shibaの編集剣士ッ!

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• ドラクエに興じる日々

  今週はドラクエウィーク！ともいうべく、毎日2時間、これまで英語リスニングにあてていた時間がゲームの時間に早変わり。ドラクエのなぞ解きスタイルが気にいってしまった。１０代の頃まわりにゲームにはまった人は大勢いたがまさか３０代になって、自分もはまるとは思わなかった。初心者なのでコントローラーはうまく操れないが職業柄、字幕を読むスピードだけは早い。。。楽しすぎてやや困っている。

  2004.10.27

• 最も親しい人のバースデーをどう祝うか。

  ちょうど一月前に相変わらず忙しくしていた時、ある最も親しい人と「バースデーの過ごし方」について激論となった。バースデーの過ごし方としては1>重視しない人（自分も忘れていてこだわりない人）2>盛大に祝ってほしい人3>慎重に祝ってほしい人（例えば、年齢を忘れたい人とか家族だけでひっそり祝いたい人とか、自分から言い出すのははばかられるという奥深い人とか）の３タイプがいるように思う。今回激論となった人は、長いつきあいの中で「１＞重視しない人」だと分類していたが、いつのまにか「３＞慎重に祝ってほしい人」に変化していたことが判明。たまたま議論になったため、変化がわかり手後れにならずによかった。それでプレゼントの準備やら当日残業にならないよう仕事の整理やらをして、"慎重に祝う"ことに。おかげで楽しいお祝いができた。議論も（終わりよければ）いいものだ。ちなみに私は１＞に近い３＞で、家族でひっそりケーキをいただくのが好きだったり。。

  2004.10.25

• 「２０４６」、亜細亜電影倶楽部にて観賞

  Ｇｒｅｅのコミュニティ亜細亜電影倶楽部のイベント、「２０４６」映画ツアーに参加。ウォン・カーウァイ監督の久々の新作である「２０４６」、その映像マジックに酔い、浸った。「２０４６」は、香港の６０年代を舞台にした「欲望の翼」と「花様年華」とが微妙に入り交じった、不思議な、そして切ない世界。（私はこれから「花様年華」をぜひ観てみようと思った。）トニー・レオンがこれまで以上にとてつもなく格好よく、彼のために作られたような映画に見えた。いまや”大人の、切なくて、恋しくて、、”という感情を撮るのなら、ウォン・カーウァイに勝る映画監督はいないのではなかろうか！？私は「恋する惑星」「天使の涙」を初めて観た時のことを思い出しながら、ウォン・カーウァイの独特の世界とその感覚にひたった。「２０４６」は観る映画というより、スクリーンに映し出させれるものからさまざまなことを感じ取る映画だと思う。だから人によっていろんな感想があっていい。感じることがいろいろであっていい、そんな不思議で素敵な、切ない映画。。。予定されてなかったキムタクの突然舞台挨拶に出くわしたのもラッキー。映画の後は亜細亜電影倶楽部メンバーと火鍋をつつく。みなさん大人で映画好きの素敵なノリの方たち。とても楽しかった！

  2004.10.24

• 忘れられた日記？「仕事と台風」

  ※この日記、ずっと前に書いていたのになぜかＵＰしていなかった・・。■午後はずっと打ち合わせだった。打ち合わせが開かれると、仕事の先輩たちに混じって(この中では私が一番キャリアが短い)、アイデアを出したり、議事録をつくったり、企画書をつくる。私の仕事のピークは毎月末で、月末に近づいている時の打ち合わせは他の時期よりハードルが高く・きつく感じるものだ。ここのところ仕事に慣れたために気持ち的にもすれてしまい、ひたすらマシーンのように毎月毎月のステップを乗り越えていくことが私の仕事のようになりつつあったが、自分よりも経験値が上の人に混じり、打ち合わせ自分のアイデアや発想の乏しさや磨かれていなさを露呈していると「上を向いていかなきゃなあ」というしおらしい気持ちになったり。■打ち合わせ終了後の夜はたいてい議事録や企画書やらをつくるのだが、今日はなにしろ台風なので、とっとと帰ることができた。台風でなにが悲しいというと、家に閉じこもりきりになるにもかかわらず、アンテナを置いてる位置が微妙だからか、台風が来ている間、CS放送がほとんど見られなかったということだ。本来なら、停電もせず、屋根が吹き飛ぶこともなく、ただ外に出さえしなければいいという「比較的安全な状態」にいる自分の幸運に感謝しなければいけないのだが。台風のたびに放送が見られないのなら、やおらビデオやDVDの出番となる。自宅作業もせず、「ドクトル・ジバゴ」をビデオで観た。

  2004.10.20

• 結婚式の招待状

  天気もすぐれず、体調も下降気味のせいか、小さなことが気になって集中できない。それで、今日は昼過ぎまで自宅で企画書作成させてもらうことに。雑音のない中で静かに考えていると、アイデアは結構降りてきた。出社する時間になって、ポストをのぞくといとこの結婚式の招待状が来ていた。私の日常の仕事や体調や雑事にそんなことに関係なく「いらっしゃい」と届いた招待状。この一枚の招待状の裏には、いとこやおばの準備のためのあれこれがあったに違いない。富山に嫁ぐいとこの結婚式は、近頃珍しいほどにきっちり手順を踏んで両家の打ち合わせのもと進んでいた。それは楽しいけれど、大変だったろう。夏に会った時のおばの、あまりの忙しさに取り乱していた髪型を思い出した。招待状は小さいことにくよくよするなって言ってるみたいで、親族のつながりを感じさせてくれた。気持ちがふっと軽くなった。

  2004.10.19

• 京都日帰りプランの広告ポスター

  ■先週の金曜日、表参道の駅の大きなポスターの前で、珍しくも立ち止まってしまった。どんなポスターだったかというと・・それは、JR東海の京都への日帰りプランの広告だった。真っ赤な燃えるような紅葉とコピーと、そして一番下にあった情報。日帰りだと京都が2万円以下になるという。ふと気付くと、立ち止まっていたのは私だけではなかった。他にも女性がひとり、私の隣でポスターを凝視していた。私が立ち去った後も振り返ると、まだ数人がポスターの前で一瞬立ち止まったり、ポスターを指出したりしていた。■偶然にもその夜、知人から「仕事で京都に行くことになったのだけど、どうすれば費用対効果抜群で楽しくいけるか」という相談を受けた。私は飛行機の料金などを調べた後に、その日見たポスターの話をした。知人はさっそくJR東海のホームページを調べ、そして翌日には東海の窓口で切符を買ったという。■土日の休みがあけて、週末京都に旅行に行った同僚に聞くと、京都の紅葉はまだだったそうだ。ほんの少し赤くなっているところがあった、という。私はそれを聞いて、ひざをうたんばかりにうなりたくなった。あの広告は「これから赤くなる直前」に打って来たのだ。それも「日帰りプラン」を。宿泊プランならそれこそ九月なかばから旅行会社はパンフをおいて宣伝していた。しかし、日帰りはそんな前から誰もプランをたてない。あえて10月なかばに、紅葉の写真で、日帰り京都プランを売ろうとするJR東海にしびれた。広告とは、適切な時期に適切な場所に打つことで、見る人の潜在意識を刺激し行動(購入)を起こすことができる、という例ではないが、あの燃えるような紅葉のポスターを見て、さぞひそかな秋休みをとりたくなった人は多いのでは。。

  2004.10.18

• 東宝セントラル、閉館・・・

  長野県松本市の映画館「東宝セントラル」が10月24日に閉館するという記事をインターネットで読んだ。http://www.nagano-np.co.jp/cgi-bin/kijihyouji.cgi?ida=200409&idb=701東宝セントラルは、私の知る限りでも、とても古い映画館だった。もっというと、椅子が壊れている席や、スクリーンも汚れていてクリアーでなかった。記事によると、1927年に芝居小屋として開業、現在の建物は築80年ほどたっていたらしい。母を連れて東宝セントラルで「サイン」を観たことがあった。50代後半の母は「私が子供の頃行っていた映画館みたい。懐かしい」と言っていた。つまり昭和30年代風ということか。。松本市内には、東宝セントラルの他にも、エンギザ、テアトル銀映、上土シネマ、メトロシアターがあり、なかでも私が好きだったのは松本中劇だった。改装されたエンギザ以外はどの映画館もものすごく古く、今日、お気に入りだった中劇も既に閉館していたことを知り、http://mytown.asahi.com/nagano/news01.asp?c=35&kiji=27もはや呆然・・。かつて松本に住んでいた頃、毎月1日の映画の日や金曜日のレディースディに、仕事のあと映画をみに通っていた。そしてそんなに大好きでもないハリウッド系の映画を観ては、帰り道、映画の内容についてよく憤慨し、ぷんぷん怒りながらも、松本の終電時間は早いので、寒い夜道を走って1時間に1本の電車に飛び乗らなくてはいけなかった。中劇の400人は入りそうな2階立ての館内にたったひとりの観客! として「アメリ」を観たのはいまでもよい思い出だった。おなじく中劇の2階にあった小さな映画館で「アザーズ」を観た時は、「ここで地震にあったら助からないだろう」というくらいのその狭さ・閉塞感で、いっそう恐さがつのった。松本で観た映画で印象に残っているのは、他にエンギザで観た「ロード・オブ・ザ・リング1&2」、上土シネマで観た「8mile」、東宝セントラル2で観た「猿の惑星」、、他にもたくさん観た。でも、松本の独特の古い映画館の建物や上映中の観客の雰囲気、それらが手伝って映画だけでなく、私に感動の思い出を残してくれていたのだ。松本市はとても美しい城下町。戦前の家並みはこうだったのだろう、と思わせるような小さな路地に、白壁の蔵がたっていて、商店街も残っている。中心部を歩くといつも楽しかった。松本の映画館に通っていて感じたのは、松本市民は映画好きだということ。映画を観る雰囲気が非常に良かった。また映画の話を日常の話題に語れる人たちもかなりいたように思う。しかし映画館は古くて汚くもあり、上映プログラムはぱっとせず、あまりお客の方を向いていなかったように思う。東宝セントラル、中劇がなくなってしまったのは、非常に寂しいことだが、でもそれは映画館だけのことでなく、かつてお城を中心として完成し機能していた松本の街が、郊外の街に押され、だんだん古びて機能しなくなっているということもあらわしているのかもしれない。松本に住んでいた間、これらの映画館が楽しい思い出と映画を提供し続けてくれていたことを、あらためて振り返り感謝している。ありがとう! 東宝セントラル、そして松本中劇!!

