きのう／きょう／あした

「義経千本桜」昼の部を観てから1週間。
そろそろ書いておかないと忘れてしまいそう（笑）

ところでまずはこんなベスト3。

　第1位　「床下」仁木弾正
　第2位　「鏡獅子」獅子の精
　第3位　「鳥居前」佐藤忠信

いずれもここ最近の演目で、花道での見どころがあるものです。

しかーし！

3階席が指定席の私、ナマで観れていないのです。。。
今回の「鳥居前」も、忠信（菊五郎）の「狐六方」が観たかった！

とまあ、花道が見えなかったこともあり、面白かったこともあり、よい席でもう一度観たいと思えた昼の部でした。

昼の部って豪華ですよねぇ。
藤十郎さんに芝翫さん、菊五郎さん・仁左衛門さん・幸四郎さん。梅玉さんだって福助さんだって。

そんな中、イメージと違った入江丹造の高麗蔵さんがよかった！
いつものやさ男とか女形のイメージや魚尽くしの台詞で楽しませた前半とのギャップがあるからそう思ったのかもしれません。
平家の最期を受け入れながらも、平家のプライドを持ったまま自ら海へ。。。悲壮な、生のギリギリの感じがして、ぐっときました。

もちろん、知盛も同じ。
幸四郎さんはさすがですね。
大きい！
また、後半に上手から花道のほうへ義経（梅玉）が移動し、知盛とすれ違う一瞬があったのですが、瀕死の知盛と品格漂う義経の姿がとても対照的で、印象的でした。

仮名手本忠臣蔵に続き、初めて通しでの義経千本桜。
なんだかすごく久しぶりに歌舞伎らしいものを観た気がしたな～。
多分、荒事の扮装があったり、お姫様が出てきたからだと思います。

さ、夜の部はもう来週です。