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テーマ:日々の出来事(3627)
カテゴリ:最近の出来事
政局が動き出す気配 「地方創世」ではない「地方草生」である。いつもの散歩コースの途中に国会議員の顔写真を使った看板が並んでいる場所がある。いつもは何ともなく通り過ぎるが、よく見るとこの夏の日射しを浴びて、看板の足元は草に覆われている。 「これでは地方草生」 地方は少子化が進み、産業は衰退し、耕作放棄地も出て雑草に覆われている。政治家は「地方創世」を叫んでいるが、その実は「地方草生」ではないか。「草生」は草が生えているという意味だが、悪くすると「早生」=「早死に」になってしまうかもしれない。 実はもう地方は死にかけている。本当にこれは切実な問題だ。今住んでいる人が生きているうちに起こりうるかもしれない。各地に「限界集落」線上の地域がある。 Wikipediaによれば、「地方創生」(ちほうそうせい)とは、「第2次安倍政権で掲げられた、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策である。2014年(H26) 9月3日の第2次安倍改造内閣発足時の総理大臣記者会見で発表された。」とある。もう3年になろうとするのに何が変わったというのか。 政策の内容に「特区」がある。「国家戦略特区」、「総合特区」、「構造改革特区」などがあげられている。皮肉にも、今政権を揺るがしている「加計学園問題」は「国家戦略特区」を活用して愛媛県今治市に、岡山理科大学獣医学部を創設しようとして起こった問題である。 政権が地方創世の目玉にした「国家戦略特区が」が、あまりにもお粗末な結果になろうとしている。そして政権の支持率を急降下させる要因になっている。まるで、大陸にある、独裁者が君臨する両大国のように、お友達関係や党員関係で便宜が図られたのが真実なら呆れてものが言えない。 上の写真を撮った次の日(7月27日)、看板の足元だけはきれいに草が払われていた。地域の人が気づいて刈り払ったのだろう。余りにもみすぼらしかったが、草が刈られたことで少しは救われた。 「地方創世なるか?」 ここだけでなく、地方にはこのようなむなしくみすぼらしくなった政治家の看板が多く見られる。顔と名前だけは知ってもらいたいのだろうが、ほんとに真の意味での地域活性化、政権の言うところの「地方創世」を実現しようとしているのか。 小中学校時代から東京の有名大学系の学校で学び、中央官庁から政治家に転身した政治家が多いが、本当に彼らは地方の実情を知っているのか。地方に住んだことのないエリートの官僚や政治家に任せていいのか。 政治家は国民の生の声を聞くべきだという。が、逆に政治家に地域活性化に関してどう思っているのか生の声を聞きたい。 ↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/08/03 08:35:51 PM
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