  2004.10.17

• 英語学校と「家族の肖像」

  東京に来て1年、昨年12月にTOIECを受けて以降は日々の暮らしに追われてなんの勉強もしていない。そろそろ生活も落ち着いてきたので、英語や知的財産権関係の勉強を再開したいと、まずは南青山にこの10月新しくできた英語学校でレベルチェックを受けた。ホームページではイメージ写真ばかりで、ほとんど内容がつかめなかった。そのためとコースカウンセラーの勧誘が積極的だったので来校してみることにしたのだ。以下、私がコースカウンセラーから聞いたところの話をかいつまんでまとめてみた。ひとことでいうと、この英語学校の学習システムは自動車学校に似ている。入学前にレベルチェックをして、目標値を決める。そして、学校の自習室と自宅学習でトレーニングしてある程度の習熟度をクリアしてから同じレベルランクの人が参加する少人数レッスンへ。これまで散々自習した内容を、ネイティブスピーカーの講師にチェックしてもらう。講師がOKを出せば次の段階に進める。だめならもう一度、自習をし、少人数レッスンにのぞむ。このくり返しで(ある人は半年間、3コース)で目標レベルに到達させる。ある一定の自習時間をかけ、習熟度も十分だったたにも関わらず、決めた期間に目標レベルに到達しなければ全額返金するらしい。かなり本気の英語学校とみた。総じていい印象の学校だった。雰囲気も目につくものもイメージが統一され、ちゃんと管理されている。必要なことにはちゃんと答えてくれる。問題は、始める時期を迷っている(これから入学すると12月、1月は仕事が忙しい時期に入るので十分な回数通えなくなる)こと。それと、価格。期間/価格からいうと"デジハリ級"だ。 他にも、看板をみたかぎりでも歩いていける英語学校が3、4校あるので、この機会にいろいろ試してみたい。レベルチェックのあとは青山で買い物をして有楽町へ。「ヴィスコンティ映画祭」で「家族の肖像」を観る。「家族の肖像」は15年前から大好きな、特別の映画だ。この映画に出演していたコンラット役ヘルムート・バーガーにはほとんど恋していた。これまではビデオで観ていた。フィルムは初めてだったが多くの発見があった。ビデオで始めてみた時、私にとってコンラット役は、なにをして暮らしているかはしらないいかがわしい外見の奥に純粋な魂と審美眼を持った美青年だった。10年がたち、いまフィルムで観たコンラット役は、蜘蛛の巣に捕われて少しずつ死んでいく蛾のように見えた。あくまで私の好みでしかないが、ビデオでみた方がコンラット役が本来もっていた(と思われる) 「秘密めいていて猥褻で下品な感じ」が現れていたように思う。フィルムで大きなスクリーンに映し出されると、ヘルムート・バーガーよりも、ビアンカを演じた大女優シルバーナ・マンガーノのアップや挙動に目がひきつけられてしまうのだ。シルバーナ・マンガーノの方が、「秘密めいて、上品な中に下品さがあって、混乱した哀しい」存在感の表現においては上手であった。「ベニスに死す」と「家族の肖像」の相似点の多さと大きな違いも見えてきた。「家族の肖像」にはあるものが欠けてている。それはヴィスコンティの映画にある「緊張・緊迫」だ。美しい、隅々まで計算された背景の中で、ぎりぎりまで追い詰められ、爆発する人間ドラマが観るものを圧倒する。「家族の肖像」ではこの緊迫がやや欠けている。たとえば、コンラットに同情するだけで、焦がれようとはしないバート・ランカスターが演じた「教授」役のスタンス。彼なりのエレガントな孤独が、映画自体を弱くしている。「カンバセーション・ピース」のコレクターである教授は、このおかしな家族(母親と娘、娘の婚約者、母親の愛人という構成)の距離感、噛み合わなさをフレームの外から楽しみ、時にいらだちながらも、味わっている。教授にとってみればいわばこの家族は、生きた絵画。登場人物はみな美しく個性的で、申し分ない。教授役のコレクター気質をかぎとりつつも私は、「教授役は所詮コレクター。ビアンカ役のような切迫した気持ちにはなりえない。彼の人生の傍観者的なところをなぜもっともっとえぐらないのか!」と思った。「やっぱりそれ(以上)は可哀想」というものか。それでも、この作品が好きだ。この欠如がおそらく好きなのだろう。コンラットのあきらかに似合っていないジーパン姿も。これから先、何度この作品をビデオで観ることだろう。今日みたフィルムにまた会うことはあるだろうか。そんなことを思いながら「ヴィスコンティ映画祭」をあとにした。

  2004.10.16

• テトリスにはまる・・

  携帯を新しくしたら、バーコードリーダーを使ってURLを簡単に読み取ることができるようになったので気をよくしてゲームをダウンロードしてみた。そう、ごく基本的なあの「テトリス」を。そして移動時間やあき時間のたびにゲームしては、純粋に楽しんでます。いまごろ・・なんでってネタではありますが、やっぱり携帯についてる機能を使うと荷物が増えなくていいですもん。。図形あわせは苦手だけど反射神経を鍛えるのが好きな私の格好のトレーニング材料になりつつあり、毎日、1、2レベルずつUPしていたりします!

  2004.10.15

• 集中力と睡眠

  今週はかなり仕事の密度がつまったスケジュール。そんな週があける時、私はいつも思う。「今週ものりきっていけるだろうか」ストレスで眠りにつけない日曜日の夜もあったし、夕方ぐらいに急に不安になって、反動で遊びにでかけてしまうこともあった。いや、社会人になる前はもちろん、中学生の頃から私の日曜日の夕方から夜にかけてはずっとこんな感じだった。「『日曜洋画劇場』が始まると、日曜日が終わってしまう! と焦る」のだ。ところが、ここのところ、自分にとっての「よいこつ」が少しずつわかってきた。・シンプルに。・その場・その時に集中すること。・就寝時間と起床時間を決めること。きっかけは、仕事の時間に変動幅があるので仕事にあわせて生活をしていたら、私生活で時間の管理があいまいになって遊びや感覚を磨く時間がなくなってしまった。夏は特に暑かったせいもあり、無理をしてもしかたない、と思っていたが、秋になって体調にも不安定感が出てきたので「規則ある時間管理とシンプルな生活スタイル」をめざして自分を律しはじめた。遊びたい、と思う時は「無理をせず」遊ぶ時間をつくること。「遊べない」ことがストレスになるくらいならその方がいい。眠りたいと思う前に、眠る時間は十分に確保することだ。そして睡眠がたりなくてきつい日があっても、こんな時は永久には続かない、と自分をリラックスさせること。来週は仕事がいっぱいだ! と分かっていると、以前の私は体力を温存させようと土日はひたすら眠っていたりした。いまはそんなことはせず、来週がハードであるのを知っていればいるほど休みの日には自分がいまやってみたいことを優先させる。仕事がハードであればあるほど、平日も休息の時間を大事にし、仕事の時間は仕事に集中できるようにする。全体的に愚痴の回数もへり、仕事の時間もぐんと短縮されるようになった。ここのところ生活が不規則でなくなり、体調も悪くない。「変わる」切り替えポイントは、なんでもないごく当たり前のところにあったのだと思っている。

  2004.10.14

• マルチメディア検定、ふたたび

  昨年夏にCG-ARTS協会のマルチメディア検定2級を取得したので、今年は1級にチャレンジしてみることにした。1級では、知識を問う一次を突破したらば作品の提出をする二次とプレゼンをする三次があるらしい。受験は毎年1回きり。取得まで何年かかるのか、きっと長い道のりなんだろう。2級の時は４度目の受験でようやく合格した。仕事のかたわらの試験勉強を始めて取得まで丸2年かかっている。1級では2級の時と違い、対策講座なんてやってくれない。問題集も市販されていない。どう攻めればいいのか見当もつかないが、それもまた勉強なんだろう。とにかくまた始めたのだから、やりとげるまでねばっていくしかない! のである。

  2004.10.13

• 放送とフィルム上映の違いについて思ったこと

  昨日、スカパー!ぺーパービューで「誰も知らない」を放送していた。喜んで即、「予約」した。ところが、、この「予約」という行為がNGだったのか、番組が始まったとたんに「購入しますか」というメッセージ。「購入する」は予約の時に押していた。なんで?と思いつつ、あわてて、「購入する」を押そうとするが「予約」を押すとリモコンにロックがかかっていて・・。すわとロック解除すると、画面はもうすでに真っ暗。購入しますか、ともきいてきてくれない。操作方法をカスタマサービスに電話できく。(カスタマサービスはなにか有益なことを言ってくれたはずもなく、、逆に「機器の故障ではないですか」とこっちのせい扱い。哀しいことにカスタマサービスの対応はぐんぐん悪くなるように思う。)全部こっちのせいなのかア!?　確かに私がドジだった。「予約」なんか押しちゃいけなかったのだ。これでも、スカパー!ユーザー歴8年。。。なのに。15分、オペレーターの凡庸な説明につきあって、ようやく観ることができた。ちなみに1作品(視聴一回につき)1575円也!スカパー!への苦情はここまで。さて本題。こんなどたばたがあってもなくても、くつろぎのホームシアターを持っていようがいまいが、「誰も知らない」は、劇場にいけるのなら、劇場で観ることをおすすめします!!　「CSデジタル」はたしかに画像がきれい。音もいい。けれどフィルムにはアナログならではの良さがある。聞こえない音が聞こえてき、見えないものが見えてくる、ような良さ。例えば、「ゆきちゃん」の小さなつぶやき。「明くん」のせっぱつまったぴんとはりつめたような気持ちがからだを動かすとはじけていく、動作に伴う空気を切る感じ。あの家族の持っていた生活の音。撮影された東京の四季の姿。フィルムでは手に触れるように存在していたのに、、。「衛星デジタル放送」されちゃうと、(特に私の貧弱なテレビ環境では)、もうなんかドキュメンタリー風テレビ映画、にしか見えませんでした・・。フィルムの持つアナログの良さがいかされているのが「誰も知らない」の魅力のひとつだということを、私はスカパー!視聴で改めて思い知って、その発見に呆然としていました。なんでこんなに早くスカパー!なんかで公開しようって思ったんだろう。パッケージ(DVD)に「映画、フィルムならではの良さ」が残っているといいなあ。期待したいところ!!

