春　風　駘　蕩　２

 スピードアップしていった あやさんの姿は

あっという間に見えなくなった。

で　私はと言うと

その1歩は大きすぎるとか

足の置き場で大きな事故に繋がることがあるとか

いつまで経っても初歩の初歩でした。

これじゃJさんに来てもらっても　もてあますんだろうなあ・・・。

途中から

仙人様は前を行き

時々

いいね　足の置き場があっている

と

落ち込ませないで　何とか行程を進ませる方針に変えたのか（笑）

言ってもらえた。

自分で足場を考えながらの作業は意外と楽しかった。

もっとも　考えているようではダメなんだけれど。

私が黙々と歩を進めていると

そこは違う！！

と仙人様の大きな声！

見上げると

大きな岩に

日干しになりかけたおなかの大きなトノサマガエルみたいなお兄ちゃんが

へばりついていて

仙人様に注意を受けていた。

確かに　

その横を　おばさま達が登っているのだから

ルートが違うのだろうと。

もしかして

おばさま達を追い抜こうとしたのか？

私もリュックを背負ったトノサマガエルみたくなってしまったお兄ちゃんの横を登った。

誰にでもちゃんと指摘できて凄いなあと思いながら。

仙人様　あやさん　Jさんとの山歩き

私はとっても恵まれている初心者だなあ

後ろから来る

お姉さんグループが

もうすぐだよ～

着いたらお昼だよ～

これを励みに頂上に向かいました。

 １０：２６網笠山2524m