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カテゴリ:映画+亜細亜電影倶楽部
「ブリジョン2」を丸の内にみにいく。
混んでいるのではと思っていたが、席は十分にあった。 大きなスクリーンで前の人の頭が全然気にならない快適な映画環境で、ブリジョンを堪能できた。 原作本がとうに出ているとはいえ公開直後なので、展開についてはまた後日こってりblogで語る(語り合う)ことにして、、。 まずは第一印象を。 ■ブリジットは、「英国版サザエさん」化するのか?■ 今回は、家族・友だち(酒も)の出番も活躍も少なかった。それがなんだか少し残念。それに反してますます冴え渡るのが、ブリジットのドジぶりと太りっぷり。 前作以上に脂肪ユニットを貯えたブリジット。 普通ドラマのヒロインというのは、相手ができるとやせてきれいになるという法則を見事に破る。いわゆる「幸せぶとり」を見事に体現。 またマーク・ダーシーのお仕事姿が、何度もお目見えする。 その整った姿とブリジットのドジが大体セットになっている。 1と違って単体のドジではなく、2では太りもドジもマーク・ダーシーとカップリングされている。 笑えるシーン数は多し。 その笑いの質がなんとなく「サザエさん」を思わせるのだ。 一種の健全な笑い。 1にあった、ちょっとセクシーなシチュエーションだったり、ブリジョンの妄想ががからみにからんだ末におこる「やっちゃったよ!!」的爆笑ではなく(私はこれを「赤毛のアン」的笑い?と同質とみた)、 「その状況でこう来られると笑うしかないなー」というあきらかな共感を誘う笑いがちりばめられている。 メジャーになった・・というのはこういうことをいうのだろうか? ■なぜ私は劇場にむかってしまったのか? 激しく、本質をよくついたプロモーションの技にシビレる■ 先週土曜日のblogにどういういきさつで「ブリジョン2」の前売りを買ったかは既に書いたが、前売りには、英国製入浴剤(LUSHブライダルブーケ)がついていた。 そして、初日先着プレゼントとなっていたのが、バーバリーの香水のサンプル。 幸いに劇場がすいていたので、私ももらった。 別にそれらがもらいたくて・・劇場に行くようにしたのではない。 ただ、劇場窓口で前売りを買うきっかけをつくってくれたり、当日いってみたらなんか余計にもらえた・・という、そのちょっとした「おトク感」を演出するのがうまいと思った。 それらはあきらかにブリジョン同世代の同性をねらったものだ、と映画をみるまで信じていた。 見渡すと、ひとりで「なんとなくブリジョンなファッション」の装い(私も今日こそはとブリジョン・ファッションに挑戦したよ)で劇場の椅子にちんまり座っている婦女子が結構いた。 しかしその婦女子以上に多かったのが、カップルだった。 それも大人のカップル。大学生以下ではない社会人のだ。また、外国人率もそこそこ高いようす。 ここで私はプロモの描いたカップルの会話を夢想する。 男「今度の週末どこいく?」 女「花粉ひどいからあんまり遠くいきたいなくない?」 男「じゃあ、屋内ってことで。。映画にしようか」 女「私、ラブストーリーみたい」 男「またあ。。どれにするー? うーん、ロング・エンゲージメント? (あこれって悲劇なのかな?それにエンゲージなんて・・ヤメトコ) あ、この映画はなんかもらえるって」 女「あ、みたいかも。あれっておもしろいのよ」 ひとりで映画をみにくる女性は、ほっといてもブリジヨンをみにくる。ねらいは「みたいかも」という一般層。 彼女らはひとりでは映画をみない。ではその性癖を利用して、カップルを誘いこもう・・。それが、前売りやサンプルプレゼントの本当のねらいだったのか? その戦略は、「ラッキー・チューズデー割引※」にも現れているのかも。。 ※火曜日(おそらく劇場に人の入りがもっとも遠のく日)に男女ペアで来た人はふたりで2400円になるというもの。 実際、ブリジヨンは女ひとりでみにいくのは実は別の意味の勇気がいる映画。 映画館にひとりでいく、さらにその中身がブリジョン。 それって、「負け犬×2(負け犬二乗)」くらいのプレッシャーがかかる。 でも、デートでなら。 「勝ち犬×3(勝ち犬三乗)」の気持ちが味わえるかも。 カップルの群れをみながらゆっくりステップをおりる。前方の席に向いながら、 私は胸元のあいたパステルカラーのブリジョンファッションでひとり意気揚々と 乗り込んできたことをちょっと後悔していたりした。 そんな戦略、読みとりたくなかったデス!! ■まとめ■ ソフト面での毒気は薄まった。友だちと誘いあってはもちろんのこと、家族によし、恋人とのデートによし、笑って観れる映画です!! ブリジットには共感できるし、マーク・ダーシーはキュートだし。 しかし、ハード面では前作以上に、毒のあるプロモだと私は思います~。 (あんまし好きじゃない) ※それにしても、午前中の福岡の地震!!!! 電話でなんとか連絡がとれ家族の安否は確認できたが、めったに地震が来ない地域ゆえ、交通機関や電話や街が地震対策できていないと思われるから余計心配だ。 津波が来る! 液状化現象か!? と言われている海辺に、私の家族は不動産を持っている。これからのことを思うと、安全もさることながら地価がさがらなきゃいいけど・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.20 15:44:29
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