  2004.10.12

• 仕事に身が入らず…

  午後から仕事。ジャズを聴きながら、、静かーにお仕事。昨日はとうとう有楽町に行き、ヴィスコンティ映画祭で「熊座の淡き星影…」を見ることができた!今日も夕方の「地獄に堕ちた勇者ども」・・が見たい!!間に合うか!いけるのか!という気持ちばかりあせって、仕事が「浅く」しかはかどらない。ヴィスコンティ監督の映像力は絶大。スクリーンで見るヴィスコンティ映画は、ビデオで見るのともちろん画質、迫力、見る側の集中度もかなり違う。見ると本当に魅せられてしまう。。昨日見たクラウディア・カルディナーレの大きな瞳が今日もくっきり思い出させれる。しかもそれがだんだん「来ないつもり?復元バージョンはもう一生見れないかもしれないのよ」といわんばかりに強いまなざしでにらんでいる(ように思える)。さあ、がんばって仕事終わらせよう!

  2004.10.11

• ヴィスコンティ映画祭

  「ヴィスコンティ映画祭」が8日から開催されてます～。http://www.asahi.com/event/visconti/index.html有楽町に行きたい～!!でも台風がッ。。10月9日(土)午後現在、外を見ると雨風はおさまっており、静かな様子。きっと嵐の前の静けさなのね。これから来るんでしょう。今日は我慢するにしても、来週にかけて「家族の肖像」「ルートヴィヒ」「異邦人」は見られるか・・も。ちゃんと見にいけるように、がんばって仕事を終わらせよう!!

  2004.10.08

• テレビ付き携帯に乗り換えてみたり

  10月に再放送およびリニューアルバージョンが始まったのを機会に、NHKの外国語講座で最近「勉強しよ!」と思いつめているロシア語、フランス語に入門してみようと決意。そして、「勉強のため」という口実を噛みしめ、携帯をvodafone 402SHに機種変更!V402SHは、シャープ製でアナログテレビチューナーとFMラジオのチューナーつき。これまではJ-T08という東芝製のJ-PHONE時代の機種を使っていた。J-T08は相当ほれこんで買った携帯で、スタイルもメール打ち具合も大好き。しかし時の流れで、赤外線もSDメモリーカードもバーコード読み取り機能もなかったので寂しい思いをすることしきり。今回の買い替えで赤外線通信以外はやってみたーい!という願いが叶った。。新しい携帯って、慣れるまでは毎日がどきどき。書きたいことはたくさんあるのだけど、まずはテレビのこと。テレビの映りは、屋外ではたいていいいのだけど、室内ではいい時と悪い時があり。外国語教室を見るのには画面が小さかった。しかしNEWSをゲットするには十分です。(翌日の台風情報ゲットでは役にたちまくり!)意外によかったのが、FMラジオの音のきれいさ。ちょっとした移動時間の音楽リスニングにはおトク感がありました。メールはやっぱり慣れ親しんだ携帯の方がよいみたい。たしかモバイルRupoとかいうソフトが入っていたT08の方が打ちやすかったし、重さ・厚さが適当だったけれど、こんどのは握りしめられず、打ち込みスピードに影響が出ている様子。私はちなみに左手入力。私は右と左では握力が結構違うので、右手入力にするか、握力UP!?が必要なのかも・・。

  2004.10.07

• 北海道のじゃがいも

  先週の北海道の旅の途中、北海道中川町産のじゃがいもを買った。東京へにんじんと共に持ち帰ったのだが、これがもう、、とてもおいしい！じゃがいもからは大地の恵みの味がしてありがたい気持ちでいっぱいになる。煮てみたり蒸してみたり。じゃがいも味噌汁もおいしかった。そして今日はタイのレッドカレーをつくって食べる。北海道のじゃがいもには、我が家に伝わるちょい切ないエピソードがある。半世紀前、じゃがいもを買った中川町の隣町である音威子府村と美深町に、私の家族たちは住んでいたと聞いている。開拓民として移り住み、初めてつくったじゃがいもは「植えた種芋より小さくかった」そうだ。そして数年のち、村を出ることになったのだが・・。いま、道の駅で出会うじゃがいもは、大きくて滋養のある味。この地域の名産物であることは間違いない。道北を旅しながら私の家族がずっと北海道に住みつづけていたらどうなっただろう、私は生まれていなかっただろう・・。などと思って秋風に吹かれ、秋の味覚のお菓子をかじり真っ黒なそばをすする、、。ルーツ探しのはずが収穫の秋の北海道を食い倒さんばかりの旅と化していた。帰り道、確実に体が重くなっているのを感じた。東京に戻り北海道から持ち帰ったじゃがいもを次々と消費しているとどうやらお通じにも効果あるよう。本当においしいものは体にもいいのだということを改めて知る。。というわけで秋の北海道のお土産はじゃがいも！！がおすすめですね。

  2004.10.03

• 久々の土曜出勤、そしてチャリ冒険

  午後、自転車で会社へ。ブルースを聴きながら仕事してます。コーヒーも飲み放題でいい気分です。今日の青山は絶好のサイクリング日和♪です。少し暑めの秋の日ざしをうけて道行く人たちの顔も明るく見えます。帰りはどのルートを走ろうか今からうきうき。・・・夕方、仕事が終わった私は、チャリで代々木公園へ。サイクリングコースを2回ぐるぐる回る。かなりかっ飛ばしたので気分はもうすっきり。そのまま元入った原宿口からでなく西門というところから出た。そして道に迷ってしまったようだ。気がついた時、私は甲州街道に立っていた。地図を持ってこなかったことを悔やんでももう遅い。チャリの辛いところは、チャリでなんとかして帰らなくてはいけないところだ。そのへんに置いていくわけにはいかない。通い慣れた新宿南口の駅を背に、心細い思いでいっぱいになりながら「渋谷」という表示を頼りに、代々木・千駄ヶ谷を走る。坂道をのぼったり降りたりしながら、なんとか外苑通りにたどりつき、青山へ戻ってきた!少し疲れはしたが、myチャリの実力が試せたし、なにより知らない道を探険できて、よかった。入ってみたいカフェやインテリアの店をたくさんみつけた。今度は偶然でなく行ってみよう。とにかく帰ってこれてよかった。。

  2004.10.02

• 「バレエ・カンパニー」を観る

  ロバート・アルトマン監督最新作「バレエ・カンパニー」をｂｕｎｋａｍｕｒａで鑑賞。まさに「鑑賞」という言葉がふさわしいこの映画。ダンサーの鍛えられた体がとても美しい。「スパイダーマン」のジェームズ・フランコも出演。踊ってくれるのと期待したが、なし。ヒロインの恋人の料理人の役でオムレツを作る姿が素敵でした。

  2004.10.01

• 道北、家族の歴史を知る旅へ

  道北2日目。■稚内から車で美深町を目指す。今回は、私の母が子供の頃、数年を過ごした村まで行ってみようという企画だった。今年の６月に北海道に来た時、宗谷岬まで出かけたのが北海道ドライブの初体験だった。その時、特に眠くなかったのに、運転していると眠気を感じるような平たんな同じ風景の道がえんえんと続いていたことがとても印象に残っていた。幸い稚内から美深までの道のりは決して平たんではなかった。ゆったりとした山(丘の)道を、たくさんの牧場や農地をみながら通り抜けとにかく風景写真を撮りまくった。■途中、中川町の道の駅でじゃがいもやらにんじんやらを買う。前日、稚内の図書館に寄ったのだが、土地の地図を探し出すことができなかった。道の駅ならありはしないか、と聞いてみると、「地図はないんです」という。本屋さんは、ときくとないですね、といわれる。カーナビをつけていない私たちは標識だけを頼りに行くのか、と心細くやや不機嫌になる。■音威子府村へ。音威子府駅により、駅舎で真っ黒な麺のそばを食べた。これがおいしい。道で赤いそばの実のようなものがなっていて「あれ、そばかなー。北海道でそば?」と疑問に思っていたが、やはりそばだったのだ。そばは土地が狭くて貧しいところで栽培すると聞いていた。長野もそうだった。昔、家族で住んでいたのは、やはり土地が貧しいところだったのだろう、と想像し祖父もこのそばを食べたのだろうか、と思った。■音威子府村から美深町へ。途中、「豊清水駅」という看板をみかける。豊清水駅は目的地のひとつ、家族が住んでいた土地だ。帰りによることにして、美深町の駅まで車を走らせる。美深町の駅舎はとても立派だった。売店のおばさんにまた「地図はないでしょうか」ときくと、「ないですね」と言われる。「本屋はありませんか」というとそれもないそうだ。親切そうな方だったので、ずうずうしく、母の持って来た年賀状(祖父の遺品の中にあった北海道時代の祖父の友人)の住所をみてもらい、この住所はどのあたりでしょうか、と聞く。売店のおばさんは、美深町の電話帳を取り出して、「この住所だと・・・」と説明をしてくれた。どうやら家族と昔つきあいのあった方々は今も同じ町に住んでいるらしい。教えてくれたお礼といってはささやかだけれど、北海道のキャラメルを買った。キャラメルにも、我が家族の北海道の思いでがあるのだが、それはまた・・。。■美深町の道の駅へ。道の駅は整備されていて、特産品もたくさん売っていた。私は嬉しくておかしなどをたくさん買った。特に「いも」系のおかしがとても美味しかった! なにが嬉しいかというと、子供の時から家族・親戚が集まると聞いてきた「美深(びふか)」という美しい響きの町をいま自分が訪れていて、それがまた名前の通り豊かな恵みのある農村で、おいしいものがたくさんあるということが、嬉しかったのだ。携帯のストラップまで購入。道の駅の裏手から美深温泉へ。美深温泉は透明な湯、農作業で疲れたからだをいやすのだろう、たくさんのおばあさんたちが集まっていた。とてもいい湯で、冷えたからだがしっかりしんから暖まった。■豊清水へ。いよいよ、豊清水へ。美深町と音威子府村の境にある地域だ。まず豊清水駅をめざした。ガソリンスタンドのおじさんに聞いて、まがるポイントを確かめた。そしてようやく辿りついた。そこは、もう長らく使われていないような廃虚のような駅舎だった。あまりの寂しい姿に、私も母もだまりこくってしまった。でもわかっていた。ここが「豊清水」だと。ここだ、間違いない、と。雑草だらけの寂しい駅のホームに立ち、私はカメラのシャッターを切った。母にはビデオカメラをまわさせ、まわりの風景をおさめた。ひとしきり撮ると車で周囲を走った。母が昔遊んだと話していた小川らしきところがあった。それはあきらかに寂しい、忘れられた土地だった。この土地に住んでいた時、祖父はいまの私と同じくらいの年齢だった。家族を背負い満州から引き上げて、住む場所、生きる意味を探していたろう。どんな気持ちで終戦後の日本を生きてきたんだろう。この土地には今も昔も未来なんかないように思えた。向こうからおばあさんがやって歩いてきた。私たちは一度はおばあさんとすれ違ったが、もしもう一度おばあさんとすれ違うことがあれば、年賀状の住所の人のことについて聞いてみよう、と相談しあった。果たして、そのおばあさんとはもう一度すれ違うことになった。私たちが話しはじめると最初はなんだろう、と思ったようだが、いろいろ話してくれた。昔、このあたりは豪雪地帯だったこと、私たちの家族のような開拓民として暮らした人たちのこと、そして私たちが探している住所は今も実在し、年賀状をくれた人の家族が今も住んでいることがわかった。おばあさんは、私たちが昔住んでいたところを探していたことをその家族の人に言っておくわ、といってくれた。私たちは感謝しおばあさんと別れた。それからも年賀状の住所を車で探したが、結局場所はわからずじまいだった。■音威子府村からオホーツク海側へ迎う帰路は、往路とは別の道をたどった。音威子府村からオホーツクに出た。そして宗谷岬を通りすぎて稚内へ着いた。宗谷岬の手前で、夕日が沈んだ。夕日が沈むまでを私たちはじっと車窓から眺めた。それはまさに「夜のとばりが降りてくる」という光景だった。こんな雄大な、妖しく美しい夕暮れは、見たことがなかった。「今度は、年賀状の住所に問い合わせをしてから、もう一度訪ねてみよう」と母と約束した。来年の夏はサハリンにも渡りたい。家族の歴史をたどる旅vol.2まで、準備すべきことは山ほどあるように思った。

