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テーマ:和歌披講(12)
カテゴリ:和歌を歌う~披講
さて、実際に今年歌われた、「星と森国際短歌大会」
入賞歌はこちらです。 テーマは「逢ふ(あう)」 主宰 伊藤一夫 選者 中島宝城 読師 兼築信行 講師 内池三郎 発声 青柳隆志 講頌 林 純一 講頌 スピアーズ・スコット 講頌 水原康夫 講頌 大原 稔 星と森の心にて、逢ふ、といふことをよめる歌 星と森の副賞 広島県 金尾洵子さま (甲調) パラソルは 白を選びて 逢ひにゆく 五月の空を 味方につけて 星と森の大賞 岐阜県 近藤寿昭さま (乙調二反) 逢ひたしと 書かれし葉書 ふところに 焼香の列の 中ほどにゐる どちらの歌も、情景がはっきりと目に浮かぶよう。 青い空に、白いパラソル。 真っ白いワンピースも似合いそうな。 一方で、焼香の列の中ほどにいる、その方の胸に 亡くなられた方からの、逢いたい、の文字。 胸に迫る思い。 こんな歌が、いつか作れるようになるかしら。 さて。 こちらは、祝賀会の写真です。 選者であり、歌人の中島宝城先生が、 「歌は暗号であり、味方にわかればよい。 敵に知られてはならないもの」 とおっしゃっていました。 恋の歌なら、思いを伝えたい、あの方だけにわかれば それでいい。 そのようなひそやかな、ひめた思いを 短歌にこめて、そうやって いったいどれだけの人の思いが、これまでに伝わったり、 消えていったりしたのでしょうね。 身近な人だけでもいい。 素直に、気持ちを伝えて生きていきたいな。 今日もありがとうございます。 大好きです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.10.19 21:02:44
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