液体窒素を使って凍死させる
いつごろからか右足の太ももに黒いイボができていた。それが、ここ一年ばかりの間にだんだん膨れてきて、抑えたり動かしたりすると少し痛みを感じるようになった。
まさか皮膚がんでもあるまいとは思ったが、血圧を下げる薬をもらうため月一回通院している病院に皮膚科もあるので診てもらうことにした。診察した女の先生は、液体窒素で焼きましょうといった。
液体窒素って白い煙が出る、あの理科の実験でバラの花をバリバリに凍らせるやつだろう。そんなものでこのイボが小さくなるのか、あるいは死んでしまうのか。それに「焼きましょう」と言ったが、それは意味が逆じゃないのと思った。
看護婦さんが、白い煙が出ている液体窒素の入っている小さな小瓶に綿棒のようなものを浸ける。そして、チョンチョンとイボの上からつけていく。「焼く」という表現のように少しだけ熱いような痛いような感じである。
「家に帰ってみたら」
(なんだか表面がギザギザになって割れ目ができている~一回目の治療の後)
治療は1、2分ほどで済んだ。家に帰ってよく見るとイボの周囲からちょっとだけ血が出ていた。このまま放置していても大した出血ではないが一応手当てをした。
2週間ほどたつとイボの大きさは小さくなっている。表面はひびが入っているようだ。もう少し「焼いたら」もっと小さくなるだろう。先日2回目の治療をしてもらった。
「現在の状況」
(黒い色素は残っているが、ほぼ平らになっている)
ということで、イボには液体窒素塗布に限るという結論に達した。イボの場所が普段は見えないところだから、黒い色素が残っているのは全く問題ない。この1年あまりの懸案は2回の通院で解決した。
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