  2004.09.25

• 北海道・稚内へ

  仕事を午前中に済ませて、羽田空港へ向かう。もともと出発したのはかなり余裕のない時間だったのだが、途中で気づいたら、かなりまずいことになっていた。このままでは飛行機に乗り遅れる!?(以前もきわどい時間で到着して定時運行に非協力的なことをしてしまった)　なにしろ羽田-稚内便は泣いても笑っても１日に2本しかでていないのだ。遅れるわけにはいかない。それで、タクシーに切り替える。はじめ乗ったタクシーの運ちゃんが弱気だったから、すぐ降りて、もう一台拾う。次のタクシーの運ちゃんはハイテク派で、ケータイで渋滞情報を調べながら道を選び、高速でもぐんぐん走ってくれた。玄人のテクニックを駆使し、おかげで思ったよりはやくついた。日本の最北端に向かう飛行機に乗る人の平均年齢は高かった。余裕ある時間についたとはいえ、窓際の席がとれなかったので、航空写真もどきを撮るのも諦めた。機内でのおしゃべりの声も平均年齢に比例するのか高く響く。ヘッドホンの音量をかなりあげてクラシックをききながら、いま夢中になって読んでいる「哀しい目つきの漂流者」(工藤美代子・著、集英社文庫)を熟読しているうちに、稚内へついた。稚内はすっかり秋だった。東京で言うなら11月はじめぐらい。「今日は特別寒い」らしかったが、その肌寒さのせいもあって稚内ラーメンがうまい! じゃがいもも、おさしみもおいしい! 明日はロングドライブが待っている。おいしいものを食べてわくわくしながら、眠った。

  2004.09.24

• TSUTAYA南青山店、閉店!?・・いまさらデスが・・

  TSUTAYA南青山店がとっくに閉店していたことに、10月になってから気付いた私・・。あれー、週末ともなるとかなりのカップルでにぎわっていたのに、ひそかに営業不振だったのか?私はもともとTSUTAYAの品揃えはあんまし好きじゃないので別になんの執着もないけれど、駅からも近く便利のいい場所にあり朝5時まであいていた南青山店がなくなるというのは痛手・・・。近場のレンタルビデオ、DVD屋を開拓せねば。 1920年頃の映画もあって、特に1940～70年代のヨーロッパ、アメリカ映画の品揃えが良くて、その上最近のアジア映画もおいている、という気のきくビデオ屋はないかしら。

  2004.09.20

• おでんとワイン風呂

  静かに過ごすことを自分に課しているこの連休。昨日も今日も、過去を振り返っての日記は書かずに、たまりにたまった家事をかたづけ、コンピュータの設定を着々とこなし、引っ越しのごあいさつのはがきをご丁寧に手書きでちくちく書いています。家のことするのはきれいになって「やった!」という楽しい瞬間もあるけどやっぱり地道な作業。疲れた自分にさりげないご褒美を! と、季節の野菜をふんだんにつかったおでんをつくり、そして、先日本で読んだ「ワインを入れたお風呂」を試してみました。ワインをいれたお風呂!! のんべえの人のとんでもなーい!!という怒号が聞こえてきそう。たくさんの酒を飲めない私には、残ったワインを料理で使ったりするよりお風呂で使った方が楽しい気分になれました。ワインをお風呂にいれるとお湯は赤くなるのかなー(赤ワインだった)と思いきや、やっぱりもとはぶどう。ぶどう色(黒紫)になりました。湯の感触はなめらかで、からだがあったまってきて元気が出る感じで、おすすめです。私が読んだ本「のほほん風呂」では、他にお酢のお風呂とか日本酒のお風呂とか・・いろんなお風呂が紹介されてました。これからの季節にかかせない一冊になりそうでした。

  2004.09.19

• 秋だ、秋だ

  "遅い(しかも短い)夏休み"を確保するためにがんばってしまい、そして確保した後はすぐさま"早い秋休み"をゲットしようといまがんばっているので、日記書き込みが遅れること２週間強。この間、・新居生活の手続き(特にネット接続での一喜一憂)・福岡への一年ぶりの旅・東京で持つ初めてのmyチャリ・本を読み、映画をみ、新しく興味を持った分野ができ・・いろいろあった、、かも。でも、一番大きな変化はなにより「秋が来たね♪」ってこと。毎日外に出て秋風と澄んだ空を見ているだけで「秋だ、秋だ」と嬉しくなっていたり。お彼岸も過ぎれば、もう汗だくになるなんてこともないんだろーな。さあ今夜あたりたまった日記を一気に書くゾ～!　

  2004.09.18

• 「LOVERS」を観る

  スクリーンに写し出させる色と映像、役者、美しすぎる!

  2004.09.16

• 港区へ転入&初めての警察署(車の免許書の書き換えデス※念のため! )

  引っ越しして2週間がたとうとしていたので滑り込みセーフ!?　で転入手続きを完了。港区支所の隣の警察署で車の免許の書き換えも済ませた。警察署に足を踏み入れたのは生まれて初めてなので、ドキマギしてしまった。こころなしか警察官は目つきがするどい(悪い?)ような・・。書き換えを待っている私の後ろで、やくざ風の男性が警察官に職務質問のようなことをされていた。「だれにあいにきたって!?　用事はなに」「あいさつに・・」「あいさつって、あんたどこからみても普通じゃないじゃない。どこの組?」「いーえっ、私はまじめな人間です。そんな組なんて、いまは違います・・」男性はいまはやくざであることを否定している。警察官はなおもくいさがる。妙な気配なので振り返ると警察官が４人、やくざ風男性を取り囲んでいる。さっきはひとりだったのに・・。こわ!! ますます緊張する私・・・。ふいにアナウンスが。「射撃訓練優秀者、集まって下さい」(という風に聞こえた)え! なにしにくるの! 前後の文脈かがわからん!! 私の緊張はかなり高まった。ひえー、銃撃とかになんないで!! ××!!やっと名前呼ばれて、免許書を確認をする。間違いありませんか・ときかれ、じっと文字を見る。一瞬にして間違えを発見!! ここ違います、といいながら、編集の仕事をしていてよかったと思う。人の誤字・脱字を見つけるのは確実に・日ごとにはやくなる (けど、自分のは気付かない)。警察でもこんなドジな間違えをするのか、と思うと、なんだか緊張がほぐれた。修正ができるのを待ちながら、顔の筋肉がニヤニヤするのを必死にくいとめていた。その間にやくざ風男性は警察官ひとりと談笑していた。耳をすますと、警察官が「なんだ、僕の携帯に電話してくれればいいのに。直接来るから」とか和やかな雰囲気。やくざ風男性もほっとした雰囲気だったが、私もほっとしながら、警察署を出た。さすが、港区の警察署だ。活気があふれている、と思った・・。

  2004.09.15

• スキルがあれば乗り越えられる

  同僚から「社長が●●(私)のことをほめていたよ～」という話をきいた。それは、同僚と社長ともうひとり別の会社の社長とで打ち合わせの後ランチを取った焼肉屋で肉を焼きながらの会話だったらしい。前後関係はよくわからないが、別の会社の社長から(おそらく社員をどうひっぱっていくかのような)相談事をもちかけられて、わが社の社長は「うちの会社の●●は、とんでもないわがままクライアントを担当している。いつやめてもおかしくないくらいだが、よくもちこたえてる。好き嫌いや苦手なタイプは誰でもいるものだけれど、●●のようにスキルがあればやっていける」というようなことを言ったという。私には思いもかけないことだった。けれど、社長は普段忙しくしているにも関わらず見ていないようで見ていてくれているというのが伝わって、嬉しかった。「スキル」、、とは「気持ち」なのかなと思う。東京に来てある仕事をやった後いまの仕事についたばかりの頃に、ある夕方、骨董通りを歩いていて、ふいに気付いたことがあった。それは、東京には私がいままでいた地方の町よりもっとずっとたくさんの人がいる。特にこの青山付近のクリエイティブ業界の人たちには、才能も、実力も、適性も、経験も、センスもすごい人たちがいっぱいいるのだろう。ささやかな生活能力しかなく、たくさん失敗しながらもなんとか生き延びてきた私とは違って、ずっと勝ち続け、走り続けてきた人たちもたくさんいるだろう。そんな人たちにくらべたら、私が成功できること、達成できることなんて、私という人間レベルのささやかなものだろうし、それでさえきっと長い時間がかかるだろう。だからそんなにたくさんのすごい人たちがいる中で、ぐちいったりへこんでいたり、暗い顔している時間はない。笑って、明るい気持ちで過ごしていないと、どんどんおいていかれる。なにより自分が損だ。たくさんの人が明日を目指して走っているその競争のなかにいるんだ、と気づいた。今までの私はそんなことに気づかず、スキルは言葉どおり技術だと思っていたし、人間関係の些細なことにも密かに一喜一憂していた。その意味でだめだった。気づいたんだから、いまこの時からやっていこう。強くなろう。お客さんである大手企業のクライアントから「業者扱い」を受けてイビられどっと疲れても、素人まるだしの担当者からひどい指示を出されてがっかりしても。まっすぐなまっさらな気持ちで、最適最善をつくし、いい仕事をしたい、その思いと実行こそ私の「スキル」。あの時の気づきが私を支え続けてくれている。たくさんの優秀な人がしのぎをけずっていることを気づかせてくれた東京に、かつて一緒に働いていた「気持ち=スキル」をもった人たちに、そして毎日のように私の「気持ち=スキル」を試し鍛えてくれるお客さんに、感謝!!

