を発揮する。 非日常の喜びが表現されたとき、自分の人生が神話となっていく道をつくる。 ************ 和歌かぁ~。。 和装で写真撮った。 ウェディングドレスも着る。 記念の絵も買った。 新居も決めた。 結婚式はハワイだ。 ・・・和歌、詠んでなかったです。 ここは頭をひねるべきかしら。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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