ニコンの心意気キヤノンの意地
昨日も書いたけど、ニコンがF6を発表したことはカメラ業界では非常に大きな、明るいトピックスだったと思う。ニコンのHPを見る限り、その入れ込み様は凄い。その性能紹介を見るだけで心躍る感じである。まあデザインがF100に似てるだの、野暮ったいだの、ファインダー交換じゃないだの文句はあるだろうけど、銀塩カメラを(しかも最高機種)出したことを素直に喜びたい。個人的にはモックアップ第1段階の方がかっこよかった気もするけど、まあそれはおいといて。恐らく報道関係の人には需要が見込めないが、あくまで写真を撮影する人、プロカメラマンやアマチュアカメラマンに向けたF最新機種は史上最もボクらに近い存在のカメラとも言えるんじゃなかろうか。値段もF5に比べてほぼ据え置きだし、性能は確実に上がっているわけだから。背面液晶なんかを見るとなんとなくデジバッグを装着できるようにするんじゃないかと考えるけど、それはまた先のハナシだ。もしそうなったとしたらボクはもしかしたらF6に走るかもしれない。ある意味究極と言えるんだろうけど、また更に技術の向上はあり、F7へと発展するのだと思う。まあF7が出ればの話なんですけど。個人的にニコンのF一桁シリーズになんの思い入れもないけど、F3と4は個人的に好きなカメラではある。非常に完成度が高いから、MF,AF共にシステムを組むのならF3,4にするだろう。いや、AFはF6かな?MFは今の所キヤノンで組んでいるのでこれはない話だけど、ニコンの心意気には正直感服である。それを思う反面、キヤノンはAFで天下を取ってからはどうもいいうわさを聞かない。まあ、ハナシ半分で聞いたとしても、銀塩はおざなりであのMF時代のニコンに追いつけ追い越せの時の熱はあまり感じられない。ニコンに対抗するべく出したF-1は先に天寿を全うし、EOSに引き継がれた形になり、その躍進はカメラ好きな人は良く知っているとおりである。ボクはあの頃の熱にやられたクチなんで今でもMFはキヤノンだと思っている。このF6を見て刺激されてキヤノンも銀塩モデルを開発しませんかね。あの頃の熱と気概を持って、意地を見せて欲しいなあ。