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テーマ:今日の出来事(292625)
カテゴリ:武寧王をめぐる日韓交流
1500年前の倭国と韓半島を偲んで
10時に会場の県立名護屋城博物館に着いた。この日は日曜日で一般の名護屋城址見学者や博物館来館者も多かった。自分は今日の行事全体の進行を担当するので、最終確認をした。やがて開会となり、まず最初に西谷正さんの記念講演があった。 「記念講演」 (東アジアという広範な地域を視野に入れた話で学ぶことが多かった) 西谷正さんは、初代の名護屋城博物館館長で東アジア考古学の先駆者である。講演の中で、武寧王陵の発掘が、当時盛んだった古代東アジアの地域間交流を証明したことを、武寧王陵からの遺物を例に分かりやすくまとめられた。 「ニリムセマ」 (この日は作詞家も参加されていて、一緒にステージ上で歌われた) 会員で声楽家の和嶋静代さんの指導で「ニリムセマ」の歌を、会場の参加者も一緒に歌った。「ニリムセマ」は、斯麻王(武寧王)が加唐島で生まれ、成長して百済王となったことを歌っていて、この歌は日韓の民間交流でも必ず歌う。 そのあと、加唐島出身で現在は佐賀市内の高校で学ぶ高校生が作文を朗読した。「加唐島の魅力、武寧王について」というタイトルで、地元出身ならではの内容ある作文を、明瞭で説得力ある表現で発表して大きな拍手を受けた。 最後は韓国から来日した熊津文化会による演劇「武寧王誕生の物語」だった。この演劇の初演は2015年で、それも武寧王生誕の地加唐島のオビヤ浦で行なわれた。8年経った今回どのような演出がなされるか楽しみだった。 「華麗な舞が観客の目を奪った」 (王の誕生を祝うように、華やかに軽やかに舞い踊る) 誕生シーンまでの息をつかせぬ緊張感と、華麗な舞によるお祝いの雰囲気がステージを支配した。見ている人たちも、韓国から来た演技陣、舞踏団、スタッフに惜しみない拍手を送った。 「最後のカーテンコール」 (この日の公演のためメンバーは数日前から来日して準備に力を入れていた) 参会者は130人を超えていたが、もう少し増やしたかった。3年前から取り組んできた一連の行事だが、民間国際交流はなかなか広く知られる機会が少ない。今後ともにSNSなどを活用してアピールしてゆくことが大切だと感じた。 ↓ランキングに参加しています。良かったら下をクリックして下さい。 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/06/22 03:06:02 PM
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