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2006/09/17
カテゴリ：歌舞伎
昨日は新橋演舞場に「魔界転生」を見に行きました。 ほんとは予定外！ 今月はお財布にあまり余裕がなく、行くつもりなんてなかったのですが、得意先のご好意で1等席が定価の1／3で見れるということで、そりゃ行くしかないかしら。。。と思いまして。 得意先のためにもなるしね！（弁解） 橋之助さんメインで行ったのですが、やっぱり彼が出てくると舞台が締まるんですよね～ 多少贔屓目に見てたとは思うのですが、発声・立廻りなど、歌舞伎で培ったものなんでしょう、素敵でした。 宮本武蔵役の西岡徳馬さんもさすが。 成宮くんも妖艶で格好よかったですよ。 ただ、生意気を言わせていただくと、登場人物の心情が、お話の流れにあまりリンクされてないかな、と。。。 「殺される」とか「悩む」とか、きちんと演じてはいるのですが、「殺されること」が「無念」だとか、「悩む」ことが「苦しい」とか、そういう心情がもっと感じられるとよいなぁと思いました。 劇中には「松平伊豆守」「丸橋忠弥」など、先月橋之助さんがやってた「慶安太平記」を思わせるセリフも出てきました。意識してのことだったんでしょうかね。 また、立廻りに「附け」が使われていたり、音楽に田中傅次郎さんが名を連ねていたり、古典を意識した舞台だったと思います。 そして、もうひとつ感じたこと。 歌舞伎にハマるまで、こういう舞台すら見たこともなかったので、新橋演舞場へ行ったのは昨日が2回目。 綺麗で、座席も座り心地が良くて、文句はないのですが、 歌舞伎座が好き！ と、改めて思っちゃいました。 帰りに歌舞伎座を横目で見ながら、幕見をしていこうか悩んだくらい。 あそこで見たら、どんな舞台だって楽しめちゃうんじゃないでしょうか。 そう遠くない将来、歌舞伎座も建て直されます。 その間毎月の興行は新橋演舞場になるんでしょう。 何だか淋しい。。。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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