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2014.06.01
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テーマ:和歌披講(12)
カテゴリ:和歌を歌う~披講
歌会の後座として、「殿上淵酔」の再現を行いました。


「殿上淵酔」
歌会の歌聖としてお迎えした、柿本人麻呂さまの影(画像)に酒食を献じ、そして遊びます。

P6010204.jpg

青柳先生による解説:

『正月および十一月の五節に、清涼殿殿上の間に天皇が出御し、蔵人頭以下の殿上人が出席する、慰労会目的のある私的な酒宴』

『殿上人たちの歌舞があり、いわば芸の見せ場でもあった』

ということです。

平安の昔の、高貴な方たちが行った宴会が「殿上淵酔」といえましょう。


式次第は、このようになります。

1、蔵人頭両名、上戸ヨリ参入シ、奥座・端座ニ着ス。
2、女房、上戸ノ辺ニ着ス。
3、殿上人等、下侍ヨリ参入シ、奥座・端座ニ着ス。

ここまでが入場。以下宴の動きになります。

4、蔵人(1)、神仙門ヲ通リ小板敷ニ着ス。
5、蔵人(1)、上戸ヨリ貫主(奥座の蔵人頭)ノ前ニ進ミ跪座(きざ)ス。
  主殿司、銚子ヲ提ゲテ続ク。

・・・なんだかわけがわかりませんね (^^;

つまり、蔵人が主殿司を伴って、一番偉い方(貫主)の前に進み、蔵人が貫主に献盃するんですね。

盃を飲み干したら、主殿司が酒を注ぎ、その盃が次の位の方に回されていくわけです。

(わたくし、結局膝立ちで進むのを諦めて立って移動しました。。)


その間、楽人が雅楽を奏して、座のムードを盛り上げていき、末座の人まで盃が回るまで、演奏が続きます。

「越天楽」

「嘉辰令月」

と楽の音が続き、盃が二度回されますと、次は「一同肩ヲ脱グ」という記述に合わせて、狩衣の片袖を脱ぎました。


参考資料:早稲田大学図書館蔵「承安五節図」模本 寅の日殿上淵酔
無題.jpg

そして、酔いもまわって座も絶好調。

「越天楽今様」

「萬歳楽」

と進むと、もう皆酔っ払っていますから、手に持っていた扇でテーブルをバシバシ叩いて、拍子をとり始め、殿上人も立ち上がって、舞い踊り。

高貴な方々の着崩した狩衣姿は、また素敵でしたよ。


詳しくは、青柳先生のブログ『平成殿上淵酔顛末記』にございます。
ご覧くださいませ。

それにしても、雅楽の音は本当に素晴らしいですね。
笛をやってみたくなりました。





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最終更新日  2015.03.26 17:51:17
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