  2004.09.13

• myチャリ、青山通りを行く

  青山に住むのなら絶対、「myチャリを持とう」と決めていた。引っ越し後、ヤフーで5000円台の折り畳み自転車(住まいには駐輪場がないので折り畳み!)を見つけた。それにいろいろとオプションをつけて一万円弱で即購入。仕事でストレス絶頂「血管きれそー!」状態に達していたある昼下がり、「ちょっと外出してきます」と同僚に言い残し、部屋で自転車組み立てを行なった。段ボールをはがし、大汗をかいて、力をいれなくていいところをひっぱっていたり、押したり、ねじったりしているうちに、自転車は組み上がり、そして私のストレスは吹き飛んだ。できあがりにそこそこ満足し自転車に乗りさっそうと会社に向かった。しかし青山をチャリで通るのはこれが初めて。夕暮れの青山通り・骨董通りはとんでもなく人通りが多い。チャリにはチャリの道があるのだ、とその時思い知った。小心者の私は、人にぶつかりそうになると恐いので、すぐ自分からチャリを降りてしまう。それになんか座り心地が悪い。あきらかに高さがあっていない。ショーウィンドウに映った私は、子供サイズの自転車にしがみつくようにまたがってる太ったおばさんに見えた。結局、チャリをひっぱるように押して、歩くのよりずっと遅い時間で会社に到着した。部屋に戻った夜。私は自転車のサドルやハンドルの高さの調整を念入りに行なった。そしてこうした辛い思いを克服していつか「自転車にふさわしい道」をみつけ、さわやかに風を切って走るのだ、がまん・しんぼうと思った。

  2004.09.09

• プロバイダの乗り換え時は…

  引っ越しを決め、新居の賃貸契約をしたのが８月中旬。その月末には引っ越ししていたが、このスピーディな動きに唯一対応してくれなかったものがあった。それは、ADSLのプロバイダ。97年に初めてインターネットにパソコンを接続して以来、同じプロバイダを使ってきたが、かなり前から不思議かつ不便に思っていることがあった。それは、北陸の某県にサービスセンターがあり、すべての変更の封筒はここから郵送されてくるということだった。プロバイダなんだから、もっと気をきかせて、メールとか、速達とか、なんとかしてくれないの!! ともう何度も思った。しかし、97年から数えると私の引っ越しは、今度で８回目。97年の九州では当時地域だけでサービスしているプロバイダもあり、引っ越ししたり移動したりしていた私は、全国プロバイダでなければいけない事情があった。それに当時は私も九州の田舎に住んでいて、どこでもそんなものだ、と思っていた。しかし、さすがに「乗り換えキャンペーン」のさかんな東京に住み始めると、北陸からゆっくり一週間以上かけて郵送で送られてくる通知を待っているしかない状態はつらかった。郵送を待っている間、いまなにがどうなっているかを知るすべはなく、プロバイダの契約関係のホームページにアクセスしても、「変更手続きを出されていますので表示できない」という不思議な伝言が出ていた。そのたびに「プロバイダをチェンジする時なのでは」という気持ちがわきあがってきた。そうして待つこと一週間。私はついに何社かのプロバイダにあたってみた。そして「明日、ここに申し込みしよう!!」 と思いつめていたその矢先、待ちかねていたもの(新しいモデムやIP電話の番号など)が続々と届いた。私はもくもくと設定を始めた。接続設置場所移転だけでなく速度を変えたのでモデム交換もやったという私の事情もあったのだがあまりに遅すぎる～。しかし、とりあえず来たのだから、と自分にいいきかせながらも次の引っ越しが都内なら絶対乗り換えよう!!っとかたく心に誓わずにはいられなかった! ※結局、新居の賃貸契約から約４週間後の九月半ばにようやくつなぎました。

  2004.09.08

• なくしたら２度と手に入らないもの

  朝、福岡空港から羽田空港へ。母は乗り継ぎで北へ向かうのでそこで別れた。帰り道はモノレール。あまりにすいていたので(一車両に３人くらいしか乗っていなかった)荷物の整理を始めたら、車窓に白い橋が見えた。あれを撮ろう!! 持っていたカメラのフィルムがまだ2枚残っていたので、すかさず撮った。その後・・・家に帰る途中になじみのDPEに寄ったらば、どんなにバックをさかさにふっても、フィルムがない!! 家に帰って、また探したがない。まさかモノレールに・・?と電話をかけてみた。モノレールの紛失物係の人は、親切に探してくれた。でも出てこなかった。仕事で覚えた一眼レフカメラに夢中になり、写真を撮りはじめて7年がたつけれど、はじめてフィルムをなくした・・。ということもショックだったけど、それより高齢の祖母の写真はもう撮れないかもしれない、そんなことは決して考えたくもないけれど、いつどうなってもおかしくないのだ、と思うと、がっくりきた。気を取り直して、自分が寄った店などを逆にたどってみた。そして、銀行のATMにいたガードマンに聞くと、「これですか?」と渡してくれた。「これ」だった!!!ほんの2～3時間の捜索劇だったが、失うと本当に辛いのは、２度と帰らないあの時・その一瞬なのだと痛切に思い知った。

  2004.09.05

• つながりあうこと、地縁・血縁

  福岡帰省二日目。いつもより朝早く起きたのだが、母と祖母はとっくに起き出していた。母は散歩にでかけており、祖母は朝食をつくっている。平和な土曜の朝だ。私はコーヒーをのみながらひさしぶりの西日本新聞をじっくり読んだ。まず一面の下段にデジハリ通信科の広告があるのにびっくりした。従来型の通新教育の案内のとなりにあったその広告には、ウェブデザイナーになれる、というようなことが書いてあった。さすがクリエーターの街・福岡だ! と私はにんまりした。祖母が私の味噌汁はかわってるから・・といいながら長い時間をかけてつくっていた具だくさんの味噌汁をついでくれた。じゃがいも・にんじん・ねぎ・たまご・・そんなものが入っていた。九州独特の甘味のある白みそで煮込んでいてとてもおいしい。帰ったらまねしよう、とおかわりをする。朝８時、近所へのあいさつとお寺に祖父のお墓参りに行く。お寺は、私が小学校の頃からのおつきあい。お寺の日曜学校に通ったり、ラジオ体操もここの境内で来てやってたし、師走の除夜の鐘はいつもここでついていた。住職と奥さんとお話をする。自分の置かれた環境に感謝し日々謙虚に生きることの大切さ、自分が願ったことはやがて形になっていく。だからこそ正しい気持ちで願うことが大事、、などとありがたいことばをかけてもらい、私は不覚にも涙が出てきて握手を求めてしまう。車で門司港レトロに向かう。福岡市西部はいま地下鉄や高速道路の拡張で交通網がダイナミックに変わろうとしている。車で空港へも混雑がなければ三十分でいける。10年前は一時間半はかかっていた。ものすごい変化だと思う。そして、「郊外」といわれる地域もすごい早さで広がっている。久しぶりに走る都市高速から眺める朝の福岡は相変わらず元気いっぱいの街で、楽しかった。門司港は、私の家族にとっては大事な歴史の一ポイントとなった場所。70年以上前、祖母はこの港から中国に渡った。中国で娘時代を過ごし結婚し、終戦後に夫と子供4人とで引き揚げてきた。今の門司港レトロは、当時の建物が残されているらしいが、祖母の記憶の中の門司とは違うようだった。「小さな船に乗って、大きな船に乗った」と祖母はつぶやいていた。門司港では、博物館に行き館内を見物した後ふぐ料理を堪能した。値段が下関より安く、そのわりにはそこそこおいしいので嬉しかった。なによりレストランからの眺め(関門海峡にかかる橋と、対岸の下関がしっかり見えた)がすばらしかった。食事のあと、祖母と母の写真をとり、港の写真もおさえた。ぽつぽつ雨が降り始めたので車に乗って、他の門司港レトロ地区を見た。(どうやら私が見た博物館より展望タワーがある地区の方がメジャーらしかった) 門司には明太子もふぐもあって、お土産が豊富に選べた。お土産を買い込んで、一路、福岡に戻った。夕方、いつも祖母の面倒を見てくれている叔母の経営する店に寄った。叔母は12月に富山で結婚する娘の結納が今月末に迫っており、打ち合わせが先方の家族が来福し忙しくしている最中だった。その結婚式に参加する際、私は20才の時に一度着て以来出番のなかった「振袖を着る」ことが決定。30過ぎての振袖だッ!!!　しかも舞台は北陸である!(私の偏見かもしれないが、北陸は関東南部より結婚式を重視する傾向があり、結婚年齢も若く、三十代女性の既婚率も高いと思われる)。そのうえ、出席できない祖母のためにも写真をとり、親族としての面子を保つためにお上品にしておかなくては・・。 なんだかバツゲームみたいだ。これはかなり覚悟してかからなくてはいけない。伯母・母・祖母と、３年前になくなった母の姉の墓参にいく。初めての墓参。４人で手をあわせて線香をささげると、亡くなった伯母が笑いかけているかのように思えて、嬉しかった。墓参りばかりしている私だけれど、逝く人がいれば生まれてくる人もいる。いとこの結婚する12月には、既に結婚したいとこがふたり、子供を出産の予定だ。日本中にちらばっている家族・親戚は、いまや結婚式や御葬式で集まり、別れ、また再会する。いろんな土地で。福岡にいなくても、心はいつも、ふるさと福岡においてある。いつもつながっている気がする。だから会うとこんなになつかしい。濃厚なつながりをしっかり感じた一日だった。

