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テーマ:懐かしいTVシリーズ!(3)
カテゴリ:最近の出来事
戦場における「ヒューマンドラマ」 ネットサーフィンしていたら、なつかしいテレビドラマが見つかった。子ども時代によく見ていた「コンバット~Combat!」である。最近の子どもたちは「コンバット」と言えばゴキブリ退治用の殺虫剤を思い出すだろうが、テレビドラマは第2次世界大戦のヨーロッパ戦線を舞台にした戦争ドラマである。 1960年代というと日本のテレビの黎明期である。当時はアメリカ製のドラマが結構人気を博していた。人気のあったテレビドラマは、「ベンケーシー」、「ローハイド」、「名犬ラッシー」、「逃亡者」、「スパイ大作戦」など、枚挙にいとまがない。 「タイトル~1」 中でも自分がよく見ていたのは「コンバット!」と「逃亡者」であった。「コンバット!」は、第二次世界大戦下での、アメリカ陸軍歩兵連隊のある分隊の活躍を描いている。ノルマンジー上陸後のフランスが舞台である。 「タイトル~2」 番組のタイトルバックに流される音楽が有名になった。今でも春夏の甲子園大会ではブラスバンド演奏で聞くことが出来る。いわゆる「コンバットマーチ」である。当時の放送は当然日本語吹き替え版だった。サンダース軍曹の声は「納谷悟朗(1929年~2013年)」でジョン・ウエインやチャールトン・ヘストンの吹き替えでも有名だった。 ドラマの舞台は第二次世界大戦のヨーロッパ戦線である。アメリカ陸軍の一小隊長ギルバート・ヘンリー少尉(RICK JASON)と、部下の分隊長チップ・サンダース軍曹(VIC MORROW)以下分隊員たちが主人公である。 レギュラーで登場するのは「上等兵ケーリー」、「二等兵リトル・ジョン」、「二等兵カービー」、「カーター衛生兵」たちである。毎回ゲストスターが登場し、その名前はタイトルで流されるが、ゲストについては全く知らなかった。 ドラマは戦争そのものが主題ではない。戦闘場面は出てくるが、戦闘は史実とは無関係で、フランスの架空の村や街を舞台にしている。戦闘そのものより、人間の行動や心理に焦点を当てている点から「ヒューマンドラマ」と言われる。 最初は日本吹き替え版で見ていたが、実際には「You Tube」にあるのはほとんどが字幕なしの英語版だった。あとで英語字幕付きのものも多いことに気付いたが、舞台が戦場ということもあって早口でしゃべる彼らの英語には、自分の眼も耳もついていけない。 ただ、理解できる部分的な語句だけを頼りに見ているが、それでも結構面白く、最近ついついはまっている。70年前の戦闘では、一つの町、一つの橋をめぐって多くの人の命が失われていたのだと改めて戦争の非人間性に気付いた。
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Last updated
2019/05/08 06:55:35 PM
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