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カテゴリ:カメラと写真
近郊の1本桜を巡る 天気は朝から曇っていたが、友人の誘いの電話があった。急いでカメラバッグに機材を詰め込んで出かける。まずは自宅から30分ほど走った武雄市の「馬場の山桜」に向かう。 「馬場の山桜」 背景に青空が広がっていたら申し分ないが、残念ながら空は晴れる気配がなかった。近くの保育園から散歩にやってきた十数名の園児たちが、アマチュアカメラマンたちの注文に応じてポーズをとっている姿が可愛かった。 お昼近くになったので道の駅のレストランで昼食をすませる。野菜中心のヘルシーで美味しいバイキングを食べ、次の目的地である嬉野市の「百年桜」に向かった。 「百年桜」 この「百年桜」の周囲には茶畑が広がっている。付近は嬉野茶で有名な茶の産地で、ボリューム感のある八重桜と茶畑の対比が面白い。午後になって少しずつ晴れ間が見えてきて、PLフィルターの助けを借りると少しだけ空の青さを写し撮ることができるようになった。 この「百年桜」は、午後になると南西側の雑木林の影が茶畑に落ちてくる。また、茶畑に柵がしてあるのでカメラを引けず、カメラアングルが制約される点が残念である。 陽が傾いてきたなかを、今度は少し足を伸ばして福岡県の久留米市に向かう。植木で有名な田主丸町にある「浅井の一本桜」は堤防の上にあり、水面にうつる逆さ桜で有名な場所である。 「浅井の一本桜」 今日訪ねた3ヶ所の1本桜は、どこも自分としては初めて行く撮影スポットだった。この時期、桜をねらうアマチュアカメラマンはどこにでも多く見られる。ただ、日本人は桜に対して似通ったイメージを持っているようで、桜の写真は誰が撮っても大差ないように思える。 その中で、インパクトのある写真を撮る人はどこが違うのか。 それは多分、まずは時間のかけ方だろう。達人は何年も同じ桜に通って、シーズンともなると朝から夜まで時間をかけて桜と対話しながら撮っている。そうすることで、新しいアイデアが生まれ、常人には撮れない特別の1枚が撮れるのだろう。 自分にとって今日は、まずは3本の1本桜の存在を知ったという1日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/04/03 11:28:58 PM
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