■指揮者 岩城宏之 を偲んで
●世界的指揮者が亡くなった。6月13日午前0時20分、心不全のため東京都内で死去。享年73歳。今から4年前のこと。日中国交正常化30周年事業で中国公演(南京、蘇州、上海、北京)。音楽監督を務めるオーケストラアンサンブル金沢と中国にやってきました。 蘇州では日本の大手都市銀行の蘇州支店長が「上海と違い、蘇州にまできて音楽文化を広めることの意義は大きいです。楽しみにきました。」との声。 上海では上海日本人学校の校長先生はじめ多くの児童生徒が上海大劇院満員のなかで日本のオーケストラ演奏を楽しみました。 北京では銀河少年少女合唱団(写真)との共演など精力的に活動。少年少女の合唱はアンサンブル金沢の楽団員さんには、とても澄んだ歌声で演奏しやすかったとのことでした。 国交正常化25周年にも中国公演(上海・蘇州)した実績もあり、ことのほか中国を重視されていました。「日本は今まで漢字など多くのことを中国から学んだ。今度は日本が恩返しをするのです。国交正常化40周年にまた中国に来ます。」とおっしゃいました。