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テーマ:草の根国際交流(89)
カテゴリ:武寧王をめぐる日韓交流
韓国総領事よりのお土産
佐賀県北部の離島加唐島の人たちを中心に「まつろ百済武寧王国際ネットワーク」という民間交流団体がある。自分も10年ほど前からこの団体に関わっている。百済の都があった忠清南道公州市にも現地の人たちによる市民団体がある。 6世紀初頭(在位502年~523年)、百済中興の英君と言われたのが百済25代王武寧王(ぶねいおう=ムリョンワン)である。この武寧王が、佐賀県北部の離島加唐島で生まれたという縁によって民間交流が始まった。 昨年9月25日には韓国産の石を使った立派な生誕記念碑が、生誕伝承の地オビヤ浦で除幕された。在福岡領事館は加唐島の人を中心にした毎年生誕祭を開催している我々の活動に敬意を払って、このような記念碑の安置になったのだ。 「生誕記念碑除幕式」 (島の人々が制作した木製の碑は、現在は総領事館の庭に安置してあるそうだ) 昨年、今年とコロナウィルスで、相互訪問しては中止となった。2023年には武寧王没後1500年の記念の年を迎えようというのにとても残念である。 4月4日、「まつろ百済武寧王国際ネットワーク」の総会を開いた。今年は特別に在福岡韓国総領事館の林玄根(イリョングン)総領事が参加された。日韓両国は、政府レベルでは何かと問題が多い。しかし、福岡総領事館は我々の活動に深い理解を示していただき、総会へも参加いただきとても嬉しく思った。 「お土産までいただく」 (桐箱に入った朝鮮人参茶、かの国では高級な贈答品のひとつであろう) 本来なら、6月の第一日曜日は加唐島で武寧王生誕祭が行われる。例年韓国の公州市からも30名程の人が参列する。しかし、同じ佐賀県の馬渡島で感染者のクラスターが発生したこともあり、昨年に続き生誕祭は中止となった。 韓国で9月末に毎年行なわれる百済祭も、たぶん2年連続で中止になるだろう。とても残念だが、早くこの世界的なコロナウィルスの蔓延が終わって再開できる日が来ることを祈りたい。 ↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/05/20 03:19:52 PM
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