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テーマ:今日の出来事(292606)
カテゴリ:最近の出来事
OB会の定期総会の講演 2019年12月、73歳でアフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の業績についての講話を聞いた。講師は中村哲先生の後を受けてペシャワール会長の任にある村上優先生だった。 中村哲先生は福岡県出身で、作家の火野葦平は母方の伯父にあたるという。国内の病院に勤務したのち、1984年に日本キリスト教海外医療協力会から派遣されてパキスタン北西辺境州の州都ペシャワールに赴任した。 以来、20年以上にわたってハンセン病を中心とする医療活動に従事した。 その後、活動拠点をアフガニスタンに移し、現地の人の生活基盤を整えることが重要であるとして、自ら重機を操作してかんがい事業に着手した。最終的には、1600本の井戸を掘り、25キロの用水路をアフガニスタンの荒野に拓いた。 そして亡くなるまでに、何と10万の人々が生活できる沃野を開いた。中村哲先生は常日頃から日本の憲法九条が生命を守ってくれるという信念を持っていた。しかし、道半ばに暴虐な集団のために命を落とした。何という皮肉だろう。 (「水が悪人善人を区別しないように誰とでも協力し」・・心に沁みます) 中村哲先生の揺らぎない信念と並外れた実行力、そして現地の貧しい人々への慈愛の振る舞い。その生き様の一端を聴いて、背筋がシャンとなる思いがした。 ↓ランキングに参加しています。クリックをお願いします。 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/06/02 10:50:42 AM
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