  2004.09.04

• 一年ぶりの帰省

  福岡で暮らす祖母に会うために、母親と一緒に一年ぶりの帰省。仕事が昼までに終わるかとても心配だったけど、なんとか終わり、母親のバースデープレゼントを買う時間まで作れた。羽田空港では母親と数カ月ぶりの再会。ふたりで福岡の親戚へのお土産をしなさだめして飛行機にチェックインする。二十分ほど遅れて福岡に飛行機が着いた。羽田を出発する時に飛行機のラッシュで出発をかなり待たされたからだ。空港でレンタカーを借りて西に向かう。空港通り・大博通り・長浜通り、シーサイドももち、、できるだけたくさんの通りを通って、福岡の変貌を楽しむ。祖母の家に着いた時はもう夜。祖母は八十代、地域の人や伯父伯母の支えで、元気に暮らしていた。私が高校を卒業するまでこの家で３人で暮らしていた昔を思い出しながら、何年ぶりかの３人の夕食を囲んだ。今ではひとりひとり別々の土地で暮らしている。今夜は家族の笑顔と、料理のひとつひとつ、食器のひとつひとつまですべてが懐かしかった。

  2004.09.03

• 「放浪記」再読

  今日は旧居の引き渡し日。積み残し荷物を宅急便で運ぶため、ドライバーを待つこと３時間。私は持参した「新版　放浪記」(林芙美子・著、新潮文庫)を読みはじめる。この本と出会ったのは３年前。古里。鹿児島。九州一円を転々と行商してまわった、という冒頭箇所が私のホームシック心を刺激した。もともと日本の近代文学で明治の終わりから大正までの作品を読んでいて、昭和初期の文学は未開拓だった。それが３年前に信州で生活を始めた時、遠い九州が懐かしくてつい買ってしまったのだ。この本のすごさは、普通の人間だったらかくしてしまう、人には話さないような、貧困の苦しみや飢え、失業といった生活の不安のいっさいをすべてたな卸しするかのように、独特のリズムで活き活きと描いていることだ。実に悲惨な日常が描かれている。戦時中は発禁になっていたというくらいだ。思うにならない下り坂の時代に生きた、(当時)経済的にも社会的にもなんの後ろ立てもない女性。まさに裸一貫で日々おそってくる生活苦。その中でしたためられた文章。独特のリズミカルな詩・日記に刻まれた「生きたい! 」という熱望。心底ぎょっとした。そして何度も何度もくり返し読んだ。読むたび、この本に励まされる。空想の散歩のなかで私は、この本の"25才の芙美子さん"と一緒に、昭和初期の空想の東京を、尾道を、九州の町を歩く。この本の"芙美子さん"より年上だが、さびしがりやでやぶれかぶれで、「がんばって生きなきゃ損よ」「たおれちゃだめ」「負けるもんかあ」と励ましあい、かしましくしゃべりあっているのだった。100年も前に生まれて生きた人が残した作品が100年後を生きてるちっぽけな私に与えてくれた影響を思うと、文学って、作品のもつ力って、時を超えるんだなあ・・と実感する。リアルな作家・林芙美子氏は、周知の通り、「放浪記」だけでなく数々の名作を書いた。特に時代の閉塞感や堕ちていくことへの苦しみや女性本能を描いている「浮雲」は、「放浪記」の作者であるからこそ深みをもって書けた小説のように思えてならない。「放浪記」が最後の第３部に入った時、宅急便ドライバーが現れた。段ボールとやたら大きくてりっぱなボストンバックをまたたくまに運んでいった。部屋を出る時、もう一度、振り返った。東京に住まいを置いて一年ここで暮らしたんだと思った。悔いのない、よい一年だった、と。すごく狭くて隣のおばさんがおせっかいで、冬は寒くて夏は暑い、貧しさの極みの空間だったが「放浪記」を読むには実に最高! の環境だった。グッバイ!

  2004.08.29

• 晩夏の納豆そば!

  日経新聞に載っていた冷たい「納豆そば」をつくる。そばは信州の干し麺を使い、水戸納豆・青じそ・ねぎ・炒りごま、削りカツオ・焼き海苔をのせる。九州人でありながら信州暮らし歴３年の私はそばにはこだわりがあり、麺のゆで具合とつけ汁の味付けと温度(冷たさ)調節に、しばし熱中。。いろんな好きなものをのせるだけの簡単なおそばだが、意外や意外、お店で食べるより美味しかった! 　(信州の店にはさすがに負けるけど・・)「讃岐うどん」よろしく、好きな具を好きな量の加減でのせられる楽しさからだろうか。やがて新そば、あたたかいおそばがおいしい季節になる。寒くなる前に信州に新そばめぐりにいきたいものだ。

  2004.08.28

• 夏の日の渋谷からひと月が経ち…

  夏の始まりのある午後のことだった。私にとってははじめての「渋谷で取材・撮影」。いえ、私が撮られるのでなく、私が取材したのでもなく、私にとっては直接関わりのない仕事に、ついお手伝いで絡んでしまいコーディネートで同行し・・。ひとつきが過ぎついにlove_kさんがサイトに登場! あの日のまぶしかった日ざしや、love_kさんの白いスーツや明るい笑顔がそのままぎゅっとつまったサイトになっていた。サイトを見たあと、会社内で仕事をしていたコピー担当の方に「読みました」と声をかけると、「きみに事前に見てもらわなくてごめんね。忙しそうだったから声かけそびれちゃって」とおっしゃる。いいんです、といった。それ以上は言えなかった。本当は、私はひとこと伝えたかった。それは私の方がほんの少し、love_kさんのことをしっているのに、私が書くよりずっとぴったりに書いてしまうコピーライターをすごいと思ったこと。プロなんだから当たり前なんだけど。同じ会社にいながらも一緒に仕事をする機会がなく、休憩の時にくだらないおしゃべりをかわすだけの間柄だったし。私よりひとまわり年上の落ち着いた方で、20代の女の子のことなんてあまり知ってそうにないタイプに見えたのに。実は「書くとすごいんです」(?)タイプだったのか!!と素直に感動したこと。他の人の仕事の成果に触れて一緒に喜べるのはなんか嬉しいことだ。今回はそれプラスほんの少しでもお手伝いができたことで、また嬉しさ増量。。しかし、がんばってます!! 全開でなく、おっニクイねって思われるような隠し味をきかせる大人のクリエーターに私もなりたい。そのためには遊ぶばっかじゃなく、まじめに、謙虚に、こつこつ、仕事しなきゃなあー、と思ったり。

  2004.08.26

• ほうきで追い払われた!?

  今日は引っ越しの日。表参道には日の丸旗がさがっていた。代々木競技場ではV6のコンサートをやっていたようだった。私は朝からレンタカーで荷物を運んで３往復・・、いい汗かいた。しかし朝、管理人さんから鍵を渡された直後、とんでもない「歓迎」を受けてしまった。それは・・。荷物を運びいれようと台車を動かしていると、一度通った時はぬれていなかった廊下が水でぬれていた。鍵をあけ中に入ろうとすると、廊下の隅から敵意をむき出しの目でぎらぎらとこちらを見ている女がいた。「なんだろう」と思って荷物を置き、そして荷物を運び入れようと廊下を往復しているとさっきぎらぎらした目で見ていた女がやってきて、意味不明の言葉でなにかどなっている。それは、私に向けられているというより、廊下を掃除している清掃の人に向かっているらしい。清掃の人は女をひたすら無視。私は廊下を通れず呆然としていると、今度は女が私の方に向かって来てどなりだした。なにをいっているか全然わからない。「出てけ」と言っているようだ。その時、私は鍵を渡される時に管理人さん言われた「同じ階に頭がヘンなおばさんがいる」という話を突如思い出した。あ、これか! とつながった。管理人さんはなおも言った。「最初が肝心。いい顔をしてはだめ。どなり返すこと! 」。私は「うるさい! 」とできるだけ大きな声で叫んだ。すると女は、もっていたほうきをふりまわした。全然あたらないのだが。ふりまわしながらよろけていったので、私はすかさず廊下をとおり抜け部屋にむかった。引っ越しを手伝ってくれた連れがこの一件を笑い飛ばしてくれなかったら、私はほんとうに一日いやな気分のまま、きっと荷物を全部はこぶことさえできなかったと思う。やれやれ。。

  2004.08.22

• いとこの結婚式は雪国で・・・

  ふたつ下のいとこが12月はじめに結婚式をあげる、と聞いた。福岡県から富山県へ嫁ぐという。これで私の８人のいとこのうち30代シングル女性はひとりきり。。という極私的感傷は抜きにして、九州を出たことのない彼女が富山県へ、しかも真冬の12月に嫁入りするという勇気におそれいった。いま雪が苦手な私と今年のはじめ雪道でころんで骨折した母の間で、「まずどうやって富山入りするか」が目下の話題となっている。いとことしては、勇気ある彼女を祝うため、雪国に行きたくなくても行かなくてはならない! しかしどんなにか寒かろう! 　雪なんかもう、、雪だらけなんだろう! せめてホテルを一歩も出なくてもおいしいものが食べられたり、素敵な風景が見られるといいな。。

  2004.08.21

• 謙虚な気持ちで

  久しぶりの大失敗・・。いろいろな原因がからんで、この一週間、うまくいっていない案件があった。見積もりと制作物の関係が危うくて私はいらいらしていた。ふだんは、細かい詰めがうまく仕事が丁寧な営業担当なのだが、この案件ではお客のニーズがつかめず、からまわっているようだった。打ち合わせるたびに言うことがブレてズレていく。彼は彼なりに努力していたのに、私は自分だけが「わかって」やっているような態度で頭ごなしにいろいろと言ってしまった。言ってしまってからすぐに私は後悔した。冷静に言葉を選んでなにがいけなかったのか言い直し、相手に無礼を謝った。けれど、一度、自分の外に出た言葉は謝ってたとえ相手が許してくれても、やはりどこか取り替えしがきかないところもあるものだ。朝起こしてしまった大失敗、夜になってもなかなか消えてくれない。今日は１日、「仕事は楽しく、謙虚な気持ちで。自分がするのでなく、させていただくという心構えで」何度も自分にいいきかせていた。

