コンビニに売ってある本(3/7)

2023/03/07

ベストセラーでないが、ふと手にしそうな本

　日曜日は書評やベストセラーランキングなど、本に関する記事が2ページにわたって掲載される。わが家の新聞は地方紙だけど、地方紙は地方紙同士でかなり記事を共有しているので、あんまり大差ないだろうと思う。

　違うのは売れている本のランキングで、東京の売り上げは日本橋の「丸善」で、本県の場合先週は県庁所在地の「くまざわ書店」だった。先週のランキングで意外だったのが1位が東京も本県も「安倍晋三回顧録」だったこと。著者が安倍晋三本人になっているが、これは未公開インタビューをまとめたものだからだそうだ。

　誰が読むのだろうと思う。未公開部分だから何か新しい事実でも出てくるのだろうか。政治家にも異様に口が軽くて、馬鹿な失言で大臣の座で投げ出す者もいるが、首相となればそうそう失言など無いものだろうけど。

　安倍元首相のことは、自分は興味はないのでパスである。2位がまた東京と本県の県庁所在地が同じで、「小学生がたった一日で19×19まで完璧に暗算できる本」。偶然にしてはちと面白い。この本は1100円だ。10分もあれば読めて理解できそうだが、何千人、何万人が買っていると思うと、結構暇な人が多いのかとも思う。

「コンビニで衝動買い」

(訳あってクイズにはまらねばならない、SDGｓもトレンドだ)

　自分はコンビニに行ったら最近のトレンドをチェックする。買うことはほとんどない。駅の売店と同じで限られたスペースに並べられた商品は、本にしても袋入りのお菓子にしても人気のあるものを集中して置いている。それが、また数個以上並べてあったり積んであったりしたら結構バズッていると思わねばならない。

　実は「大人も知らない！？」と言うキーワードがバズッているようだ。

　で、今日は別に買う気が無かったけど、タイトルの中に自分の中のトレンドがダブっていたので買った。裏を見ると税込1430円である。数秒考えた。「コンビニに置く本としては価格は1000円が限界だろうよ」、と。

　しかし、ふと考えた。自分はコンビニではバーコード支払いが普通になっている。そうなると、1430円のこの本のために財布から千円札を2枚出さなくてもいい。となると、ついつい買う方に気持が傾いた。

　なるほどね、消費者にとってのバーコード支払いの落とし穴は、そんなところにあるのかもしれない。

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