Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

​​訓練不足の居候犬​​

　昨年4月から一時預かりをしていたワンちゃん。トイレのしつけができていないので、半年余り訓練に出していた。一見ポメラニアンにも似ているが、ビションフリーゼというめずらしい犬種である。

「外に出しても、敷地外には出ない」

(臆病者に育てられたのか、もともと人間のそばから離れたくないのか)

　前に飼っていたHappy君はビーグル系ミックスだったので、林道に連れて行けば大喜びで駆け回ったものだ。しかし、今回6年ぶりにやってきた「あのね」君は臆病犬だった。室内にいても何かの気配を感じると吠えるし、誰か人が来ると申し訳ないくらいうるさく吠えて鳴き止まない。

　この春、一応の訓練期間が終わって再び我が家に戻ってきた。生後一歳を超えてすっかり成犬になっている。トイレは、外に出したら外でするようにはなっていた。

「見かけは上品だが」

(食いしん坊で、わがままし放題の困り者である)

　ところが、ちょっと油断をしていたら大きな粗相をやっていた。普段は寝室だけ入れないようにしていた。ところが今日は出かけるときに寝室を閉め忘れていた。

「外出から帰ってきたら」

(なんのうらみがあってここまでやったのか、みごとにやられてしまった)

　何と私のベッドの真ん中にうんこをしていた。そのうえに、枕や毛布にはおしっこを思いっきりかけまくっていた。その他にも、食卓の上に置いていたおかしのゼリーを全部食べていた。

「ゼリー食べまくり」

(大袋の中に小袋で10個ぐらいはあったろう、袋を食い破って全部食べていた)

　以前から、寝室には興味津々の様子だった。入り口が空いていたのをこれ幸いと、思い切ってやりたい放題暴れまくったらしい。時間がたって叱っても全く意に介さないようだ。

　寝具は全部コインランドリーで洗濯した。今後は絶対に寝室の入り口を開けっぱなしにしないようにするしかない。自衛する以外には対策はないのだ。

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