  2004.08.19

• 「ニュー・ウーマン」と再会した。

  荷物を片付けていて、高校生の頃からの愛読書「ニュー・ウーマン」(千葉敦子・著、三笠書房・知的生き方文庫、1987年) を発見。久しぶりに熟読してみる。仕事を持つ女性、仕事を持とうとしている女性を読者対象としているこの本。経済的にも精神的にも自立して"自分の人生の主人公として生きる"ことについて著者の考えと経験に基づいて、具体的に実践的に書いている。著者の千葉さんは、ばりばりのキャリア・ウーマン、ジャーナリスト。私の母親もキャリア・ウーマンで、「同じ志の人が書いた」この本を新聞の書評でめざとく見つけて買ってきた。しかし私にも読ませようと手渡す時、「でもこの人の結婚や男女に関する考えはちょっと自由すぎる」と批判していた。読んではみたが高校生だった私は、すごいなーこんな世界があるのか! と驚いたが、そもそもキャリアを築くなんてこと自体が「想像の世界」で、ちっとも現実味を帯びた感想はもちえなかった。奇遇にも千葉さんの出身大学に進学した私は大学生になってもこの本をそれこそ何百回も読んだが、感想は相変わらず「想像の世界」を出なかった。そして30を過ぎたいまになって再読してみると、ようやくこの本の全貌がくっきりと伝わってくるようになってきた。それも70～80年代の特殊な世界に生きていたエリート女性の残した本でなく、時代に左右されず女性の生き方について普遍的に率直に語られていることが伝わってきた。手帳の選び方に始まって、仕事に対するものの考え方、自分のやりたい仕事をものにするまでのねばり強い努力について、社会人として必要なスキルについて、、。装いのこと、食事・栄養のとりかた、友だちの招いてのパーティのこと、趣味について、、。六本木在住(当時)のフリーランスの経済ジャーナリストであり、たくさんの友人を持ち、自由に生きた千葉さんの生き方が凝縮された形で反映されたこの本は極めて具体的で、かつ生活に根ざしており、文体もシンプルで非常に分かりやすいのがいい。経済的にも精神的にも自立して"自分の人生の主人公として生きる"ことは、女性にとって幸せであるばかりでなく、そのパートナーにとっても、そして社会にとっても有益なことなのだ、と千葉さんはこの本をしめくくりに語っている。私はこの意見におおいに賛成! だ。

  2004.08.18

• 東京での初・引っ越し

  一年契約していた部屋を今月末で出て、今度はもっと賑やかな場所に住むことになった。渋谷区なんていうのも初めて住んでみたのだけど、こんどの港区なんてのも生まれて初めてだ。どんな風なくらしになるだろう! 思うとどきどきする。今日、転居の手続きをしていると、管理人さんが「隣の区にちょっと移るんだから引っ越し屋はいらないよ～自分で軽トラでも借りて運転してけばいい! 荷物そうないんでしょう!?」と強くすすめはじめた。えっ軽トラ・・？　じゃなかったけど、たしかに前回、信州から東京へ引っ越してきた時、たしかに私は自分で荷物を運びいれ自ら運転して越してきた。「そうですね・・。前よりはラクかな」とにが笑いしながら、東京に来てから軟弱になったのか、からだがかつての引っ越しスタイルを拒絶している。人通りの多いおしゃれーな大通りで私のダサイ荷物を降ろしたり、するのがとってもはずかしいだけなのだ・・。そのことが私の引っ越しに暗い影を落としている。でもたぶん、今回もそうなる。。軽トラじゃないにしても。自分で運ぶことになる。予算の関係からいって。。「はやめに用意しなよ、少しずつ手でもってけばいいしさ～。自分でやると安いし、ゆっくりできるしいいよ」と、管理人さんはなおもすすめる。どうも貧乏人の私を励ましてくれているらしい様子。それなのに、脳裏には"おしゃれな大通りでみすぼらしい台車を押す私"とか"大通りで路上駐車をとがめられる私"とか"都会の縦列駐車にとまどう私"とか、ひたすらかっこ悪い姿の想像がよこぎっては消えていく。なんて見えっぱりなんだろう。「はい、そうですね。なにごとも経験! 」とにっこり割り切れるようになるには、まだもう少し時間がかかりそうだ。

  2004.08.16

• 「誰も知らない」を観た。

  公開されて一週間、毎日「みたい」と思い続けていた「誰も知らない」をとうとう観ることができた!とにかく、思っていたよりずっとすごい作品だった。邦画で二十年に一本あるかないかの傑作。日本社会の抱える問題の最もコアな部分をぐっとつかんだ作品。。映画を観終わって3～4時間、私はこの映画のことをしゃべりっぱなしになってしまった。しかも、視聴後24時間経過した今も、この映画の残像が私の脳裏から離れない。いったいなににそんなに感動したのか? それは感動というより発見という表現の方が近い、ある種の「遭遇体験」だったと思う。■「明」を演じた少年の変貌に驚く。出だしではとっぽい台詞を棒読みしているようなぎこちない演技。やがて、母親に見捨てられお金も底をつき、電気・ガス・水道が止まり、、ホームレスさながらの暮らしぶりのなか、彼はあたり前のように、自然のままに変貌していく。いつのまにか、生きることだけに嗅覚を研ぎすましたような「無」を見つめた表情をしている。演技、なんかではない。まさに驚くべき変貌だ。二時間強の映画時間の中で、こんなに変わっていく俳優を私は知らない。■親に捨てられた子供たちだけの日々を淡々と織り上げていく、確かで繊細で優れた演出・編集力に驚く。誰かが声高に泣き叫ぶのにつられてもらい泣きするような、そんな甘さはこの映画にはない。映画と向かい合っているのに、とにかく役柄に気持ちがよりそってしまう、ひっついてしまう。悲劇の前に手をぎゅっと握りしめることしかできない子供たちの、互いを思いあい「一緒にいたい」と暮らす子供たちの、そんな小さなたよりない姿に、目が心が、離れられなくなる。この日本にこんなことがあっていいのだろうか…絶対こんなことがあってはいけない、くり返されてはいけないと、強く思わずにはいられなくなる。たとえようもない悲劇を、こんなに静かに・語りかけるように伝える、確かな演出力と編集力を感じさせる日本映画を私は知らない。■10代から80代まで!? 幅広い観客層に驚く。どういうことか、私が観た東京・下町の映画館では、上はおじいちゃん・おばあちゃんから下は中学生くらいまでの幅広い年令層の観客が30分も前から階段でじっと上映時間を待っており、上映時間になると300人強の客席は８割がた埋まっていた。観ている間中、観客は一度もさわがなかった。まさに水を打ったような静けさ。アメリカ映画ではこうはいかない(いつものこの劇場では)。いつ「誰も知らない」は世代を越えて熱心に真剣に見られる日本映画となったのだろう。幅広い観客層を持つ、こんな幸せな日本映画を私は知らない。すごくおすすめ!!

  2004.08.15

• 私のお盆はいつもと変わらず

  オリンピックが始まって、今日の東京(私の生活圏で)は、電車に乗る人も行き交う人もぐっと人も少なくて「ああ、お盆だなー」と感じてます。私はいつもどおり、少し仕事やって、いよいよ迫った引っ越しの手続きをやって、そんないつもの平凡な土曜日を過ごしていたりします。帰省した人のUターンラッシュのニュースを見ていて、突如「田舎」がなつかしくなり、長崎ちゃんぽんと皿うどんをつくってしまいました。・・おいしかった～。

  2004.08.14

• 「脚本で感動させる映画」

  ■「娘道成寺　蛇炎の恋」・・かなり毒々しげなタイトルの映画。この映画の脚本を某シナリオ誌で読みました。邦画。映画自体は東京では８月最終土曜日に公開されます。一読の後、私は思いました。「この映画はまた、劇場で見てしまうと意外におもしろくない映画、なのかも…」。■この映画を演出した高山由紀子さんが脚本を書かれた映画「上方苦界草紙」を見て以来かれこれ10年、高山さんの作品のファンで、映画を見る前にかならずといっていいほど、脚本はもちろんのこと原作まで読むいれあげよう。。しかし、この映画の見方ももうやめた方がいいのかもしれないです。なぜなら私のなかで、高山さんの脚本を読んだ時の感動が100パーセントであるとすると、実際みた映画は作品にもよるのだけれど、だいたい7～80パーセントの感動に減じてしまうんです。イメージが実際の俳優によってさまざまな背景の前で演じられると、「わあー」とその演出に素直に感動する一方-あえて不敵にいい方をさせてもらうと-想像するだけでよかった、その想像の余地を奪われてしまったような寂しさがあったり。。■それほど「映像にするのがもったいないような作品」ぶり。こんなにも脚本の持つ「イメージをわかせる力」が強い作家はめずらしいのでは。。韓国では映画の脚本も「読み物」として小説のように独立した形で文芸作品として読まれているときいたことがありますが、日本にそのような文化が育っていくとしたらその時、もっと多くの人が高山さんの作品の希有さに気付くのでは。。■でまだ映画は公開されてないのですが、脚本はどうだったかというと、読んで想像するだけで鮮烈で美しい映像が見えてくる出来映え。ストーリーはなんか摩訶不思議な話。「むくわれない恋」を「蛇」、そして「踊り」で映像化? 一般的に多くの人の共感を呼ぶような「恋」話ではないけれど、好きなのに自分の気持ちを通すことができない、応えられないふたり(なのかな?キャラ丁寧に数えると５人くらい・・)の、ある種の純愛を描いています。ちなみに牧瀬里穂さん主演です。またマイナス感動になるのかもしれないけど、それでも構わない、映画の公開が楽しみです!

  2004.08.13

• 勇気を出して初めてみよう。

  昨夜は六本木で元同僚と食べたスパイシーなバリ料理に体調が激変。スパイスでがーっと元気になってしゃべりまくったかと思うと、コースの終わりごろにはみるみる貧血のような症状が。。その後seabedにたどりついた時はすっかりゲンキになっていましたが、すすめられたのはミネラルウォーター(軟水)。店長のやさしい心づかいに感謝しながらも、まだまだ飲みたい私でした。バリ料理を食しseabedに行った元同僚とは、30代で独身同士。2年ほど前から、同じ職場の30代の元気いっぱいの女性4人「パワフル30's」としてつるみ、上司からは「飲み屋で絶対会いたくない4人組!(なにを話しているか想像したくない。まさにかしましい)」と煙たがられながらも、本人たちはその集まりがいたって楽しみで、忙しい合間をぬって飲んだり食べたりのおつきあいをさせていただいてました。社会人になって初めてできた同じ年頃の女友だち。私が勇気を持って立ち向かわなければいけないような非常事態にも毎日の小さな愚痴にも、つねにたくさんの勇気と元気と賢い助言を返してくれる仲間です。私が東京に移って今は三ヶ月に一度くらいしか(それも個別にしか)リアルではあえない仲間だけれど、仕事のこととか今後のこととか同じ年代だからこその悩みを話せる。遠くにいてもこのつながりをずっと大切にしていきたいです。昨日の夜、すっかりスパイスで発奮した私は、もらった勇気をその日一晩で返せるはずもないのに、「一度きりの人生だから、やってみたいと思うことはやろうよ」と何度もすすめ「20代で失敗した経験を活かせるから今度はそうカンタンにはコケないわよ」「肝心なのは自分を信じる勇気」…ひたすら語りまくってしまいました。あんなにあおって大丈夫だったかしら。。「パワフル30's」メンバーにいろんな変化の波が訪れているこの夏。波を乗り切ってそれぞれ浜辺に着いたなら、また4人でバーベキューでも焼き鳥でもホームパーティーでもしたいものです。

  2004.08.11

• 人事異動の余波

  クライアントの会社で大きな人事異動があって、方針がころころ変わること一週間、担当者は切れぎみ、パニック状態に。お盆休み前だというのに進行が停滞。その上、私から見たら、「しょーもない」ことで、スタッフをしばかなければいけなくなった。どうも、現場が修羅場に近づいている。せめて気持ちだけは、平静に、やさしく、思い遣り深くありたい。今夜は六本木ヒルズで長野で仕事してた時の同僚とディナー。その後、seabedにご案内の予定。楽しいことだけ考えよう!

