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カテゴリ:映画+亜細亜電影倶楽部
さて、土曜日の夜の話を引き続き。
亜細亜電影倶楽部で「南極日誌」を見終わり、席を立とうとした私。 すると、後ろの席に座っていたスタイリッシュな女性から、突然呼び掛けられた。 な~んと! その人は大分で働いていた頃の、とある雑誌の編集部の同僚だった! 8年ぶりの再会・・。なんて偶然~。 この映画「南極日誌」を同じ時間に、同じ映画館で、前後の席でみるとは! 思えば大分時代、あの狭い町で一度だって、映画館で偶然に出くわすことはなかった。私も彼女も頻繁に通っていたあの「シネマ5」でも一度も顔を会わせなかったのに・・。 彼女が映画好き(注※人のことはいろいろ言えないけどちょっと変わった感じの映画がお好み…)であったのは知ってたけど! 東京に出てきたのは知らなかった! ・・というわけで、映画の後、しばし「大分の話題」に花が咲いた。 場所を移動して、当時同じ編集部にいた人たちの「その後」をきいた。 それはあまりにも非凡な物語の数々・・。 はー、私ってつくづくユニークな方々とお付き合いさせていただいていたのねえ、と腹がよじれるほど笑ったり、げげっと眉をひそめたり・・。 また、一人だけ近況がつかめない謎の人物「私たちの教官」兼副編集長Nさん の話題でもりあがった。近況がわからない・・というだけで、想像力たくましい私たちの話のえじき、いえ思い出話の中心となってしまった彼・・。 さて、今どこでなにをしてるやら…、あの夜はくしゃみが止まらなかったのではなかろうか。 それはそうと、出会った頃は駆け出し編集者だった私たち、彼女はその後、広告の方で一貫して8年のキャリアを積んでいた。なんだか堂々とした業界人っぷり? 一方、私の遍歴を話すと「やだ、会社クラッシャーなんじゃないの!?」「本が書けるわね」と軽く笑い飛ばしてくれる。 その笑顔がちょいニクイ。普通こういうシツレイなことはなかなかいえないと思うがそういうところが同じ会社で危機や修羅場をいろいろと潜り抜けた昔の仲間なればこそ。決して神妙にならないそのワライッぷり…。 その昔、「ああどうしよう、また遅くなった。締め切りに間に合わないよ~教官に怒られる」とうじうじワープロに向かっている私の隣席で、涼しい顔してしゃかしゃかとなんだかアヤシイ?原稿を書き上げていた彼女の横顔に重なった。 ふと帰り道、「そのネタで本が書けるよ」と言うせりふは、彼女にとって、"珍しいキワメツケの体験への最上級の褒め言葉"だったことを思い出した。そうだったよね、ありがとう! とにんまり。 こうしてふるさと九州を遠く離れた東京で、またひとつ「戦友関係」が復活、と相成った。 いやあー、不思議な晩。映画って本当に・・・イイもんですね! ※締めは、関連作品(←SHIBAKOさんの手法、拝借!)をご紹介※ 「ザ・フライ」、「裸のランチ」「戦慄の絆」・・もろもろで有名なあのホラーなお方、デビッド・クローネンバーグ監督の「クラッシュ」。 出演は、ジェームズ・スペイダー、ホリー・ハンター、ロザンナ・アークエット! これは、8年ぶりの偶然の再会を果たした私たちの記念すべき作品。在籍していた編集部で内々に開かれた"映画を見る会"の会合に選ばれた栄えある作品。 部員一同、横一列で並んで鑑賞しました。ええ、居心地、悪かったです。。 一人でみるならまだしも、普通、「クラッシュ」はグループで見ませんね・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.08 02:45:11
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