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テーマ:今日の出来事(292625)
カテゴリ:最近の出来事
一年以上も知らなかった親友の死 隣県出身の大学時代の親友が亡くなっていた。それを知ったのは、親友と同じ県の先輩からの知らせだった。退職部の会報の訃報欄に彼の名前が載っていたとのことだった。 先輩からご遺族の住所の連絡を受け、大学のクラス仲間3名での今日の弔問となった。亡くなった親友の奥様も難病にかかり、治療のため別居していたことは知っていた。年賀状のやりとりや、たまには電話をしていたからだ。だが、奥様の病気は一応安定していて今日の訪問となった。 定年退職してから6年目の死は、人生80年時代の今では早すぎる。死因は肺癌で脳にも23か所もの転移があったそうだ。それなのに、彼は根っからの病院嫌いで一人暮らしの期間中に保険証は全く使っていなかったそうだ。5,6年前からから足が痛いとか、体が痛いとか電話でも言っていた。その時点で何で病院に行かなかったのか。 「寺院に安置された位牌」 結局は立ち上がれなくなってから奥様に電話して大きな病院に入院した。その段階で肺癌のステージⅣで、脳への転移もあり手の施しようがなかった。2週間で別の病院に転院させられた(彼は告知をされていないので、転院先が緩和ケア病院とは知らなかったらしい)そうだ。 それから2週間後に息を引き取ったという。彼が自分の病状を知ったのは死の5日前に自分から医師に聞いてはじめて知ったという。驚いただろうし、何もできずに死んでゆかねばならないことを知った時の彼の悲しみは胸に迫る思いがする。 家族も、最初の病院で病状を知った時、すでに家に帰ることはかなわないとわかり、告知をしなかったという。がんの告知は現在では普通のことになっている。自分なら、まず癌と診断された時点で告知をして欲しい。終活の総仕上げをする体力だけは残しておきたいからだ。
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Last updated
2019/09/05 02:04:58 PM
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