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テーマ:日々の出来事(3628)
カテゴリ:最近の出来事
今年は淋しい追悼の会 1993年、94年当時の職場の会が、当時の「支店長」を囲む会という形で続いていた。このような会が20年間も続くことはめったにない奇跡である。これはN先生の人柄によるものであることは誰でも認めるところだ。 N先生あっての会である、もちろんただ一人の(多分そうだったろう)連続出席者だった。会のメンバーでは最長老であるが誰よりも元気で、ことあるごとに元の部下を励まし、昇任や栄転、展覧会での入選などを聞いたらすぐにお祝いの便りを出しておられた。 このN先生を囲む会は毎年6月の最終土曜日を開催日と決めて開催していた。ところが、昨年思わぬことにN先生入院の報が入って、ご退職以来初めて会の開催を延期せざるを得なかった。そして昨年(2015年)7月3日の新聞でN先生の訃報を知ることになったのだ。 手元には7月1日付のN先生からのハガキがある。その数日前に家人が、いったん退院されて病院に定期検診を受けに行っておられたN先生ご夫妻に会ったという話をしたので、お見舞いのハガキを出した。それに対してすぐにN先生が出されたご返事のハガキである。 「N先生最期のハガキ」 相変わらず小さな文字でびっしり書かれていて、自分が送った滝とアジサイの写真入りハガキ見て「元気が出ました」と書いてある。「現在7種類の薬を服用していて、次回の7月14日の超音波診断で今後のめどがはっきりするだろうと自己診断している」とも書かれていた。 昨年7月3日の通夜、4日の葬儀には大変多くの人が参列した。あれからもうすぐ一年になろうとしている。淋しいけれど今年は集まろうという声があったので、「N先生を偲ぶ会」を呼びかけたところ、18人の参加があって昨日(6月25日)に開催した。 「これまでの映像で振り返る」 毎年参加者による近況報告の時間があるが、その話がまた素晴らしかった。それぞれにN先生から受けた仕事にかける熱い思いを感じていたことが改めてよく分かった。 まだいつまでも元気でおられると思っていたからいつでも話せると、みんなそれぞれ胸の奥に秘めていたのだろう。ご本人が生きておられるときに聞いて欲しかった。 「来年も集まりましょう」 享年80歳。もうすぐ初盆、みんなで撮った写真をもってお参りにゆきます。 ↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/07/03 11:52:37 AM
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