|
カテゴリ:歌舞伎
この週末、今年初の歌舞伎座「壽初春大歌舞伎」夜の部へ行きました。 私にとって、ナマの勘三郎さんを見るのは今回が初めて。 期待して行きました~ 勘三郎さんの「春興鏡獅子」はお正月のテレビでも放映されましたね。 もちろん見たんですが、やっぱりナマの舞台のほうが何百倍もイイっ! 小姓弥生の踊りはキメのポーズが多く、役者の肉体的な負担が大きいんですって。 確かにスローなテンポであればあるほど、ひとつひとつの動きを疎かにできないですもんね。 可愛らしい胡蝶の精の踊りのあと、しばしの静寂。 太鼓と鼓の雫の音が否が応でも緊張感を高めます。 何も音がしないよりも、この一拍の音があるほうが静寂を感じられるから不思議。 そして獅子の精の登場。 「うわーっ、かっこいい!」 私、歌舞伎にハマッたきっかけが獅子の精の踊りだったので、今回も溜息交じりに観ておりました。 毛振りよりか、あのいでたちが好き。それと見得。 毛がフサフサしてる分、見得を切る瞬間に頭部の毛もフサッと揺れる。 揺れるからこそ、曖昧な見得は切れなくて、キッとした見得を切る。 それが格好いいんです! 「金閣寺」だってすごい配役。 でも私が注目したのは、松永大膳(幸四郎)と此下東吉(吉右衛門)が碁を打つ場面。 秀山祭のときには、舞台上で2人が並んだだけでも「おおーっ」って思ってましたが、「あー兄弟で碁打ってるなぁ~」って、一人で笑っておりました。 1月はほんのちょっぴり奮発して「3階A席」(笑) 来週は昼の部へ行ってきまーす。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[歌舞伎] カテゴリの最新記事
|