  2004.08.10

• デジハリつながり

  MASAさんにトラックバックしていただいたのが嬉しくて(お初です)、今日もデジハリ同窓会ネタで♪ちょっとロングバージョンで! ■MASAさん、katsuraさん、love_kさんは、みなさん(順に1期・３期・４期)デジハリ福岡校の卒業生。私も学校にかよってた当時からお見かけしていて、作品だけでなくキャラも当時から輝いててめだってた方たちです! 同窓会、楽しんでいただけたようで嬉しいです!その後のご活躍ぶりは遠くから、おうわさはかねがね・・・だったのが、ASさんの「同窓会やろうよ」のひとこえをきっかけに少しずつみなさんとつながりはじめ、そしてとうとう再会につながったことが、(おおげさですけど)　まさにマジカル。こんな交通の進んだ時代でも、福岡と東京でやっぱりすごく遠い感じで、出張や旅行でならひょいといけても、いざ住む・住み替える・職場も変えるとなると、差が大きいですよね。進学や就職で20才前後の多感な頃に出てくるならともかく、社会人になってから自ら職場も住まいも移動する方たちはそんなにいない、と思っていました。でもいたんですね。それもデジハリ福岡卒業生にこんなに!! そのことがまずおもしろかったし、嬉しかった。そして集まってみたら、参加してくれたみなさんが、仕事が好きで、遊びが好きで、以前に増していきいきと元気そうなのがとにかく最高! でした。。■katsuraさんの日記に、デジハリに入学を決めた時のエピソードがありましたが、読んで、私もデジハリの説明会に初めていった時のことを思い出さずにはいられなかったです。暗い(青黒い)照明の部屋でパソコンを前に説明をきいて、初めてソフトイマージュなんかを使ったりしてパニクったり。。そんなこんなで疲れているはずなのに、気持ちだけはうきうきしてまるで"恋に落ちた"時のようなどきどきを感じてました。あれはなんだったんでしょう。帰り道は大名から当時住んでいた六本松まで歩いて帰りました。バスがなくなったわけではなく、興奮して。デジハリ福岡校にはそんなどきどき・わくわくが充満していたように思えます。よくあんな雰囲気をプロデュースすることができたなあ、、と開校時のスタッフの方々をかなり尊敬してます。■その開校時スタッフといえば、当時、黒い細みのスーツを着た(しかも胸元がかなりあいている)YHさん。やっぱりスーツで決めて髪は金髪、手にはジェラルミンバック(失礼、今はゼロハリバートン) を持ったASさん。ふたりが大名の街角に立っているのをおみかけするだけで、同じ大名近辺でもアナログ出版社で働いていた私は、「デジタル業界の先端を走ってる人たちだ」と感動したものです。そのYHさんがASさんのお誘いで同窓会に来られ、参加者同士おおいに旧交をあたためられお楽しみいただき「このような機会があったらまた声をかけてください」というお言葉までいただき、大感激中です。■同窓会を始める時は「集まりたいね!」という情熱と、OKさんやASさんと一緒になにか企むのが楽しくてそれだけの気持ちだったのですが、集まってみると、この場をもっと有意義なものに…というお話も出たり、定期開催にしましょう(３ヶ月に一回くらいで)という声も出たり、どれもやると楽しそうですね。。ひとりより３人、３人よりもっと大勢・・・たくさんのクリエーターの頭とパワーと人脈が集まると、どんなすてきなことになるのか、実際わからない(笑)。でもすごく楽しそう。またいろいろ企みましょう♪　集まりましょう♪楽しみましょう !どうぞよろしくお願いします。P.S.ちなみにもうじき、当日撮影してた写真をOKさんがアップしてくれるそうです! はたしてあの裸族の群れは登場するのでしょうか・・。

  2004.08.09

• お休みの終わりは「日曜洋画劇場」

  学生の頃、日曜日にテレビで「日曜洋画劇場」が始まると、ウキウキする反面、終わりに近付くにつれて「あ…お休みが終わってしまう」と切ない気持ちになったものでした。今週末、"夏休みのビックイベント二つが終わった"私はひさしぶりにそんな気分になって「日曜洋画劇場」で放映中の「ザ・ハリケーン」を観ています。出だしのボクサー姿がシャープでかっこよかった主演俳優・デンゼル・ワシントン。その後、裁判で闘うやせた、でも力強い姿も静かな迫力がありますね～。他の脇を固める俳優もしぶくて、かっこいい人たちばかり! 原作者のひとりルービン・"ハリケーン"・カーターについてはこの映画で初めて知りました。原作が読んでみたくなる映画です!

  2004.08.08

• 江戸川花火大会を観る

  市川で、江戸川花火大会を観た。マンションの13階のベランダから顔を上げることなく、目線上に次々上がる花火は、いかにも優雅で色鮮やかだった。１時間半の花火をこうもラクラクと観ていいものか! ビールに枝豆、とうもろこしを食しながら!ぱっと光が走る瞬間、真っ白な河原が何度も見えた。あれは、見物の人です、と教えてもらう。すばらしい、いやすさまじい。日本人の花火好きって…。いや、きっと河原で見上げる花火は、臨場感があってたまらない迫力なのでしょう!昨日の同窓会の二日酔いは迎え酒で一気に直っていった。花火のあと、おいしい生春巻きとパエリアをいただきながら、終電まで大学時代のサークル話をしみじみ語りあった。13階の住人さん(たち)、いつもどうもありがとうございます!

  2004.08.07

• 「デジハリ福岡校同窓会 in seabed」バックステージ

  ■福岡つながりの恩人・ＡＳさんの「Ｇｒｅｅでつながってる人たちに声かけして"福岡から東京に出てきた人"で集まりましょうよ!　会場にオフィスを提供してもいいですよ…」という甘い誘いにノリに乗って、約１ヶ月の準備期間を経て、８月６日ついに実現した「デジハリ福岡校同窓会」! ■当日は夜２０時スタート。最初は少しずつ集まってきて、昔話があちこちでもりあがり、やがて飲みまくり、脱ぎまくり(の人もいた)、、終了時刻の23時30分頃には、２８人ほぼ全員がそろい盛り上がりは最高潮に。。そのまま二次会に突入。最後の朝5時30分まで残っていたのは７人でした。ｓｅａｂｅｄのドアから一瞬見えた空はまさに白々とあけていました。■ところで、「おまとめごくろう様」と言われても私自身はねっからのおまつり好きで、苦労はあまり感じられず。ＤＪのＯＫさんに一緒に幹事になってもらい、「じゃ一度下見もかねて打ち合わせしましょう」と六本木のｓｅａｂｅｄに集まった24時の深夜ミーティング…。あれは猛暑が続いて睡眠時間少ない中なのでちょっと辛かったかも。。というくらいでした。■あ、それから最初から最後まで連絡手段はメールで、リアルでの打ち合わせは「深夜ミーティング」が最初で最後。開催前々日、突如ＡＳさんからのメールが返ってこなくなった時は大丈夫だろうか、、と不安になりました。おそるおそる電話をしてみると、なんだかわからないけれど忙しそうな様子。深くは追求せず、とにかくせっせと予約表を更新。当日に「年に一回の恒例の釣りに出かけたので、仕事がおして…」ときいて「なんだー言って下さいよ!」と笑ったり。■幹事のＡＳさん・ＯＫさんは会社経営者で、私より何倍も忙しくしていたにも関わらず、まめにお誘いメールを転送し、返事を出し、あつく参加者をつのっていました。そのネットワークたるや!　ふたりのあつい人望で、仕事も遊びも、人のつながりも大事にする。そんな素敵な方たちがぞくぞく集まっていただき、最高! なノリの同窓会になりました。■20世紀末の年頃に、福岡市の大名(当時)のデジタルハリウッドで出会った夢多き仲間が、４～５年を経ていっぱし(いっぱし以上に偉く有名になった方も!)のIT・クリエイティブ業界の人々となり、こうしてまた再び東京でつなぎあうことができた。人生ってすてきだなとマジで思います。またぜひやりたいです! こんどもｓｅａｂｅｄで♪こんどはもっと広いカテゴリで!また次の「お祭り」のために、がんばって仕事して、たくさんの人と知り合おう! と思ってます。

  2004.08.06

• 「博多学」を読む

  文庫で出ていた「博多学」を読んでいる。一度ざっと読んでまあまあおもしろかったという印象。しかし出だしはおもしろいのに、後ろの方にいくとつまらなくなっていったためなぜか知りたいと思い、それで、もう一度読み直している。ので詳細な感想はまた後日。。かいつまんでいうと、福岡県出身でない筆者が「"博多"と"福岡"の違い」「転勤族・単身赴任者が福岡市にはまるわけ」をひもといている。中には"博多の人"の気質についてのおもしろい洞察があり、福岡市で生まれ育った私にも「なるほど、そうだったのか」と思わせるふしあり。つまりはこの「福岡県出身でない人が書いた」というところがいいのかも。

  2004.08.05

• 職住近接

  来月には職場(港区)の近くに引っ越しすることになる予定。それで、会社の上の方にもろもろの書類準備してもらった。話の中で「歩いて通える距離だと終電気にしなくて仕事できますもんね」とぽろっといったら、上の方にめちゃ受けた。マズイ、ホンキにとられてしまった…!とすかさず「いや、夜遊びとかにも便利だし…」と言い直したけど、笑いとばされる。 いやはやどんな風な生活になっていくんだろう。仕事は増えてもいいけど、やっぱり給料もっとほしい!!のであった。。

  2004.08.04

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